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亡国のイージス

『亡国のイージス』(ぼうこくのイージス)は、1999年に講談社から刊行された福井晴敏の小説。これを原作として、映画(2005年公開)・漫画などのメディアミックス展開がなされている。2000年に日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞、大藪春彦賞をトリプル受賞した。また、これを基にした映画が2005年公開され、モーニングでもこれを基にした漫画が連載されている。この物語の後日談としてコーエーがPlayStation 2用ゲームとして『亡国のイージス2035 〜ウォーシップガンナー〜』を発売している。2006年現在、発行部数は110万部を越える。前作『Twelve Y. O.』の続編にあたるが、短編集や漫画も含めれば、『6ステイン(920を待ちながら)』や『C-blossom case729』の続編でもある。。以下は単行本『亡国のイージス』についての解説である。海上自衛官である宮津弘隆が北朝鮮工作員ホ・ヨンファと結託し、自分の座乗艦であるミニ・イージスシステム搭載ミサイル護衛艦「いそかぜ」(艦番号はDDG183)に特殊兵器「GUSOH」を持ち込み反乱を起こした。人質は首都東京、困惑する内閣。新人の部下如月を、そして自分の艦を取り戻すために飛び込んでいった先任伍長仙石恒史。「守るため」に戦う2人の隊員は「俺たち」の艦を取り戻し、ミサイルの発射を阻止できるか。なお作中では「こんごう型」と同様に同時12目標を攻撃可能な能力を持ち、また、すべての護衛艦に順次同様の改修を行う予定があるとも書かれている。Mk.13 ミサイル発射機は撤去費用の問題から残されており、旧式化したSM-1ミサイルと共にお荷物扱いされ、あまつかぜ時代からこれを扱ってきた仙石は複雑な想いを抱いている。化学兵器「グソー」をMk 13とVLSどちらに積んでいるのか分からず特殊部隊による無力化を狙う日本政府が対応に苦慮するなどの描写がある。「演」は映画でのキャスト本作のタイトルは劇中で登場する論文に由来する。この論文の作者は宮津弘隆の息子で防衛大生の宮津隆史。隆史は父親と同じく海上自衛官を目指していたが、防大卒業が近づいてもいまだ国を守るという信念を持てず、悩んでいた。その果てに執筆しネットで公開したのが「亡国の楯(イージス)」である。中身を要約すると「国力とは財力や軍事力ではなく、国民が祖国に抱く愛国心」、「今の日本には愛国心も、国家の意思と呼べるものも無い」、そして「防衛の要であるイージス艦は、守るべき国を亡くしている」である。この論文がある意味、物語の1つの始まりと言える。講談社(単行本)講談社文庫防衛庁・海上自衛隊・航空自衛隊協力の下、2005年7月30日に公開。興行収入は21億円。日本での公開の後、台湾でも2005年11月26日から「亡國神盾艦」の名で劇場公開された。「護衛艦の副長が幹部自衛官達を従えて日本政府に対し反乱を起す」というアクション・エンターテインメント的な内容ではあるが、一方で「国家としてのありようを見失った日本に、はたして守るに値する価値があるのか?」と、問いかける作品となっている。当作品に限らず福井晴敏の映画化作品は愛国的・反米的な描写が目立つが、決して戦争を賛美するものではなく(むしろ、戦争批判のメッセージさえ込められている)、前述の通り日本という国家のあり方を問いかける主題のものが多い。映画版が公開された2005年は戦後60年の節目の年でもあり、日本の防衛庁が本作を含め『ローレライ』『戦国自衛隊1549』『男たちの大和/YAMATO』など、日本の軍備を描いた作品への協力を積極的に行なった。そのこともあってか、韓国国内では映画版に出演したチェ・ミンソに対して「日本の軍拡に繋がる右翼映画に出演する女優」と非難・批判が噴出した。実写化にあたっては上映時間などの制約上、原作の内容をすべて盛り込めず、前述の問いかけに対する原作終盤の仙石の返答と行動は全て無くなっている。また、原作のハリウッドテイストなシーンが削除され娯楽色が薄められているほか、その他の重要なエピソードについても一部が原作者自身の判断により削除されている。本作品は当初2000年に映画化する予定だったが、企画を持っていった1999年当時の防衛庁(現:防衛省)側は「現職の海上自衛隊護衛艦艦長が反乱を起し、最新鋭護衛艦を乗っ取り、日本政府に対して脅迫をするなどという内容の映画には、一切協力はできない」と強く拒否した経緯がある(その後の映画版でも、反乱の首謀者である宮津の役職が艦長から副長へ変更されている)。2度目の協力要請の時、同庁広報は再度拒否するつもりだったが、同作品の読者であった石破茂長官(当時)が再考を促し、また原作者や映画制作関係者が艦艇部隊や江田島などをくり返し見学し、映画の内容修正を行ったこともあって、防衛庁(現:防衛省)側の協力が実現した。これ以降、従来はこのような自衛隊を使用した大規模な撮影には消極的だった防衛省が、一転し協力的になったと言われる。しかし、国防上重要な最新兵器などは公開を控えているようで、映画によっては一世代ほど前の兵器が使われたものもあった。2000年-エニックス(現スクウェア・エニックス)の漫画雑誌「コミックバウンド」で中村嘉宏作画によるコミカライズが連載されていた(雑誌廃刊のため打ち切り)。2004年-講談社モーニングにて横山仁作画によるコミカライズ版が連載された。現在は物語中盤で連載が休止されており、発売されているコミックス上では「第1部完」と表示されている。2005年-講談社別冊フレンドにて霜月かよ子作画による本作の前日談『C-blossom case729』が連載された。この作品において、如月行が二等陸曹に昇進する顛末が描かれており、また、エピローグにおいて『いそかぜ』に配属された彼の姿を確認できる。2005年7月21日-コーエー PlayStation 2 亡国のイージス 2035 ウォーシップガンナー発売2007年12月27日-コーエー PlayStation 2 コーエー定番シリーズ 亡国のイージス 2035発売(上記の廉価版)2005年7月に劇場公開と併せてラジオドラマがTOKYO FMで放送された。また同年8月7日までネット配信された。『亡国のイージス』の文庫版の表紙には、背景として海上に浮かぶ 「いそかぜ」の姿が小さく描かれているが、上巻では通常のはたかぜ型護衛艦の状態、下巻では改造されミニ・イージスシステムを搭載した後の姿になっている。週刊モーニング掲載のコミックの絵やピットロードが商品化した模型はこのデザインが元になっている。また、解説本『亡国のイージス 公式大綱』(角川書店)にも「いそかぜ」の描きおろしイラストが掲載されたが、主砲が背負い式になっていない等、上記のものとはデザインがやや異なっている。

出典:wikipedia

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