『トライガン』は、内藤泰弘による日本の漫画。またそれを原作にした日本のテレビアニメ作品。当初の掲載誌の『月刊少年キャプテン』(徳間書店)が休刊(事実上の廃刊)となったことにより、『キャプテン』に掲載されていた『トライガン』と、その後『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて連載再開した『トライガン・マキシマム』の2作品としている。地球から遠く離れ、ホーム(地球)より遥かに巨大な大きさを持つ5つの月と人類が住むさらに大きな砂漠の惑星。二重恒星・高重力の過酷な自然の中でどうにか人々が暮している砂漠の星を舞台に、600億$$(ダブドル)の賞金首、「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」ことヴァッシュ・ザ・スタンピードが繰り広げるガン・アクション。アメコミに強い影響を受けている一方、欧米でも愛好者が多い作品で、コミック巻末のオマケ漫画において、内藤当人の尊敬する海外の著名人であるから「貴方の本を持っている」と言われたシーンが描かれている。筆者によれば、オマケ漫画も吹き出し外のセリフまで訳される徹底振りだという。『月刊少年キャプテン』(徳間書店)で連載。まず1995年2月に読みきりとしてパイロット版が掲載された。すでに背景設定は確立していたが、主人公の描写などの細かい点には若干の差違が見られる。同年4月より同誌で連載を開始するが、1997年1月に『月刊少年キャプテン』が突如休刊したことで連載は途中で休止した。内藤は後述の『トライガン・マキシマム』で連載を再開した際は、中断した部分のエピソードに一旦けりをつけた上でストーリーをはじめ、中断していた部分については、アニメ版の特集も兼ねた1998年発行の『アニメージュ』9月号増刊「トライガン最終完成型」で残りが描かれて完結している。単行本は徳間書店で全3巻(最終話は「トライガン最終完成型」にさらに描き下ろしが加わった)。後に少年画報社より、2冊に再構成され復刊されている。本編内容は同じだが、表紙および巻末のオマケ漫画が差し替えられている。2010年に完全版が刊行、こちらも全2巻。内藤は1997年10月より少年画報社の『ヤングキングアワーズ』にて「トライガン・マキシマム」(以下「マキシマム」と表記)として連載を再開した。先述のように『トライガン』(以下「無印」と表記)の中断部分から再開せず、一旦ストーリーを区切って新たに始められている。トライガンと連載時期が同じとなる『HELLSING』とは連載当時は『ヤングキングアワーズ』の2大看板作品となっていた(また原作者同士、親交もあった)。10年近い長期連載となり、2007年5月号で完結した。単行本は全14巻。2009年度星雲賞コミック部門を受賞。2010年に完全版が刊行、こちらは全7巻。「ドドンゴ兄弟ハニーカムドビレッジの決闘」『ヤングキングアワーズ』2010年5月号・6月号にて掲載された。劇場アニメ作品『TRIGUN Badlands Rumble』のBlu-ray Disc版、およびDVD初回版に特典として全1巻で付属。デザインは完全版と同一のもとのなっている。また、後述の他作家によるトライガンを集めたアンソロジーコミック「TRIGUN-Multiple Bullets」にも収録。単行本化にあたってラストのメッセージが「劇場でお会いしましょう」から「おしまい」に変更されている。GUNG-HO-GUNSの1人、雷泥・ザ・ブレードを主人公にした公式スピンオフ作品。作画は竹山祐右。『ヤングキングアワーズ』2010年4月号に掲載された。内藤泰弘の大ファンであるBoichiによる公式スピンオフ作品。『ヤングキング』(少年画報社)2010年10号に掲載された。後に、サンケンロック12巻(2011年5月発売)に収録。砂だらけの荒涼たる大地。ここはホーム(地球)より遥かに巨大な大きさを持つ5つの月と砂漠の星。二重恒星と高重力の劣悪な世界。人々はこの荒れた大地にしがみつき、血と汗で大地を湿らせながら細々と生きている。そのささやかな暮らしも、荒くれどもが銃をぶっ放して台無しにすることもある……ここはそんな世界。その過酷な世界に1人、赤いコートにトンガった金髪の、トラブルメーカーがいた。名をヴァッシュ・ザ・スタンピードという。彼は荒涼としたこの世界を放浪しながら、何かを探している。分かっているのは彼が凄腕のガンマンで、とてつもなくタフで、そして、筋金入りの平和主義者だということ。気のいい青年だがあまりの傍迷惑ぶりに、付いた渾名が「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」。とうとう局地災害指定を受ける羽目になった彼には、保険会社からお目付け役が派遣される始末。しかし、彼にはいくつもの秘密と、胸に秘めた決意があった。ナイブズによって選出された総勢12名の異常戦闘集団。それぞれが魔人と呼ばれるだけの人外的戦闘能力と異常性を誇る。メンバーには1から12までの数字が与えられている。各々はレガートによって半分に分かたれたコインを持たされており、ヴァッシュに渡ったコインケースにその片割れが収められている。12のうち3枠は「ミカエルの眼」のために用意された特別枠。また、13番(ロストナンバー)を与えられたエレンディラの存在がある。1998年4月1日から9月30日までテレビ東京にて毎週水曜日に深夜アニメとして放送された。全26話。深夜アニメの先駆として成功した。脚本家の黒田洋介が無印判の愛読者であった縁から初めは全3話のOVAとして企画され、それがマッドハウス社長の提案でテレビアニメとなった。基本的には漫画版の『無印』および『マキシマム』の両作を基にしているが原作とキャラクター造形、設定がかなり違っており、他にも「当初、保険屋コンビがヴァッシュの顔を知らなかった」(そのため前半も3話まではアニメオリジナルで、第4話は先述した原作のパイロット版を用い、原作の第1話がアニメ版第5話に来る)など、設定についてはかなり異なっている。また、この時点ではまだ『マキシマム』の連載開始から日が経っていなかったため、後半に関しては内藤が当時考えていたストーリー案を基に、黒田がオリジナル脚本を書き上げている。なお、マッドハウスでのテレビアニメ化に狂喜乱舞したことを語る作者は、アニメオリジナルキャラクターやその関係者を後に自身の漫画に登場させたりもしている。2003年10月からテレビ東京系で深夜に放送されたアニメ版『ガングレイヴ』は原作を内藤泰弘が担当した他アニメ版トライガンのスタッフが再集結した作品で、トライガンに登場するトマも登場する。2010年1月4日よりTOKYO MXにて再放送された。『TRIGUN Badlands Rumble』(トライガン バッドランド ランブル)のタイトルで、2010年4月24日より公開。映画化の記念に著名なクリエイター達から応援メッセージが送られた。2010年5月8日までアラリオが運営するオンラインFPSクロスファイアにてゲーム内でアイテムや広告が表示される企画が行われた。『Master of Epic』ではタイアップキャンペーンとして新クエストも実施された。2010年4月24日初日公開のぴあ初日満足度ランキングでは第3位となっている。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。