


キヌガサソウ(衣笠草、学名:"Paris japonica")は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。APG植物分類体系では、メランチウム科に分類される。キヌガサソウ属("Kinugasa japonica")に分類されることもある。大きな葉を車輪状に広げた草で、一面に群れることが多い。名前の由来は傘状に広がる葉を、昔貴婦人が用いた衣笠にたとえたものとされている。花笠草(ハナガサソウ)という別名もある。古くから研究されており、1884年に白山で採取されたものが東京大学に最も古い標本として残されている。田中澄江が新・花の百名山の著書で針ノ木岳の登山道に咲くこの花と山を紹介している。2010年10月7日に英国のキュー王立植物園は、日本固有の「キヌガサソウ」がこれまでに記録された範囲では細胞1つ当たりのゲノムサイズが最大の種であると研究報告した。本州中部以北の日本海側の山地帯から亜高山帯の湿った林内や林縁に自生する日本の固有種。山の斜面の雪が溜まる下部に多く、雪解け直後の登山道脇で見かけることができる。火打山、白馬岳、蝶ヶ岳、白山周辺の登山道などで見られる。高さは30~80cmくらいになる。葉は輪生し、茎に6~11枚つき、形は長楕円形で、葉の縁は全縁になる。花期は6~8月前半で、花片は6~11枚で純白の直径6~7cmくらいの花を一株に一付ける。花が終わると、花片は徐々に緑色を帯びてくる。日本の各都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている。環境省としての、レッドリストの指定はない。環境省により、上信越高原国立公園と中部山岳国立公園で自然公園指定植物となっている。 以下の似た種があるが、特徴がある花のため見分け易い草である。以下の画像の他に、6枚・9枚花弁を持つものなどがある。
出典:wikipedia
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