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サード・ガール

『サード・ガール』は、1984年に西村しのぶが「COMIC劇画村塾」(スタジオシップ)で連載を開始した漫画。『COMIC劇画村塾』1984年4月号に掲載されたデビュー作『D-アウト』の設定をそのまま引き継ぎ、同誌1984年6月号の第1話「右手に美也」より月刊連載化。神戸というスタイリッシュな舞台設定、ブランドファッション、事実婚など、当時の感覚にマッチした絵柄やストーリーが評判を呼び、カルト的な人気を博した。2007年現在、スタジオシップからのコミック8巻(絶版)、小池書院からの文庫版6巻および「完全版」と銘打ったA5版8巻が刊行されている(詳細は後述)。大人の恋愛関係にある工学部生の涼と美也に、中学生の夜梨子が加わり、神戸を舞台に「プラトニックな三角関係」を繰り広げる。やがて涼・美也は同棲を始め、夜梨子は高校、短大と進学しながら淡い恋愛経験を重ねていく。美也と広瀬の間に見られる「若い女と中年歯科医」という恋愛関係など、後の西村作品で繰り返し用いられることになるモチーフが各所に見られる作品でもある。本作品は、多くの漫画雑誌を転々としたことでも知られる。当初の掲載誌であった劇画村塾は、第48話「クロース・イナフ」が掲載された1988年5月号をもって休刊。その後、第49話「キンダー・ガーデン」のみ「コミックHAL Vol.1」(1989年6月, スタジオシップ)に掲載され、続く第50話「不思議の街のピアス」(1991年10月)から第60話「STRAWBERRY SUPREME」(1994年4月)までは、季刊誌「コミック・コサージュ」(スタジオシップ)に掲載されたが、同誌も休刊。その後、新作は発表されていない。こうした度重なる連載中断により、単行本の掲載内容も時期によって差がある。スタジオシップから刊行された全8巻では『D-アウト』(「Prologue: D-アウト」と改題)および第1話から第58話まで収録されており、第59・60話は未収録となっている。また、第53話「TRAIN DANCE」と共にコサージュ1992年7月号に掲載された、サード・ガール番外編にあたるショートストーリー「まりをちゃんのこと」もコミックス未収録となっている。1996年に小池書院から刊行された文庫版6巻では、第57話「ラブ・ストーリー」までの収録となっている。2006年10月から2007年5月にかけて、小池書院から「サードガール 完全版」として全8巻が刊行された。この版では連載時のカラー表紙などに加え、上記各版で未収録であった第59話と第60話(第8巻)および番外編(第7巻)も収録され、既発表済みのストーリーについてはすべて単行本化されたことになる。また、完全版では表紙や背表紙からあとがき文章に至るまで、すべて中黒のない「サードガール」で表記が統一されている(コミック版あとがきの再掲載に関しては、中黒ありの「サード・ガール」表記が残っている)。なお、文庫版あとがきでは書き下ろしコミックス第9巻の予定も述べられたものの、2007年段階で未刊行である。また、タイトルの意味は長らく秘密となっていて、西村自身がインタビューにおいて「詳細を最終回で明かす」と述べていたが、これは完全版第8巻のあとがきで明かされた。こうした点から、作品としてのサード・ガールは完全版第8巻で終了したと考えられる。当作品においては、作品中の時間と初出掲載時の時間は常に一致しているのが特徴である。たとえば、1984年6月号での掲載分は1984年6月のストーリーであり、また、執筆時点での神戸の街がそのまま登場する(ただし、全編が過去の回想のストーリーだった第32話「ロマンス-1982」および、連作となった第36話「ア・リトル・オブ・ユーⅠ」から第39話「ア・リトル・オブ・ユーⅣ」のうちの第37話から第39話についてはこの限りではない)。COMIC劇画村塾連載中は登場人物の年齢と時間経過はシンクロしていた(現実の時間で1年が経過すると、ストーリー上も1年経過し、同様に登場人物も1歳年齢を重ねており、ずれがない)が、その後の連載中断でブランクが発生したにもかかわらず、再開後は中断時の続きとなった。ところが、当作品における作品中の時間と初出掲載時の時間の一致の原則は守られたため、本来の設定年齢と作品中の時間の関係にずれが生じることになった。たとえば、短大生の夜梨子が和臣とハーバーランドでデートをするシーンがあるが、本来の設定である1970年生まれの場合、ストレート進学で短大生になっているのであれば、その時点ではハーバーランドはまだ建設途中であるので、このようなシーンはありえない。このこともあり、単行本6巻までは夜梨子のプロフィールは1970年3月3日と記載されていたが、7巻以降(のちの文庫版、完全版も同様)は生年の設定が削除されている。

出典:wikipedia

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