倉田 てつを(くらた てつを、1968年9月11日 - )は、日本の俳優。本名は当初高山 哲夫(たかやま てつお)となっていたが、現在の公式ページ上では柿本 哲夫(かきもと てつお)となっている。infini所属。東京都江東区出身。千葉商科大学付属高等学校卒業。身長183cm、体重68kg。血液型はAB型。高校時代より東映演技研修所に在籍。大学受験に失敗し、進路について考えていた1987年6月、「新・仮面ライダー(『仮面ライダーBLACK』)主役公募オーディション」を友人に勧められ、優勝賞金の100万円にも惹かれ応募する。応募者総数約8100人の中から優勝し、11代目ライダー・南光太郎役で俳優デビュー。同作では自ら主題歌も歌唱し、一躍人気を得る。1988年には続編の『仮面ライダーBLACK RX』でも南光太郎役として続演、歴代のライダー役者の中で最も長くライダー役を務めている。また、『BLACK』放映開始時点で倉田は19歳であり、当時としてはライダー役最年少であった。その後、1991年には連続テレビ小説・『君の名は』において主役の後宮春樹役を務め、TBS『渡る世間は鬼ばかり』シリーズにも秋葉和夫役として長らく出演した。『BLACK』放映当時、『笑っていいとも』のコーナー「いい男選手権」に出演した。司会のタモリから、「仮面ライダーの中は君が入ってるんじゃないよね?」などと子供の夢を壊されそうな際どい質問をはにかんだ笑顔でかわした(当時のスーツアクターは岡元次郎である)。『BLACK RX』の放送中、当時の人気ドラマ『もっとあぶない刑事』へのゲスト出演が予定されていた。第15話『不惑』で、密かに想いを寄せていた銀行員(演:網浜直子)が銀行強盗に殺害されたため、事件を解決できなかった刑事を逆恨みして付け狙う青年役として出演することが、テレビ番組ガイド雑誌等で確認されていたが、実際の放送ではこの青年役を柄沢次郎が演じている。このときのスケジュール都合等の諸事情については不明である。なお『RX』終了後、倉田は『あぶ刑事』の主要キャストとメインスタッフが集結したドラマ『勝手にしやがれヘイ!ブラザー』に水上始役でレギュラー出演した。はしゃぐシーンで変身ポーズを披露したこともあった。ちなみに『あぶない刑事』本編には『あぶない刑事リターンズ』で唐木保役で出演している。また『仮面ノリダー』へのゲスト出演のオファーがあり、倉田本人も乗り気であったが、許可が下りずに実現しなかった。趣味の一つが麻雀である。Vシネマで雀士を演じている作品があり、『THEわれめDEポン』などに出演している。2001年に芸能生活15周年を記念したパーティーが開催され、同じ時期に倉田てつを後援会(現・倉田てつをオフィシャルサポーター)ができた。2009年7月25日に株式会社ズィーズワーカーズより、倉田てつを公式グッズとして「BLACK Tシャツ(全2種)」が発売される(現在は販売終了)。更に同年9月25日に大浜商事株式会社より、同じく倉田てつを公式グッズ「アロマメタルペンダント」が発売される等、2009年は倉田の活動が例年になく活発になる。前述の経緯で主役に抜擢された倉田は、2年間の最後、『RX』最終話の撮影では感極まって共演者とともに泣きかけたが、スタッフより「光太郎が泣いちゃ駄目だよ」ということを言われ、堪えながら演じたという。また、劇場版では原作者石ノ森章太郎と共演、「今後倉田てつをを越えるヒーローは現れないだろう」という言葉を受け、涙が出るほど嬉しかったと語っている。南光太郎として有名になった倉田であるが、イメージが強すぎてどこへいっても「仮面ライダーBLACK」「南光太郎」と呼ばれ、芸名の「倉田てつを」で呼ばれることがなかった。当時の演技にも満足していなかった倉田は、そんな状況に反発してヒーローとしてのイメージを払拭し、「俳優としての倉田てつを」として見て貰いたいと考え、作品も当時は見返さなかった。しかし、時が経つに連れてその感情は薄れて、徐々に子供と見返すようになり、一緒に見ながら当時を思い出して涙したと語っている。後年のインタビューでは「『仮面ライダーBLACK』『仮面ライダーBLACK RX』は自分にとって宝物です」「自分にとって大きな経験だった」など、同作品に対する愛着の深さが窺えるコメントも残している。作品の人気も再認識しており、現在もなお光太郎としてのイメージを壊さないため、体調管理には気を使っているという。なお、倉田の下の娘は未だに倉田が本当に変身すると信じている。喫煙者であるが、南光太郎を演じていた頃にプライベートでタバコを吸っていた時に、現場を小さな子供に目撃され「南光太郎がタバコを吸ってる!」とその子供がショックを受けた事がきっかけで、人前でタバコを吸わないようになったと、ヒーローを演じる上での私生活管理の大変さを語った事もあった。2005年12月4日、「ワールドキャラクターコンベンション」東京ビッグサイト会場にて、『仮面ライダーBLACK』南光太郎役を演じた役者としてサイン会を行う。2008年9月14日、石ノ森章太郎ふるさと記念館にて、『仮面ライダーBLACK』及び『RX』主演俳優としてトークショー、サイン会を行う。先日、東映の製作人との食事会の際に仮面ライダー『BLACK』及び『RX』の続編の製作の話を持ちかけたことを発表した。これに対し東映側にファンの署名運動などを通して、時代が復活を望むと判断できれば続編の製作を前向きに検討すると言われ、倉田自身も深夜の1クールでもよいからと続編の製作を熱望していることをファンにアピールした。後年のインタビューでもスーツアクターの岡元次郎とタッグを組んで、再びBLACKを演じることが夢だと語っている。また、その時の個人的な願望として、マリバロン役は高畑淳子でのキャスティングを希望している。そして、2009年8月8日公開の『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』で南光太郎 / 仮面ライダーBLACK RX役で出演(BLACKは声のみ担当)。それに先駆け、同じくテレビシリーズの『仮面ライダーディケイド』にも南光太郎 / 仮面ライダーBLACK&BLACK RX 役でゲスト出演。TV作品としては20年ぶりに光太郎を演じる事となり、大きな話題となった。また、本作ではBLACKとRXの同時変身も実現している。ディケイド出演の話が来た時は、倉田てつをの原点である作品を演じることで自分を見直そうという意図や作品への思い入れから即承諾した。これをキッカケに、倉田は各所でインタビューを受ける機会が増えており、その都度仮面ライダーBLACKへの思い入れを語っている。倉田の経営するステーキハウス ビリー・ザ・キッド 東陽町店は、ファンとの交流の機会を設けるための場所としての側面もあり、未だに仮面ライダーファンが連日押し寄せている。それを見て倉田は、改めて作品に対して「すごいな」という感想を抱いたという。なお、倉田が調理場に立つこともある東陽町店には、倉田自身がプロデュースした「ブラックステーキ」と「RXステーキ」という、両作の仮面ライダーを意識したメニューが存在する。
出典:wikipedia
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