マークルック('、Makruk、マックルックとも)とは、2人で行うボードゲームの一種である。タイで盛んな将棋類であり「タイ将棋」とも呼ばれる。古代インドのチャトランガが起源であるとされている。マークルックは、日本の将棋やヨーロッパのチェスと同じく、古代インドのチャトランガが起源であるといわれている。隣国カンボジアのOuk Chatrang(Cambodian Chess)とマークルックは駒の動き、駒の配置がまったく同一である。元々は一つのゲームだったと考えられている。隣国ミャンマーのシットゥインと駒の動きが酷似しており、同系統と考えられる。これらがいつ頃に成立したかはよく分かっていない。ミャンマーの記録によれば、8世紀頃にスリランカを通じてドヴァーラヴァティー王国に将棋様の盤上遊戯ボードゲームが伝えられ、それが現代のマークルックの祖であるという。なお、ドヴァーラヴァティー王国は、6世紀から10世紀にかけてチャオプラヤー川流域に栄えた王国で、モン族の建てた国であることが有力視されている。
考古学的な物証としては、スコータイ朝(13世紀-1438年)の遺跡から駒が出土しており、これより以前にマークルックが成立していたと考えられる。チェスのキング、将棋の玉将にあたるのが「クン」(君主)である。タイ語で「マークルック」は将棋類全般を意味する。たとえば日本の将棋は「マークルック・イープン」(日本マークルック)、シャンチーは「マークルック・チーン」(中国マークルック)と呼ぶ。日本人がchessを西洋将棋、シャンチーを中国将棋とよぶのと同じことである。双方にクン以外の駒があり、かつ昇格していないビアがいない場合、手番の側が宣言できる。宣言された側が64手以内にクンを詰められなければ引き分けとなる。
出典:wikipedia
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