LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

八八艦隊物語

『八八艦隊物語』(はちはちかんたいものがたり)は、横山信義作の架空戦記。横山の処女作である『鋼鉄のレヴァイアサン』と、本編5巻・列伝2巻・外伝3巻によって構成される。ISBNは前者がノベルス、後者が文庫版。199X年、北朝鮮の独裁者が死亡し南北朝鮮が統一を行おうとする最中、ロシア極東軍管区が暴走し朝鮮半島に侵攻する事態が生じる。陸軍に引きずられる形でロシア太平洋艦隊も対馬上陸作戦を行うため、25インチ主砲を擁する超巨大戦艦トハチェフスキー級の「ヴァツーチン」を主力とした艦隊がウラジオストクを出航する。これに対し韓国を支援するアメリカ合衆国第七艦隊はプレジデント・シリーズに連なる「リンカーン」「ジェファーソン」を主力とした部隊を派遣。ここに太平洋戦争以来となる海軍の主力艦「戦艦」による艦隊決戦が日本海を舞台に行なわれようとしていた。これより約60年前になる昭和14年、嶋田繁太郎は山本五十六の後任として連合艦隊司令長官に就任するため、呉の軍港にいた。そこには戦艦8隻、巡洋戦艦8隻からなる八八艦隊の巨艦達がいた。航空主兵論者であった前任者とは異なり、大艦巨砲主義者である彼は同じく戦艦を主力とした米海軍に対し当然ながら戦艦による決戦以外、考えはなかった。2年後の昭和16年、太平洋戦争が開戦し日米海軍は戦艦を主力として、多くの鉄と血と涙を太平洋に飲ませることになる。本シリーズは八八艦隊や三年艦隊計画の戦艦・巡洋戦艦と、その後継艦が海軍の主力となり、大艦巨砲主義が第二次世界大戦以降も軍事常識であり続けた世界を描いた作品である。日露戦争において第一次ポーツマス会議が決裂した後、陸軍が第二次奉天会戦と続く遼陽への撤退戦で大敗をした結果、海軍(特に艦隊派)の発言力が大きく拡大した世界となっている。このことを背景に海軍はワシントン軍縮会議を拒否、続くローマ軍縮会議で補助艦比率の大幅な削減と主砲口径を16インチまでとすることで、諸外国も妥協をし八八艦隊は生き残ることになった。これにより戦艦に多くの予算が振り向けられた結果、日本だけでなく他の国も航空機の発展に支障を生じさせ、航空主兵主義は陽の目を見ることなく太平洋戦争を終えている。そのため、冷戦時においても戦艦は海軍の主力であり続けた。当時(1990年代前半)の作品としては珍しく、本書は日本がアメリカに勝利するという展開ではなく、航空機が量産できない状況故に史実よりは海軍は善戦する。しかし、結局は根本的な問題である国家戦略から兵器に至る様々な認識の甘さや国力の差により、史実と同じくポツダム宣言受諾という形で降伏を迎えている。戦艦相打つ太平洋戦争を描く「本編」、データ集や戦前・戦後史や戦艦以外の兵器に視点をおいた「列伝」・「外伝」、そして大艦巨砲主義の極限とその終焉を描いた『鋼鉄のレヴァイアサン』というシリーズ構成となっている。日本の重巡は利根型が存在しない。最上型は当初より20センチ砲を搭載している(史実と同様の15センチ砲は当初検討されるも廃案となる)。そのため、史実で15センチ砲を搭載したための主砲配置の変更が、本作中では「理由不明」とされる。また大和級の副砲は新規開発となっている。軽巡は「大井」「北上」の活躍から球磨級の他の艦や「阿武隈」以外の長良級が重雷装艦に改装されている。アメリカについては史実と概ね変化なし。但しアラスカ級は存在しない。戦後の建造であるロングビーチは、原子力戦艦のハズバンド・E・キンメルの実験艦とされる。作品世界の「鋼鉄のリヴァイアサン」の時代においては、海戦は戦艦どうしの主砲の撃ち合いに先だって、まずはミサイルの撃ち合いにおいて互いの補助艦を潰し合うのが定石とされ、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦は、その際に艦対艦ミサイル迎撃用に活躍する存在となっている。旧ソ連・ロシアにおいては、キーロフ級ミサイル巡洋艦が存在しないが、それ以外は史実通りで、アメリカ海軍よりも艦対艦ミサイルにおいて優勢だが、ミサイル迎撃能力では大きく水をあけられている。史実と異なり日米両海軍とも戦艦改装の空母はない。また開戦時に保有している正規空母は、日本海軍は蒼竜・飛竜、翔鶴級・隼鷹級の各2隻。軽空母として鳳翔・龍驤・瑞鳳。雷撃艇母艦に転用された雲竜、そして完成時には既に使い道がなかった大鳳を就役させている。大鷹など民間船の改装空母は、元来は戦時に仮装巡洋艦とすべく民間船に助成したものが、用兵側の反対により空母に改装された。飛鷹は戦時には「仮装巡洋艦でない正規の巡洋艦」に改装される目的の船であったが、排水量が中途半端だったためこれを断念し、空母に改装された。なお、史実と異なり日本の空母は藤本喜久雄の主導の元、戦艦以外の艦が長時間ドックを占拠しないよう「蒼竜」から電気溶接を用いたブロック工法が全面的に採用されており、またダメージコントロールにも優れていた。アメリカ海軍はヨークタウン級の3隻と、エセックス級を4隻(2隻は戦後完成)。戦後は空母を建造しなかったため、エセックス級がAV-8を搭載するVTOL機母艦として長らく使用された(現実ではエセックス級はF-8の運用は可能だが、F-4の運用は不可能で、70年代中頃には正規空母としては退役)。英仏両国は詳細は不明だが、戦後も空母を建造。フォークランド紛争においてハーミス・インヴィンシブルが活躍し、先見の明を示す。その際にアルゼンチン海軍の空母バイアブランカ(旧日本空母瑞鶴)が空母戦も挑むも、搭載機(A-4スカイホーク)の性能差は大きく、敗北。ソ連は詳細不明であるが、第2次日本海海戦時に太平洋艦隊に空母が配備されておらず、対艦ミサイル迎撃に関してはヴァツーチンに搭載されたKa-50が行ったことから建造していない可能性すらある。特型から朝潮型の間にあった初春型、白露型が存在しない。特型は藤本の設計を平賀譲が修正をしている。そのため、第四艦隊事件は発生せず、藤本は海軍で辣腕を振り続けることになっている。秋月型は、18インチ砲艦が爆風により主砲射撃時に高射砲が使用不能となるため、その対策として建造された。航空機が軽視されている影響で理解が得られず、6隻の実験目的での建造に留まる(実戦参加はは2隻)。アメリカ/旧ソ連・ロシアについては巡洋艦と同じく史実と概ね変化はない。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。