東京ゲームショウ(とうきょうゲームショウ、TOKYO GAME SHOW)とは、コンピュータエンターテインメント協会(CESA)の主催によって開催される、コンピューターゲームを始めとするコンピューターエンタテイメントの日本最大規模の総合展示会である。略称としてTGSと表記される事があり、本項もそれに倣う。E3、Gamescomと並ぶ世界三大ゲームショウでもある。毎年2〜3月頃にその年の開催概要が決定され3〜6月頃にかけて各社の出展希望を受け付け、当日のブース設営位置なども7月に決定される。初日(通常木・金曜日)はビジネスデイとして原則的にゲーム業界関係者および報道関係者のみの公開となる。このイベントは年末商戦に向けての各社の新作発表・展示という意味合いもあり、1996年の第1回開催以来、毎年大勢の来場者を集め、日本のゲーム業界およびゲームファンにとっての年に一度の祭典となっている。特にスマートフォンなどの携帯電話ゲームの部門においては最大規模を誇る。一方で、2000年代における日本ゲーム機市場の世界市場におけるシェア縮小、および売上を伸ばす作品の海外との乖離、TGSより先に行われるアメリカのゲームイベント『PAX West』の台頭のため、世界ゲーム市場から見た場合の重要性は年々低下している。そのため近年の開催側は、世界規模で認知されるイベントへと復権するべくパフォーマンスを続けている。出展企業においても露出の高めなイベントコンパニオンを多数起用し、カメコよる需要の掘り起こしを行っている。「東京ゲームショウ2013」では33ヶ国・地域から、352企業・団体が参加。スマートフォンの普及や性能向上を背景に、ソーシャルゲームや、表現力を高めた新作ゲームが注目を集めた。一方、年末商戦を前に、新型ゲーム機向けのゲームも数多く発表された。総来場者数は、過去最高の27万197人であった。当展示会では、来場者のコスプレが認められている。開催初期の頃はゲームを題材とした同人誌即売会が併催されたこともあった。また、年によってはゲーム好きのお笑い芸人やアーティストなどの芸能人のトークセッションイベントが行われる場合もある。通常は前売り券1,000円、当日券1,200円だが、障害者や70歳以上の人などは、当日券のみだが100円で入場できる。ゲーム業界最大手の任天堂は、同社がコンピュータエンターテインメント協会の特別協賛会員であるが、「入場料が有料である」「東京近辺の人しか来られない」との理由から、TGSへは、基本的に出展していない。ただし、併催される業界向けフォーラムや開催イベントなどには関係者が出席した事例がある。なお、近年ではTGS開催時期において重要な発表がある場合、業者には任天堂主催のイベント「任天堂カンファレンス」を東京ビッグサイトで行っているが、2012年度はニンテンドーダイレクト等と同じようにUStreamおよびニコニコ生放送を通じてのネット配信に切り替えた。なお、闘会議では特別協賛として、TGSより先に行われるPAX PRIMEには出展している。マイクロソフトは東京ゲームショウ2001より毎年出展していたが、2012年度は出展を見送ることとなった。2013年度はXbox Oneの発表もあったことから、出展した。レベルファイブは2011年のTGSには自社出展せず、独自に「レベルファイブワールド 2011」という自社イベントを10月15〜16日に東京ビッグサイトで開催した。2014年以降は一般出展を取りやめ、ビジネスミーティングエリアのみの出展となった。1990年代、もともとPCエンジンCD-ROM主体だったからか出展の規模はかなり小さかった、しかし2000年代に入ると家庭用ゲーム機に積極的に参戦し始め、グッズ販売、新作ゲームの展示が多く執り行われていく。2010年代に入るとPC向けソフトウェア開発からは事実上撤退状態となり、空の軌跡シリーズのPS3のリマスタ作品の発表に伴いさらに出展の規模は拡大される事となる。本イベントに限らず、サブカルチャーのイベント全般に言えることであるが、会場へ直接足を運ぶ労力や、入場有料であるという性質、来客の多くはコアユーザー・マニアが中心となるため、カジュアルなユーザーを対象としたメーカーおよびタイトルは出展を見送る、または小規模となる場合が少なくない。「概要」で述べたように日本市場と海外市場(特に北米と欧州)では世界市場との乖離が大きいため、日本以外のメーカーの出展は東アジア圏以外は少なく、日本の大手メーカーがローカライズを行ったもの以外での欧米タイトル出展は少ない。その他にも過去に様々な事情で大手メーカーが出展を見送ったことがあった。
出典:wikipedia
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