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シリーズ21

シリーズ21("Series-21")は、近畿日本鉄道の次世代一般車両(通勤形電車)。「人に優しい、地球に優しい」と「コストダウン」をコンセプトに開発された。近鉄用の一般車両は1986年に登場した6400系で確立されたVVVFインバータ制御装置に前面貫通型アルミ車体を基本とする設計で1998年まで製造され、その居住性や1981年に登場した界磁チョッパ制御車の8810系で確立されて1997年登場の5800系まで継承されていた斬新な車体デザインは利用者やファンの間で好評を博していたが、2000年代を迎えるにあたって、一般車両のフルモデルチェンジを行なうことになった。設計の基本方針としては以下の5項目が掲げられた。この設計方針を踏襲した車両は21世紀における理想像を目指した近鉄一般車両の標準型としてシリーズ21と総称された。第一陣として製造された3220系は、2000年3月15日に近鉄奈良線・難波線・京都線・橿原線・天理線および京都線と直通運転を行う京都市営地下鉄烏丸線で営業運転を開始した。以後、5820系・9020系・9820系といった系列が幅広い線区で導入された。ただし現在の所名古屋線区には1編成も導入されていない(試験走行や乗務員訓練、塩浜検修車庫でのイベント開催の回送による入線実績はある)。けいはんな線の開業の際に導入された7020系は車体構造や台車設計こそ全くの別設計であるが座席構造などがシリーズ21に準じた設計で、主要機器もシリーズ21の設計を一部踏襲している。ただし、近鉄では公式には「シリーズ21」の一形式とはされていない。これらの形式は下二桁を20とし、番号は21(大阪線は51)からスタートしている。「シリーズ21」として2000年グッドデザイン賞・2001年鉄道友の会ローレル賞受賞。5820系は5800系に続き、L/Cカーとしては2代続けてのローレル賞受賞となっている。車体材質は7020系を除いてアルミニウムダブルスキン構造を採用しており、車体の塗装は1986年の3200系以降で採用されていたシルキーホワイトにマルーンレッドのツートンカラーから、車体上部をアースブラウン、車体下部をクリスタルホワイトのツートンカラーに、サンフラワーイエローの帯を巻いた「シリーズ21」専用色となり、車体前面はブラックフェイスとなった。車体前面部の行き先案内表示機と車両編成番号は車体洗浄時を考慮して大型ガラスの中に収めており、前面側面共に種別表示は従来からの幕式表示機、行き先表示にLED式表示機を採用している。途中駅での車両解放がある場合や弱冷房車(冷房使用時のみ)は側面のLED行き先表示機に、行き先の英字と「弱冷車」または「この車両○○まで」(○○は赤で表示)の表示が交互に出る。この他にも、全車両が製造時から連結部に転落防止幌を標準装備している。内装面では5800系で採用された明るいグレーを基調とした内装材を一部改良の上で本格採用し、車内空間に落ち着きを持たせた。乗降扉の窓ガラスには複層ガラスを採用し車内の保温性を高め、扉間の側窓には固定式で大型1枚のものを採用したほか、高さを3段階とした吊り革や、扉間の6人掛けのバケットシートを採用した。また、5820系の車端部以外では戸袋部分の1人掛け優先座席が「らくらくコーナー」とされ、両側に肘掛が設置されている。これらの座席は全て赤系を基調としたモケットで、製造メーカーは住江工業製となっている。座席定員は従来扉間7人掛け・車端部5人掛けとされていたものを、長さはほぼそのままで6人掛けまたは4人掛けと変更された。1人あたり座席幅も430mmから485mmと、従来よりも格段に広くなった。座席定員は1両あたり10 - 18名減となった。移動制約者対応として各車両1箇所に車椅子スペースを整備し、通常は立席スペースにも使用可能なように背もたれ用の「パーチ」が取り付けられている。従前の近鉄では、同一仕様の主電動機を搭載しても制御装置のメーカーで車両形式を分けることがあったが、シリーズ21では特に区別していない。そのため、同一形式に三菱電機製の制御装置と日立製作所製の制御装置が混在する(3220系・6820系は現時点で日立に統一されている)。また、最高速度も従来では110km/hまでであることが多かったが、シリーズ21からは120km/hに統一されている(運転最高速度は6820系が100km/hの他は110km/h)。起動加速度も従来車の2.6km/h/s(MT比や車両形式により前後する)から3.0km/h/sに向上した。ただし、在来車との併結時の際には2.3km/h/s - 2.6km/h/sに落とされる。台車は22000系以降の近鉄車両では一般的な積層ゴムブッシュ片側軸箱支持式のボルスタレス台車を標準としている。集電装置は、下枠交差式とシングルアーム式が編成ごとに混在している。下枠交差式のものは、廃車になった車両のものを再利用しているものもある。3220系のモ3220形、9020系、6820系はパンタグラフを2基装備している。シングルアーム式の配置は他社でよく見られる「< >」ではなく、「< <」の配置とされ、22600系以降の特急車両にも踏襲された。奈良・京都線用の5820系・9020系・9820系については阪神電鉄直通運転対応工事を行い、同社用のATSと列車種別選別装置の取り付けを完了した。これにより狭軌用の6820系以外の形式は他社線に乗り入れることとなった。ノッチ段数の設定は在来車は奈良線用が進め保ち式、京都・大阪・名古屋・南大阪線用が指令式を採用していたが、本系列では使用線区を問わず指令式に統一した。ただし、大阪線所属車は車内設備などが異なる関係上、奈良線所属車との区別から、50番台に区分されている。ブレーキ方式は電気指令式を採用している。3220系以外は電磁直通ブレーキ式の従来車と連結可能とするため、ブレーキ指令読替装置を装備しており、所属路線を問わず進め保ち式の車両とも特に支障なく併結可能となっている。車齢が高く、老朽化の進んだ扇風機装備車・ラインデリア装備車の代替という位置づけで投入されたが、上記の阪神との直通運転を行うため、奈良線系統に大部分が投入されている。その結果、奈良線系統で余剰となった界磁チョッパ制御装置車が他線区に転属しており、大阪線系統にも名古屋線への転属車両が発生している。奈良線所属の9000系の全編成、大阪線所属の2800系2817Fや1200系1211F・1212F、1233系が名古屋線に転属し、老朽化した1810系の一部編成や2600系、1000系1002Fを置き換えた。9200系(9208Fを除く)や8810系8812Fは大阪線高安検車区に転属した。これにより、大阪線所属の2430系・2800系の中で4両編成の車両を3両編成に減車の上、名古屋線富吉検車区および山田線明星検車区へ転属する編成が発生している。なお、2016年時点では名古屋線での定期運用はないが、2003年4月のイベント「きんてつ鉄道まつり」での展示で5820系5852Fが名古屋線塩浜駅まで入線したことがある。志摩線や信貴線には定期運用での入線実績が無いが、5820系のみ団体運用で志摩線に入線する事がある。

出典:wikipedia

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