フロンテ (Fronte) は、鈴木自動車工業(現・スズキ)が生産していた軽自動車である。なお、本項目ではフロンテシリーズの基本形となるセダンを中心に記述し、フロンテハッチを含む商用モデル(ライトバン)についても記述する。「フロンティア精神」の「フロンティア」(業界の先駆者)から。初代モデルが採用した駆動方式のFFにも通ずる車名だが、それとは裏腹に2代目から4代目にかけてはRR(リアエンジン・リアドライブ)を採用。1979年に派生車アルトが登場し大ヒットとなるまでは、長年にわたりスズキを代表する軽乗用車だった。フロンテが乗用モデル(5ナンバー)であったのに対し(後記のフロンテバン・フロンテハッチを除く)、当初のアルトはフロンテとプラットフォームを共用した商用モデル(4ナンバー)として発売された。1989年にフロンテはアルトに統合され、かつてのフロンテに相当する乗用車仕様は5ナンバーの「アルト(セダン)」、商用車仕様は4ナンバーの「アルトバン」となっている。東京モーターショー2005では、フロンテ360をモデルにしたスズキLCが出品された。1969年1月登場。スズライトTLではセダンとバンは共通設計で、駆動方式も共に横置きFFであったが、フロンテ360がRRとなったことで、商用車(ライトバン)への流用に不都合が生じた。スバル360カスタムがリアエンジンのまま後部を荷室に変更したため積載性に難があったのに対して、スズキはフロンテの名で全く構成の異なるバンを新規に開発することで解決を図った。フロンテバンは荷室容積と登り勾配のトラクション確保が容易なFRが採用された。エンジンもフロンテ360のものをベースにしながら、縦置きに設計変更された。スタイルはコークボトルラインのフロンテ360に対して直線基調のプレーンなスタイルとされた。後にこのモデルでは後席の居住性を高めた乗用モデルのフロンテ・エステートが追加された。さらに1970年、エステートをベースにテールゲートを廃したカスタム/ハイカスタムも追加。1972年には、水冷版フロンテバンが登場した。外観はそのままであるが、エンジンは2気筒の水冷 28psと馬力も上がった。後ライトのグリルやウィンカーランプの位置やテールランプなどが変更された。1973年、フロンテハッチにモデルチェンジし、生産を終了した。
出典:wikipedia
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