かめはめ波(かめはめは)とは、鳥山明の漫画『ドラゴンボール』に登場する架空の技である。亀仙人(武天老師)が編み出した、体内の潜在エネルギーを凝縮させて一気に放出させる技。孫悟空の得意技であり、作品を代表する技のひとつである。亀仙人によれば、この技を会得するには50年の修行が必要とされるが、悟空は威力こそ大きく劣るものの見よう見まねで放った。やがてヤムチャやクリリン、孫悟飯、孫悟天といった多くの戦士たちも使い手となった(その他の使い手は#主な使い手参照)。本編での初披露は、「亀仙人のかめはめ波!!」にて亀仙人がフライパン山の火事を消すために放ったものであり、攻撃技としてではなかった。なお、この際に火事は消したものの、亀仙人が張り切りすぎたため同時にフライパン山も吹き飛んでしまった。名前の由来はハワイ王国のカメハメハ大王から。鳥山が技の名前を考えていたとき、鳥山の妻である、みかみなちが提案したものを、「ばかばかしくて亀仙人らしい」と採用した。掛け声は間違っていたり、発しなくても撃つことはできる。忙しい時は「波!!」だけの時も。後述の通り発射後の射角変更が可能だが、基本的には対象に向けて一直線に放つビームとしての性質を持つ。足を大きく広げ腰を落とす型が基本だが、両手を使わず片手だけ、手の代わりに足からでも、かめはめ波を撃つことができ、第23回天下一武道会で孫悟空が足でかめはめ波を放った際には、技を編み出した亀仙人も驚いていた。また上記の構えでなくても、かめはめ波とされている技もある。熟練すると、発射した気功波を自分の意思で曲げることができるようになる。込める気の度合いにより段階的に威力の大きさが示されたり、前述の足から放った場合のように応用技、変形技が多いのも特徴のひとつである。鶴仙流のどどん波など、同様の原理の技は作中に多数登場。このことから、かめはめ波は亀仙流独自の型による、数ある気功波放出法のひとつといった位置づけにある。ゲーム『超ドラゴンボールZ』では、通常はかめはめ波を使用できないキャラクターにも会得させることができる。「ギャリック砲」という、「かめはめ波」と原理は同じ技の使用者。「かめはめ波」という名称は原作では使用しないが、ゲームオリジナルストーリーなどで使用される場合がある。原作で名前が付いているのはかめはめ波最大出力、かめはめ波がえし、超かめはめ波のみ。同一の技でも媒体によって名前が異なるものがあるため、その場合は併記する。同様の技名だが別物。それぞれ技名の倍数の界王拳を使った状態でのかめはめ波。注意書きのある技は、ベジットも使用。原作のセル戦でも使用された親子かめはめ波以外は、アニメ・ゲームオリジナル技。牛魔王は亀仙人の弟子の中で唯一かめはめ波が使えない。これについて鳥山は「牛魔王は技より力のタイプ。それに実力がちょっと伴わなかったためでしょう」と答えている。天津飯は気合いでかめはめ波を跳ね返すことができ、「大小に関わらずかめはめ波自体が通用しない」と亀仙人に語られている。作中ではヤムチャのかめはめ波を跳ね返している。アニメ『ドラゴンボール』最初期の放送に挿まれたコマーシャル「ドラゴンボールソーセージ」では、悟空が短く「かめはめ波!」と叫んでポーズをとるとソーセージのおまけである小型キャラクター人形が数多く放射状に飛び出すという演出があった。日本国外での人気を受けて、ニュージーランドの首都ウェリントンのTSBバンク・アリーナで開催されている、SFとコミックの祭典「アルマゲドン・パルプ・カルチャー・エキスポ」では、2001年から「かめはめ波コンテスト」が毎年開催されている。参加者が実際にかめはめ波を出しているかのようなパフォーマンスをし、それを競う大会である。中国語版(香港、台湾、中国大陸の3つのバージョン)では「亀派気功」と訳されており、漫画版では文字数の違いからコマの中の文字の配列が困難となっていた(後は「神亀衝撃波」との訳もあるが)。韓国では「エネルギー波(「」となっており、「かめはめ波」と文字数が合っている。写真撮影で、一人が「かめはめ波」を出すポーズをとり、他の人がジャンプをしながらその衝撃を受けてふっとぶようなポーズをし、その瞬間を撮るジョーク写真が2013年ごろからSNSなどを通じ流行し始めた。遠くの相手に衝撃波でダメージを与える架空の超能力技の名前を取っており、「かめはめ波(KAMEHAMEHA)」以外にも類似の「マカンコウサッポウ」「ハドウケン」などさまざまな呼び名で呼ばれる。どれが最初であるかも判然としないし、ポーズもそれぞれの原作描写に完全に忠実であるとは限らない。技を出す人を中心にし、周囲が吹っ飛ぶ役を担当すれば変わった集合写真のやり方にもなることで人気が高まった。
出典:wikipedia
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