LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

たけしの挑戦状

『たけしの挑戦状』(たけしのちょうせんじょう)は、1986年12月10日にタイトー(現・スクウェア・エニックス)が発売したファミリーコンピュータ用ゲームソフトである。タレントのビートたけしが監修した作品。「ポリネシアンキッド 南海の黄金」というサブタイトルも付けられている。2009年3月31日よりWiiのバーチャルコンソールで500Wiiポイントで配信されている。バーチャルコンソールにおいて実在タレントをモデルにしたタレントゲームを、タレント本人または芸能事務所より許諾を得たうえで配信するのは本作が初である。当時ファミコンに夢中になっていたビートたけしの「今までにない独創的な発想を入れたい」という意図が反映され、数々の斬新な内容が盛り込まれている。キャッチコピーは「謎を解けるか。一億人。」で、ソフトのパッケージ表面には「常識があぶない。」(販促用のポスターでは「あぶない」の「あ」の字が鏡文字になっている)と称し、裏面ではビートたけし自ら「今までのゲームと同じレベルで考えるとクリアー出来ない」とコメントしている。また広告には「成功確率 無限大数分の1」と書かれていた。CMは、たけしが『雨の新開地』を歌うシーンと、たけしがIIコンのマイクに向かって「出ろ!」と言い、宝の地図が出てくるシーンの2パターンがあった。どちらのCMもゲーム攻略のためのささやかなヒントになっている。しかし、本作の発売前日に、たけしおよびたけし軍団による「フライデー襲撃事件」が発生。本作は予定通り発売されたが、放送されていたテレビCMは打ち切られた。パッケージには「ビートたけし、ファミコンソフト第1弾!」と書かれており、のちに第2弾の『たけしの戦国風雲児』が同社より発売されている。うだつの上がらないサラリーマンがある島に眠っているという財宝を探しに行くという内容。ゲームシステムはサイドビューのアクションゲームだが、ストーリーはアドベンチャーゲームのように選択肢によって進行していくため、ジャンルとしてはアクションアドベンチャーゲームと言える。また一部シーンにはシューティングゲームも含まれている。世界観は極めて退廃的であり、主人公は薄汚れた町並みの中に住む世帯持ちのしがないサラリーマンである。台詞は汚い言葉遣いが多い。店の看板は極道的な内容で、路上にはヤクザが蔓延り、否応なしに主人公に殴りかかってくる(また、これを逆に攻撃して倒すこともできる。これに限らず、敵味方なくすべての登場人物を殴ることもできる)。日本にいる時はテキーラを飲むこと、ひんたぼ島では宿泊することによって体力が回復する。ふとしたことから宝探しの情報を聞き出し、本格的な宝探しに行くためには、まず身の周りのしがらみを取り払い、周到な準備をする必要がある。「離婚届を出す」「退職届を出す」「恩人を倒す」「カルチャークラブで技能を修得する」などがこれである。他にも「パチンコの最中にIIコントローラーのマイクで叫ぶ」「宝の地図を出す際に『5分経過後から10分経過する前にIIコントローラのマイクに向かって叫ぶ』か『1時間待つ』」など通常では思い付き難い操作が要求される上に、ハンググライダーを使う場面では、上に自由に移動できないなどの独特の操作性のため難易度の高いシューティングゲームとなる(セスナなどの他の乗り物では着陸が出来ず結局クリア不可能である)。カラオケで実際にIIコントローラーのマイクを使って歌い高評価を得ないと進めないイベントがあるが、ニューファミコンではマイク機能が削除されている。マイク機能を使用した謎解きを入れた他のゲームでは、セレクトボタンを用いることでマイク機能の代用としたものが多いが、本作に関しては、IIコントローラーの下とAボタンを押す(バーチャルコンソール版ではWiiリモコン裏側についている「B」ボタンで代用できる)ことでマイク機能を使用しているのと同じ判定がなされる。これは旧型のファミコンでもマイク機能を使わずに同様の操作を行えばマイク機能を使用しているのと同じことになるためである。なお、マイクで音を判別しているとはいえ、後のゲームのように音声認識であったり、音程を判別する機能はないために、実際に歌唱力がなくともメロディの部分で息を吹きかけるだけで歌ったことになる。パスワードなどのゲームクリアに必要な情報が解析本(攻略本)以外の形でもリークされていた。しかし、インターネットなど普及していない当時では、そのリーク情報も限られた範囲にしか伝わらなかったようである。代表的なものとして「すきすきすきすきすき すきすきすきすきやき」がある。また、オープニング画面でパンチを2万回繰り出せばエンディング直前の状態からスタートし、エンディングを見られるようにもなっている。このゲームには、「ひんたぼ語」という言語が登場する。ひんたぼ語とは、このゲームに登場するひんたぼ島の住民が操る言語で、例えば「あ→い」「そ→た」というように日本語の仮名を一文字ずつずらすというように、シーザー暗号をかけたような言語である。ただし、濁点および半濁点も一文字と数え、数字についても1ずつずらす。また「ん」以降は「ん→っ→ゃ→ゅ→ょ→?→゛→゜→×→ー→あ」の順になる。「ぁぃぅぇぉ」「ゎ」「ゐゑ」はゲーム中に文字が存在しない。インターネット上に存在するひんたぼ語変換ツールでは便宜上変換しないように処理されている。カルチャーセンターでひんたぼ語を習ってからひんたぼ島に行くと普通の日本語で表示されるため、上記の文章にはお目にかかれない。本作の企画経緯については、さまざまな説明がある。タイトー広報によれば、当時ゲームに興味を持っていたたけし側から企画が持ち込まれたことが発端だという。一方別の説明では、タイトー側がたけしを題材としたタレントゲーム制作を企画し、『オレたちひょうきん族』のキャラクターを生かした横スクロール型シューティングゲームを準備していたが、たけし側の了承を得るために話を持ち込んだところ、たけしが「作りたいゲームがある」と主張したとされる。また外部発表では「痛快なりゆき番組 風雲!たけし城」のゲーム化作品とされており、ゲーム雑誌にも「(仮称)風雲!たけし城」と記載されていた。制作中のたけしの関与についても記録はまちまちで、たけしが飲み屋で酔っ払った勢いで言った内容がそのままゲーム化されたもの、などとテレビ番組などでは解説される。またビートたけし司会のテレビ番組「ビートたけしのこんなはずでは!!」2003年7月12日放送分では、たけしは「太田プロの近くの喫茶店で一時間話しただけのゲームだぜ」などといい加減な企画だったことを語り「どうも失礼致しました」などと述べている。しかし、チーフプログラマの森永英一郎によると、本作ではたけしは積極参加しており、「ビートたけしと新宿の有名ホテルの最上階で何度も頭を突き合わせて作りました。大学ノート一杯にかかれた彼のアイディアはとても印象的でした」と自身のサイトで語っている。「こんなに難しくしたらゲームバランスが崩壊する」と忠告はしたもののたけしはそれを受け入れなかったという。また開発者のひとりである福津浩によれば、当時のたけしがゲームに「ハマっていた」ということもあり、「たけしが作ったゲームだが、たけしが出てこない」などと、構想を熱く語ったと言う。通常この様な企画では打ち合わせなど一回も行われないものであったのであるが、ホテルの部屋を借り切るなどして3回行われ、やはりたけしも積極的に介入していたとのことである。開発陣もたけしのアイディアを次から次へと盛り込んでしまった結果、規格外のゲームに仕上がる結果となってしまった。開発陣としては、このまま発売してしまってはまずいことになるとの自覚もあったが、引くに引けない所に来ていた。たけしが希望したにもかかわらずハードウェアの制約や子供向けのテレビゲームには向かないという理由で、不採用になったり当初の意図より無難に改変されたりしたものが多数あったものの、「とにかくビートたけしさんが言っているのだから」と許す限りのアイデアを片っ端から盛り込んだ結果、プレイヤーを困惑させる不条理なゲームとなった。後述の記事にあるように「ビートたけし」のネームバリューでソフトを買った購買者の期待を突き落とす出来となった。なお、アイデアをまくしたてた当のビートたけしは「(打ち合わせ当時の)詳細を全く覚えていない」と語っている。関係者インタビューによると、当時本作の攻略本を制作した太田出版には、「攻略本を読んでも解けない」との苦情電話が、問い合わせのものと合わせて一日400件も殺到したという。対応に追われ辟易した当時の編集者は、「担当者は死にました」と虚偽の回答をしていたそうである。1冊目がほとんど攻略本として役に立たなかったことから「攻略本の攻略本」として2冊目が出版される。この本の後書きで、たけしが「これで解けないからといって、間違っても傘と消火器を持って太田出版に殴りこまないように」と自らが起こしたフライデー襲撃事件をネタにしたコメントを書いている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。