新あきた農業協同組合（しんあきたのうぎょうきょうどうくみあい）は、秋田県秋田市に本店を置く農業協同組合。愛称はJA新あきた。母体となる、秋田市農業協同組合は、1964年に、当時の秋田市(1955年の金足村編入から2005年の河辺郡2町編入までの枠組み)に20あった農協のうち、15農協による統合によって発足(あとの5つのうち、1965年8月に3つが統合して追分農業協同組合となった後、1995年に秋田市農協に吸収。残る2つは、後年に秋田市農協にそれぞれ吸収合併された)したものであり、旧秋田市内（市制を敷いた時点での地域）を中心とした農協であり、かつては、現在の秋田市広面にあった広山田支所（現・東支店）などのように、統合の過程で吸収した前身の農協の名称を支所名にすることで、規模拡大の過程で地域特性を生かした事業を行っていた。全国的に広域JA化が推し進められたことにより、1995年に、当時の秋田市のJAを、秋田市農業協同組合に一本化。当時の河辺郡2町の農協を吸収した、1999年の合併で現在の名称となる。定款上は、2005年1月11日以降の秋田市全域の他、旧秋田市農協に最後に吸収された追分農協からの流れで、潟上市の天王・昭和地区の各南部の一部が事業エリアに含まれている(店舗自体は、秋田市外に所在しない)。JA新あきた発足後は、本所を本店、支所を支店の名称に変更し、その後、一部支店の整理・統合を行い、旭川支店→中央支店(後に廃店)、広山田支店→東支店、仁井田支店→南支店、新屋支店→西支店、土崎支店→北支店（現在は飯島西袋の秋田厚生医療センター近くに移設）、などのように、一部の支店は地名ではなく、方角を表す名称に変更された。また、現名称での発足当初は、秋田市と旧河辺郡の広域JAであったが、2005年1月11日の市町村合併にともない、再び同市全域のみを営業エリアとすることになった。役員改選等の地区割りは、東、西、南、北、追分、河辺、雄和の7地区（2005年以前の秋田市を5つに分け、他は旧町単位となっている）となっており、合併前の秋田市域の行政上の区割り(現在の、秋田市の各市民サービスセンターの管轄地域単位)とは異なっている（行政上の中央地域は、大部分が当農協では南（主に、秋田市農協発足時に参加した、牛島川尻農協の事業エリアが中心で、牛島地区そのものは南部SCの管轄域だが、川尻地区が中央SC管轄域となる）に所属。加えて、かつて当農協で中央とされていた地区（旧中央支店は旭川支店が前身で、最終的な店舗は泉馬場にあった。泉馬場と旭川全域は、いずれも東部SCの管轄域）は、店舗統合により東に属する。また、行政上の北部SC管轄域は北と追分に加えて一部東に属する地域もある。また、東管内の中心地区である広山田地区に包括される地域のひとつである楢山地区は、行政上は中央SC管内）。秋田県農協ビル支店は、農林中央金庫秋田支店や旧秋田県信用農業協同組合連合会との関係上、戦略的な事情で設定された店舗で、当農協の南地区管内に設置されている。2016年9月、翌年4月に予定していた秋田みなみ農業協同組合（男鹿市）、あきた湖東農業協同組合（五城目町）との合併を、合併後の経営計画の作成が予定より遅れているとして、2018年4月に延期すると発表した。ATMでの現金振込を含む硬貨入出金の対応は行っていない。2009年1月26日、秋田あったかネットに参加したことにより、JAバンクのATMが手薄の地域において利便性を向上させ、また、従前からの加入金融機関の店舗・ATMが手薄のごく一部の旧町村部での穴を補完した。

出典:wikipedia