辛ラーメン(シンラーメン)は、韓国の食品会社、農心で製造されているインスタントラーメン。1986年10月に発売された。辛味を好む韓国人の食欲を捕らえ、韓国インスタントラーメン市場に辛味旋風を起こした。韓国のインスタントラーメン市場で19年連続市場占有率首位(72%)を維持しており、世界70カ国以上に輸出されている。韓国では生の中華麺を用いたラーメンは普及しておらず、韓国でラーメンと言えば必然的にこの辛ラーメンを指す。味は紅唐辛子と牛肉が調和してすっきりした辛味で、麺は滑らかで軟らかい食感である。フリーズドライのシイタケ、ネギ、ニンニクが入った粉末スープは独特の辛味を持つ。包装は辛味を感じさせる赤色でデザインされている。袋入りインスタントラーメンだけでなく二種類のカップラーメンもある。2012年、ユニクロから「韓国の代表的な商品で日本で認知度が高い辛ラーメンを衣類制作に活用したい」という提案を受け、辛ラーメンのロゴが入ったTシャツ「辛ラーメンUT」の発売を認めた。2008年6月20日、朝鮮日報は辛ラーメンにゴキブリが混入していたと報道した。しかし、7月2日に朝鮮日報は製造工程とは無関係と報道した。食品の薬品安全庁は農心の辛ラーメンからゴキブリが発見され、チャパゲッティからは、蛾が発見されたとの消費者の主張が提起され、調査した結果、ゴキブリの場合、ラーメンの製造過程で袋の中に入ったものではないことが発覚したと1日に明らかにした。食薬庁はラーメン工場の内部にはゴキブリが発生するような環境はなく、ラーメンを切断して揚げる製造工程上、ゴキブリが姿のままラーメンに混入される可能性はほとんどないという結論を言及した。2011年6月12日、香港ケーブルテレビは中国産の辛ラーメンから発ガン性の高い可塑剤(DEHP)が検出されたことを報道した。これに対して中国政府は14日、調査を行った結果、検出されなかったと発表した。韓国メディアは「中華圏メディアの報道は誤報」と伝えた。辛ラーメンをめぐっては香港のケーブル放送が8日、「中国上海工場で作られている農心の辛ラーメンのスープからDEHPが1.3ppm検出された」と報じたことから大きな波紋を呼んでいた。中国の上海質量監督総局技術研究院は14日、辛ラーメンの袋麺とカップラーメン、サバル麺、ノグリ、キムチラーメンなど5種類のインスタントラーメンを調査した結果、DEHPは全て基準値(1.5ppm)以下で、品質調査に「合格」したとの報告書を提出した。同研究院は香港での報道を受け、市場に流通する農心製品を自主的に回収し、調査していた。中国政府が先がけ、香港やシンガポール政府は辛ラーメンの調査を実施し、DEHPが検出されなかったことをホームページを通じて発表している。だが、韓国メディアは誤報が判明しても農心が受けたダメージは大きいとの見方を示した。すでに香港やシンガポール、中国などの各メディアは、内容を確認しないまま関連内容を相次いで報道。中国国内で辛ラーメンの売上は、2010年8000万ドル(約64億円)を記録したが、今回の事態により売上が短期的に落ち込むことに加え、高級ラーメンというブランドイメージに傷が付いた損害は大きいと伝えられている。現在、中国の仏系スーパーマーケットチェーン「カルフール」は販売の中断を発表し、他のスーパーマーケットも陳列棚から卸している状態という。農心の関係者は、「中国政府の調査結果を流通業者に送り、販売を継続するように伝えるなど、あらゆる方向から対応している」と話した。
出典:wikipedia
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