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福井県道・石川県道5号福井加賀線

福井県道・石川県道5号福井加賀線(ふくいけんどう・いしかわけんどう5ごう ふくいかがせん)は、福井県福井市から石川県加賀市に至る主要地方道である。福井市街地の東側に位置する同市西方を起点に、市内中心部を抜けて福井平野のほぼ中央部(坂井市・あわら市)を北上したのち芦原温泉街を通り、北潟湖沿いの国道305号との重複区間を経て、福井・石川両県境越えの途中に県道29号との重複区間および単独区間を挟みつつ、加賀市吉崎町で再び国道305号に合流して石川県加賀市大聖寺に至る路線である。北陸自動車道福井ICから福井市街中心部へ連絡することもあって、関西方面(大阪線)や中京方面(名古屋線)と福井とを結ぶ高速バス路線もこのルート上に設定されており、交通量は比較的多いといえる。古くからの主要道であり、また福井市による道路愛称制定もあったため、ほぼ全ての区間に別名がある。福井市の中心市街地の東寄りにある西方交差点を起点に、北陸自動車道福井IC方面から延びる国道158号を延長する形で、まずは市内中心部へ向かって西北西に進む。荒川に架かる旭橋を渡り、JR福井駅南側にある高架下をくぐって柴田神社(北ノ庄城跡)を北に見ながら進むと、足羽川に架かる幸橋が視界に入ってきて、幸橋北詰交差点に突き当たる。ここまでが通称「城の橋通り」と呼ばれる区間である。交差点を北に折れると、フェニックス通りに入り、わずか150m余りではあるが福井鉄道福武線との併用区間となり路面電車と並走することになる。次の大名町交差点で西に折れると、北陸の代表的な歓楽街である片町を北側に、本町通りを進む。県道6号との接続点である九十九橋北交差点を右折した後は、しばらく北上を続ける。福井市文化会館を東側に見遣って、えちぜん鉄道三国芦原線踏切を渡るとすぐに福井大学文京キャンパス前を通過する。この地区には福井大学を中心に教育機関が他にも多数立ち並んでおり、文教地区および学生街を形成している。さらに北へ進み、九頭竜川に架かる陸橋である天池橋を渡り終えたところ(天池交差点)で、北東方向へ延びる県道29号と分岐する。当路線はここで北西方面へと進路を変え、北上を続ける。坂井市に入ってからは豊かな穀倉地帯と少数の住宅地が断続的に広がる。続いてあわら市へ入りしばらく進むと、えちぜん鉄道三国芦原線と再び交差する。踏切を渡ると周辺には芦原温泉街が広がる。舟津口交差点で国道305号と合流し、重複区間に入る。(この重複区間の沿線風景詳細については当該項目を参照のこと。)北潟湖沿岸を通り過ぎたら、蓮如ゆかりの地である吉崎御坊を脇に同市吉崎で国道305号から分岐し、県道29号との重複区間を約400m挟んだのちに単独区間に入り、石川県へと越境する。県境を越えて482m進むと、加賀市永井町交差点で国道305号に突き当たり、再び両路線の重複区間となって、終点に至る。

出典:wikipedia

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