QRIO、Qrio(キュリオ)は、ソニーが開発していた二足歩行ロボット、または、ソニーが出資する合弁会社。以降、本項において特記のない場合は、1. の二足歩行ロボットを指すものとする。市販を目的とせず試作ロボットとして、主に同社の技術研究とマスコットとして運用されていた。ソニーは QRIO を「コーポレートアンバサダー」(企業親善大使)と位置付けていた。開発したのは土井利忠ソニー上席常務。当初より、ダンスを踊る・集団でシンクロした動作をするなどエンタテインメントロボットとして位置付けられており、家庭への普及を強く意識していると思われる。そのため、以下のような各種安全機構を充実させる傾向が強い。連携に際しては、無線LANによって他機器と通信する機能がある。2000年11月、小型二足歩行ロボット SDR-3X が発表される。2003年10月1日、その後継である SDR-4XII が発表され、 "QRIO" という愛称がつけられた。また、JR東海の新幹線品川駅開業イベントの一環として、二足歩行ロボットとしては初めて乗客として品川駅のホームから新幹線に乗り込み、静岡駅まで「旅行」し、話題を集めた。2003年12月31日、第54回NHK紅白歌合戦に扇子を持った4台のQRIOが出演。赤組を舞で応援するとともに、松浦亜弥の曲(ね〜え?)を紹介した。2004年には従来の三倍の歩幅での歩行が可能となり、三次元認識機能も追加された。同年3月26日~28日、東京お台場のメディアージュにて開催された「Sony Spring Festival in Mediage」に QRIO が出演、メディアージュ内にある「ソニースタイル ショールーム」にて QRIO のオリジナルダンスショーを開催、同時に QRIO のデモストレーションも実施。また、館内にあるソニーの科学館「ソニーエクスプローラサイエンス」にておこなわれた、QRIO の開発者による講演にて、従来の三倍の歩幅で歩く QRIO が初めて一般向けに公開された。2005年11月、アメリカのミュージシャンベックの楽曲「Hell Yes」のプロモーションビデオに「主演」した。このときの QRIO は、額の中央にカメラのない試作機であった。プログラマーたちは、QRIO に振り付けをさせるため3週間を費やした。2006年1月26日、ソニーは「特定ビジネス分野の収益性改善プラン」の一環として、AIBO とともに QRIO の新規開発、生産を中止することを発表した。開発者の土井は、2004年の経営会議で、ネット事業に執着する出井伸之会長からQRIOの商品化中止を命じられていた。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。