今治造船株式会社(いまばりぞうせん)は、愛媛県今治市に本社を置く造船メーカーである。本社を置く愛媛県今治市を中心に瀬戸内海にグループで9つの造船所を保有している。新造船竣工量と造船売上高において、国内トップを誇る。日本経済新聞社が実施した2014年の世界シェア調査では大宇造船海洋、現代重工業に次いで3位に入っている。1901年に檜垣為治が檜垣造船所を創業したのが始まりである。1933年には為治の息子である檜垣正一らが「檜垣造船有限会社」を設立。1940年暮れには、檜垣造船、村上(実)造船、渡辺造船、村上造船、吉岡造船、黒川造船の6社が合併して「今治造船有限会社」が誕生した。当時は木造船であっても厳しい資材統制があったため、業界での生き残りを賭けての会社併合であった。その後、今治造船有限会社は今治船渠株式会社と合併し「今治造船株式会社」が誕生した。今治船渠は、「国策に沿って今治にも設備の充実した造船所を作ろう」というねらいで、今治市内の無尽会社、鉄工会社、建築、電業会社、呉服屋など今治でも上位にランクされる商工業者の出資によって生まれた造船所であった。戦後、今治造船は仕事無く従業員の多くが離散。檜垣一族も退社し、今治造船で現場総監督を務めていた檜垣正一は檜垣造船所を設立した。木船から鋼船へ移行する中、今治造船は技術者の離散で鋼船建造の見通しが立たなくなり、1954年には休業に追いこまれた。檜垣正一は檜垣造船所を吸収合併して、今治造船の再建を図り、愛媛汽船社長の赤尾柳吉を社長に迎えて、今治造船は1955年に再出発することとなった。1959年には檜垣正一が社長に就任。船舶が大型化する中で波止浜地区では湾の大きさや深さなどから大型船建造が困難なことから、1970年には香川県丸亀市に進出。1973年のオイルショックで造船業が不況に陥る中、経営不振に陥った中小の造船所を買収して傘下におさめた。1993年には愛媛県西条市に近代的な設備を備えた工場の建設に着手。2015年には400億円を投じて丸亀市への大型ドック新設する事を発表、2016年に稼動開始予定である。
出典:wikipedia
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