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アランフエス協奏曲

アランフエス協奏曲()は、ホアキン・ロドリーゴが1939年に作曲したギター協奏曲。1940年11月9日にレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサのギター、セサール・メンドーサ・ラサーリェの指揮、バルセロナ・フィルハーモニー管弦楽団によりバルセロナにて初演された。曲は3楽章からなり、特に第2楽章はその哀愁をたたえた美しい旋律から広く知られている。古典派以来の一般的な協奏曲は第1楽章が最も長いものであるが、この作品は緩徐楽章である第2楽章が最も長い。ロドリーゴはスペインの古都アランフエス(マドリード県南部にある都市で、宮殿が有名)が作曲当時のスペイン内戦で被害を受けたことから、スペインとアランフエスの平和への想いを込めて作曲したと言われている。第2楽章については病によって重体となった妻や失った初めての子供に対する神への祈りが込められているとも言われている。第1楽章の主題は1978年作のギター曲『トリプティコ』の第3曲「スケルツィーノ」(scherzino)に転用されている。第2楽章はポピュラー・クラシックとして編曲されるなど広く知られており、ギル・エヴァンスの編曲を得て1959年に演奏されたトランペット奏者マイルス・デイヴィスのアルバム『スケッチ・オブ・スペイン』のバージョンは有名である。ジャズ界では他に、モダン・ジャズ・カルテット、ジム・ホールやマンハッタン・ジャズ・クインテットも取り上げた。また、チック・コリアは自身の楽曲『スペイン』のイントロに第2楽章のフレーズを用いている。ギイ・ボンタンペリがフランス語の歌詞を付け「恋のアランフエス」「我が心のアランフエス」と名付けた。第3楽章は、スペインの平和を願って作られたものである。ギター協奏曲全般についていえることであるが、クラシック・ギターの音量が小さいことからオーケストラが音のバランスに苦労することでも知られる。このため、オケの音量を下げたり、ギターにマイクロフォンを置くこともある。なお、本作には独奏楽器をハープに置き換えた別稿もあるが、取り上げられる機会はギター稿に比較し非常に少ない。独奏ギター、フルート2(ピッコロ持ち替え1)、オーボエ2(イングリッシュ・ホルン持ち替え1)、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、 トランペット2、弦五部全体として簡素な書法で書かれており、フランシス・プーランクはこの作品を「一音の無駄もない」と評している。ギター演奏に関する知識がほとんどなかったロドリーゴはこの協奏曲の作曲に際しレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサからの助言を得ている。献呈を受けられなかった大ギタリストアンドレス・セゴビアは、独奏楽器とオーケストラの掛け合いに問題があるとしてこの曲を演奏せずにいた。後にレヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサの門下生であるナルシソ・イエペスがこの曲をデビュー公演で演奏し、イエペスの鮮烈さと相まって曲が有名になると、セゴビアは完全に興味をなくし、結局生涯に一度も演奏することはなかった。1993年には『音楽ファンタジー・ゆめ』でこの曲が使用されている。この番組で使用された楽曲の大半は、物故者による作品だったが、本作のみ放送当時存命の作曲者による作品だった。また、冨田勲やTHE ALFEE、ポール・モーリア、ハーブ・アルパートによるアレンジも存在する。

出典:wikipedia

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