見島ジーコンボ古墳群(みしまジーコンボこふんぐん)は、山口県萩市見島字片尻に所在する200基にのぼる積石塚の群集墳である。昭和59年7月25日に、国の史跡に指定された。見島は、萩市の北北西約45キロメートル沖合の日本海に浮かぶ離島である。本古墳群はこの島の東南部海岸の礫浜上に築造されている。礫浜は東西に延び、それに沿うように長さ300メートル、幅50~100メートルの範囲に約200基が存在する。これらすべての古墳が礫浜の自然石を積み上げた積石塚である。発掘調査された古墳数は全体の約1割である。築造時期は8世紀初頭から9世紀にかけてと推定されている。短い羨道部をもつ横穴式石室と広く浅い箱式石棺様の埋葬施設をもつ。同時代の島内の集落規模から考えて、被葬者たちを島人とするのは無理がある。多種多様な副葬品から官人を含む集団と推測でき、その様な集団として防人が考えられる。副葬品は、鉄鏃、鉄刀などの武器が多い。西日本ではあまり見られない蕨手刀、鉄鎌、刀子などの工具、石銙(せっかい)、銅銙、金銅製釵子(さし)、金銅製鈴、銅鋺、銅匙(どうさじ)、ガラス小玉、貝釧(かいくしろ)、勾玉、金環等装身具、緑秞(りょくゆう)陶器、銭貨(和同開珎、貞観永宝など。
出典:wikipedia
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