よみうり号(よみうりごう)は日本の深海調査船である。「よみうり号」は読売新聞社と関東レース倶楽部(会長・正力松太郎)の共同出資で約1億円(当時)をかけて海洋調査と海洋資源開発を目的に建造された深海調査船・兼・深海作業船である。1963年(昭和38年)9月に船体を起工したのち深海作業の各種調査機器を取付作業中だった1964年(昭和39年)1月25日に火災をおこし船体は丸焼けになった(後述) 。その後船体は完成し、同年5月15日に進水、7月4日に船主に引き渡された。8月にはさっそく新潟地震の震源地海底調査に使用されている。以後、琉球政府の依頼による沖縄近海の調査や、オーストラリア政府の依頼によるグレートバリアリーフの調査等に従事するが、1970年(昭和45年)12月に伊豆諸島近海を探査中に荒天のため座礁、放棄された。総運航実績は、活動期間6年7ヶ月、潜水回数471回、1464時間だった 。1964年(昭和39年)1月25日の朝、兵庫県神戸市にある新三菱重工神戸造船所において船体へバラストを取り付ける作業をしている最中に突然出火。当時、船体内には3名の作業員がいてそのうち1名は船外へ無事に避難出来たが2名が船体内に取り残された。すぐに神戸市消防局から化学消防車、救急車が駆け付けたが出入用ハッチからの救出が出来ずガスバーナーを使って船体に穴を開けての救出が試みられたが深海調査船ゆえに頑丈な造りで救出は難航し結局船内に取り残された2名の作業員は死亡した。出火の原因は船内にあるバッテリーがショートして塗料に燃え移ったものと推察されたが詳しい出火原因は判らなかった。
出典:wikipedia
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