CGS単位系においてガル（Gal）とは、加速度の単位を言う。Gal という名称はガリレオ・ガリレイ（Galileo Galilei）にちなむ。地震に関連する分野ではよく用いられるが、国際単位系としては認められていない単位である。他の単位への換算規則として、が成り立つ。国際単位系(SI)において加速度の単位はメートル毎秒毎秒（m/s）である。一方、ガル（Gal）は計量法などにおいて「メートル毎秒毎秒の百分の一」と定義されている。したがって、が成り立つ。地球表面における重力加速度、すなわち標準重力は、正確に 9.80665 m/s² = 980.665ガルである。世界最大の地震による加速度は、岩手・宮城内陸地震（2008年6月14日）の際に岩手県一関市厳美町祭畤で観測した4022ガルである。この記録は「地震時に記録された最大加速度」（largest peak ground acceleration measured in an earthquake）としてに認定された。

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