フリオ・メデム(Julio Medem, 1958年10月21日 - )はスペイン・ギプスコア県サン・セバスティアン出身の映画監督・脚本家である。1958年にバスク地方のギプスコア県・サン・セバスティアンに生まれ、バスク大学で精神医学を学んで医学修士となった。17歳で短編映画の製作を始め、バスク大学在学中には新聞で映画評を書くなどしていた。大学卒業後には本格的に映画界に進出して短編映画を製作し、1992年の長編第1作『バカス』ではゴヤ賞で新人監督賞を受賞し、「イギリスで発表された独創性と創造性が高い映画」に与えられるサザーランド杯を獲得した。1993年の長編第2作『赤いリス』ではカンヌ国際映画祭で高評価を得てスタンリー・キューブリック監督に称賛され、デンヴァー国際映画祭でも特別賞を受賞した。1998年の『アナとオットー』ではゴヤ賞のオリジナル脚本賞にノミネートされ、スペインでは歴代3位の興行成績を記録した。2003年にはバスク地方の伝統的スポーツのペロータ・バスカを扱ったドキュメンタリー映画『バスク・ボール』を撮影し、バスク地方のスペインからの独立やバスク祖国と自由(ETA)によるテロ問題などに触れたことから、様々な立場の人々からの大きな議論を呼ぶこととなった。『赤いリス』を除く多くの作品では作品中にバスク地方が登場しており、舞台がバスク地方であったり、登場人物がバスク人であることが多い。作品のテーマは悲劇、運命、偶然、愛、競争、情熱などであり、現実とファンタジーのどちらでもない作風が特徴である。
出典:wikipedia
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