椋尾 篁(むくお たかむら、1938年1月1日 - 1992年6月9日)は、長崎県佐世保市出身のアニメーション美術監督。武蔵野美術学校洋画科卒。元ムクオスタジオ主宰。“光と影と質感の詩人”の異名を持つ。『銀河鉄道999』・『幻魔大戦』など劇場作品の他、『母をたずねて三千里』・『悪魔くん』・『美少女戦士セーラームーン』など多くのテレビシリーズの美術監督・美術デザイン・美術設定を手がける。また『きよしこのよる』など短編アニメーション作品の監督もある。1976年放映の『母をたずねて三千里』の現地ロケ(イタリア・アルゼンチン)に高畑勲・宮崎駿らと同行し、光と影を背景美術に織り込む。1981年公開の『セロ弾きのゴーシュ』では水墨画的な世界に陰影をつけて質感を表現。『銀河鉄道999』など一連のりんたろう監督作品でSF美術の大家としての地位を確立した。徳間書店アニメージュ主催のアニメグランプリにおいて美術部門の人気投票第1位を5年連続で獲得。1970 - 80年代の日本のアニメーション美術のクオリティを飛躍的に高めることに大きく貢献した。近年、若くして亡くなった椋尾の功績を後世に伝える取り組みがなされている。2004年にはなみきたかしによる『椋尾篁アニメーション美術画集』が10年の歳月を経て完成。またアニドウが中心となって設立準備が進んでいる博物館「アニメーションミュージアム」には椋尾の背景画コレクションが常設展示される予定であったが、2010年杉並区の方針により頓挫した。初代である椋尾が設立したアニメーション背景美術プロダクション。1971年会社登記(ただし、1968年頃から既にムクオスタジオの名称で活動している)。東京都杉並区荻窪にある。杉並アニメ振興協議会会員。現在の代表取締役は3代目である田尻健一。椋尾・2代目の窪田の活躍もあり、かつては東映動画(現:東映アニメーション)制作のテレビシリーズのうち、テレビ朝日系列の毎週土曜日19時枠は当社が全てのシーンの背景美術を描いた。現在ないし過去に在籍した主なデザイナーはほか多数。
出典:wikipedia
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