『バウ』は、テリー山本が「ビッグコミックスペリオール」(小学館)に連載していた青年漫画。単行本は全11巻。バウ(ブルテリアがモデル)が主役のコメディ作品である。何かとトラブルメーカーであるバウ。締め切りに追われるボロアパート暮らしの漫画家・倉元の邪魔をしたり、犬神家に迷惑を掛けたりと縦横無尽の好き放題。特に犬神家の親分(さやかの父)には厄介モノ扱いされていた。少しも悪気がないので反省などほとんどしないものの、バウは一度犬神の親分の命を救ったことがきっかけで、飼われることとなる。声優名はアニメ版のもの。サブと朝子のデートを台無しにしたバウはサブの本気の怒りを買い「二度とその面を見せるんじゃねえ!!」と怒鳴られる。家に帰るに帰れず、ひょんなことからトラックの荷台に乗り込んでしまったバウはなんと東京からはるか遠く九州は長崎にまでたどり着いてしまった。果たしてバウは東京の犬神家に戻れるのか。テレビで偶然博多にバウがいることを知った犬神家一同は急いで「千春ちゃん」に向かうが、バウはすでに米村と共に大阪に向かっていた。一方バウをバッグに詰め新幹線で大阪に向かう米村は、眠っている間に新大阪で置き引きに遭いバッグを盗まれてしまう。米村に会いさえすれば一件落着だと安心しきっていた犬神家一同だったが、置き引きに遭ったことを知り意気消沈。サブは一人大阪に残り、バウを探しだしてみせると提言する。さやかと大五郎を東京に帰し一人張り切るサブの前に、今にもトラックに轢かれそうな酔っ払いが。サブは酔っ払いを助けるが、代わりに自分が撥ねられてしまう。二週間後、腹を減らしたバウが旨そうな匂いを嗅ぎつけ駆け込んだのはお好み焼き屋「いさみや」。なんとそこで出会ったのは事故のショックで記憶喪失になったサブであった。テレビアニメが『平成イヌ物語バウ』(へいせい - ものがたり - )として、1993年10月14日から1994年9月22日まで、毎週木曜日19:30~19:58の時間帯でテレビ朝日系で放送された。エピソード数は全80話(放送回数は全40回)。ナレーションは、堀内賢雄。メインスポンサーがタカラ(現タカラトミー)で、テレビ朝日系列では勇者シリーズ(キー局は名古屋テレビ)と同時期にタカラが2つのメインスポンサー番組を持つことになった。地上波ゴールデンタイムでの放送に配慮し、犬神大五郎の職業が当初から任侠団体の組長(ヤクザ)ではなく一般中小企業の社長(カタギ)とされた。最終回の結末は原作と異なり、バウとさやかが別離する幕引きとなっている。次回予告のナレーションは本編の堀内ではなくさやか役の本多知恵子が担当し、予告の最後は、バウ役の園部啓一の「バウッ!」のひと吼えで締め括られている。本放送終了後、2008年10月から2009年7月までテレビ埼玉(テレ玉)で火曜日18:00~18:30枠にて再放送された。また、アニメ映画化もされた。2014年に『想い出のアニメライブラリー第20集』としてDVDBOXが発売され、第1話から第40話までを収録したPart1が5月30日に、第41話から最終話までを収録したPart2が6月27日にそれぞれ発売されている。
出典:wikipedia
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