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日産・レパード

レパード (LEOPARD) は、1980年から1999年まで製造・販売された日産自動車の高級パーソナルカーである。本項では便宜上1980年 - 1986年まで生産されていた兄弟車のレパードTR-X、1992年 - 1996年まで生産されていたレパードJ.フェリーについても述べる。レパードが取扱販売される以前の日産店(広告上の"ブルーバード販売会社")では、主力車種であるブルーバードの上級グレードとして、610型ブルーバードUの後期型から直列6気筒エンジンを搭載した「2000GT(愛称・サメブル)」シリーズが設定され、810型ブルーバードにも、直列6気筒エンジンを搭載した上級グレードの「2000 G6」シリーズが設定されていた。1979年11月に発売された910型ブルーバードには、直列6気筒エンジンを搭載した上級グレードが設定されず、本来のブルーバードの車種クラスに準じた4気筒エンジン搭載車に統一された事で、日産店での取扱車種のラインナップ上、ブルーバードの上級グレードの後継車種としての位置付けと、スカイライン、ローレルに続く上級車ラインアップの一角を担うべく、1980年10月に日産の新規車種としてレパードが発売された。また、1999年のモデル消滅までの19年間、商品企画の変転が大きく、初代は910型ブルーバードベースの上級2ドア/4ドアハードトップ、2代目はR31型スカイラインをベースにし、トヨタ・ソアラを強く意識した高級2ドアクーペのみ、3・4代目はセドリック / グロリアベースの高級4ドアセダンのみという変遷であった。そして、レパードそのものの一貫したコンセプトを持ち続ける事が出来ずに確固たるブランド力を構築出来なかったが、その後の同社のインフィニティ・Q、M、G(それぞれ日本国内のシーマ、フーガ、スカイライン)をはじめとした高級パーソナルカーにその経験は生かされており、この3車が精神的後継モデルという位置づけにあると言えよう。当時、東京都杉並区荻窪にあった旧・プリンス自動車工業の開発拠点において車両開発された。910型ブルーバードをベースに、ホイールベースを延長したロングノーズの直列6気筒L24Eを搭載した北米向け車種の「G910型 マキシマ」をベースとしている。610型ブルーバードUの「2000GT」シリーズや810型ブルーバードの「2000 G6」シリーズに設定されていた直列6気筒エンジン搭載の上級グレードの後継車種である事から、ブルーバードをメインに取り扱う日産店の取扱車種として発売された。CM出演は加山雄三。キャッチコピーは前期が「パワーエリート」後期が「鋭く挑む、華麗なる豹」。ボディタイプは4ドア(ピラード)ハードトップと2ドアハードトップだった。これに加え、日産・チェリー店取扱車種の姉妹車として「日産・レパードTR-X(トライエックス)」も設定された。レパードの異型ヘッドライトに対し、TR-Xは規格型の角型4灯ヘッドライトを装着する。初代(F30型)は、さまざまな「世界初」や「業界初」(燃費計やフェンダーミラーワイパー)を携えて登場した。スタイリングは、リアウインドウに使われたベンドグラスやCピラーとリアフェンダーを面一としない手法(キャビン後端の幅を狭め、Cピラーの後ろを絞り、ボディー全長にわたるショルダーラインを際立たせる)を特徴とし、国産他車に先駆けるものであった。車体幅が5ナンバーサイズのため、前後の絞りは小さく細長い。スタイリングの先進性に比して、発売当時のエンジンは日産・L型エンジンで6気筒・2000ccと2800ccのL20EとL28Eと日産・Z型エンジンの4気筒・1800ccのZ18というラインナップであった。
ソアラが当初より最大出力170psの2800ccDOHCエンジンを搭載したグレードがあり、最終的に190psまで登場した。これは発売当時の日本の乗用車エンジンでトップクラスの性能を持っており、ブランドイメージを高めていた。それに対して、L20EとL28Eの最大出力は130psと145ps、Z18の方は最大出力が105psであり、同クラス車のソアラより、パフォーマンス面で劣っていた。エンジンの性能は最大出力だけで決まるわけではないが、カタログ値で見た場合、L型はソアラのエンジンより見劣りするという印象を払拭することが出来ず、廉価版として採用したZ18は、かえってF30型のエンジンはソアラのエンジンよりパフォーマンスが劣るという印象を強調させてしまい、結果ブランドイメージを大きく損ねてしまった。
1984年に発売されたフェアレディZ 300ZXと共通のVG30ET型エンジン(JISグロス最大出力230馬力)によってソアラに勝るとも劣らないエンジンとなったが、ブランドイメージを上げるには至らなかった。前述の通り、ブルーバードにV型6気筒エンジン搭載車の「マキシマ」が登場した事や、競合車種のトヨタ・ソアラを強く意識した結果、初代F30型にチェリー店の取扱車種として存在していた姉妹車のレパードTR-Xの車名が廃止され、新型となったF31型からは日産店とチェリー店が共にレパードに車名を統一して2ドアクーペのみのラインナップとなった。また、同時期のスカイライン(R31型)と基本設計を共用し、開発コストを抑えた。開発主管は、ローレル(C32型)、スカイラインR31・R32型の開発主管を務めた旧・プリンス自動車出身の伊藤修令が担当した。また、当時の組織変更(主管は複数車種を掛け持ちせず1車種1主管制へ変更)の影響で発表の2ヶ月ほど前に山羽和夫に変更。そのため、記者発表や雑誌には開発主管の山羽和夫が開発担当責任者として対応している。その後、マイナーチェンジに向けての開発も山羽和夫のもと進められた。エンジンは3リッター4カムのVG30DEを頂点に全てV6ユニットを搭載。前期型がVG30DE型(V6-3000DOHC、185ps)、VG20ET型(V6-2000SOHC ジェットターボ 空冷インタークーラー付き、155ps)、VG20E型(V6-2000SOHC、115ps)の3機種。マイナーチェンジ後の後期型はVG30DE型は200psとなったほか、VG20ET型に替わりVG20DET型(V6-2000DOHCセラミックターボ 水冷インタークーラー付き、210ps)、また3000ccエンジン搭載車にもターボモデルが加わり、シーマ(FPY31型系)に搭載されたVG30DET型(V6-3000DOHCセラミックターボ、255ps)が新たに搭載された。前期型VG20E型搭載車のみMT車が設定された。
頂点のVG30DEは、いたずらにパワーを求めずインテリジェンスなフィーリングを重視した185馬力のユニット。サスペンション形状はフロントがストラット、リヤがセミトレーリングアームであった。アルティマには、超音波で路面状況を把握し減衰力を変化させるスーパーソニックサスペンションを搭載している。なお、後期型に搭載されたVG30DET(V6-3000DOHCセラミックターボ、255ps)は、初搭載の車種が初代Y31型シーマであったために、世間一般にはシーマ用のエンジンと解説されるが、当時、マイナーチェンジに合せて開発を進めていた開発主管の山羽和夫をはじめとするレパード開発チームがライバルトヨタ・ソアラ(230ps)に対抗する為に開発していたハイパワーエンジンである。初代Y31型シーマは、当初、3リッターノンターボで開発が進められていたが、発売後に想定されるライバル車種をトヨタ・クラウンだけではなく当時人気絶頂のトヨタ・ソアラも視野に入れる事となり、開発途中でターボエンジンの搭載が決定された。この時点で、Y31型シーマの開発が終盤に向けて進行していた為、シーマ用にエンジンを新規開発するだけの時間がなく、レパードの開発チームが開発していたVG30DETを新型車種の初代Y31型シーマに譲った形になった。
ここでややこしいのが、レパードの販売が始まったのは1986年だが、VG30DETのレパードが販売されたのは1988年8月のマイナーチェンジからなのに対して、シーマが1988年1月から販売された時点でVG30DETを搭載したモデルも一緒に販売された。このため、発表順からVG30DETはシーマ用ユニットと当時から言われるようになる要因となった。エンジンの存在はシーマのブランドイメージを大きく高め大ヒットに結びついたが、レパードのほうは発表順では2番手となり、ブランドイメージを高める効果は限定的なものとなった。エクステリアは先代のイタリア的近未来スタイルに対し、ソアラ(初代)やBMW 3.0CSをリスペクトしたようなクラシカルなデザインへと変わり、細部の仕上げにも相応の注意が払われている。特にリアピラーからホイルハウスにかけて数字の6を描くようなバランスの取れたデザイン“エアフロー・フォルム”が特徴。コンセプトは“アダルトインテリジェンス”。派手さは無いが知的で大人のためのプライベートクーペを表現。外板の塗装も高品質仕上げが施されていた。インテリアは、世間では“絶壁”と評されてきたがデザインコンセプトは航空機のコックピット感覚をもとに高級車としての風格を考慮し、売りであるエレクトロニクスメーター類、オーディオなどを融合しデザインされた。助手側も運転席と対等に包み込むようなデザインでグローブボックスを充実し、物をダッシュ上に乗せるのではなく収納するというパッセンジャーに対する配慮も考慮したインパネデザインであった。また高いダッシュボードはフロントガラスへの映り込みを抑えるソフトな材質を用いられている。グレード名の由来としてVG30DE搭載車のアルティマは「究極」ULTIMATE(英語)からとった造語。最上級グレード。2リッターのVG20ET搭載車のXS-II、XSの意味は、「X」は未知にチャレンジするという意味、「S」はスポーツ、「II」は上級車の意味を指す。2リッターNAのVG20E搭載車のXJ-II、XJの意味は、「X」は上記に準じており「J」はジュエリー(宝石)のもつ高級感を指している。先代と違いエンジンなどが理由でブランドイメージを大きく損なうことはなかったものの、既に知名度を確立していたソアラの陰に隠れてしまったことなどから販売当初は苦戦を強いられたが、ドラマ『あぶない刑事』で使用されたのを機に一躍有名となり、販売台数こそ大きく伸びなかったものの歴代モデルにおいて最もブランドイメージを確立することに成功した。また、ハイパワーエンジンを搭載した後輪駆動であることもあり、2016年現在も中古車市場で高い人気を誇っており、同型を専門に扱うショップも存在する。ベースとなったスカイラインがR32型へ世代交代する中でレパードの開発は中止となったが、日産店のラインアップに穴が開くことに対する販社の抵抗も大きく、次期レパードは「インフィニティ・J30」の国内投入で継続されることが決まった(当初、J30は日本導入の予定は無かった)。この結果、4ドアセダンのみの設定となり、車名もレパードJ.フェリー(LEOPARD J.FERIE)へと改称され、車の性格が変わったことをアピールした。フェラーリやマセラティにも収められているイタリア、ポルトローナ・フラウ製(表皮のみ)の本革シートをオプションで用意する。このシートの価格は約80万円もしており、普通の本革シート(オーストリアのシュミットフェルトバッハ製。初代マツダ・センティアも採用していた)も約50万円など、セドリック/グロリアと比べても、よりパーソナルな高級車としての印象が強く、またこれまでのモデルと較べてもスポーツ性が大幅に抑えられ、完全なラグジュアリー志向になっている。エンジンは、シーマ用のV型8気筒 DOHC 4130cc VH41DE型(270ps)と先代F31型にも設定されたVG30DE型(200ps)の2種類で、それぞれに電子制御の4速フルオートマチックミッションが組み合わされる。VH41DEモデルのみSuper HICASが装備される。シーマ・セドリック/グロリアとは異なり、ターボ仕様は設定されておらず、北米向けインフィニティ・J30にはV6のみであった。同時期のY32型セドリック/グロリアのVG30DE型搭載車に関しては、国内ユーザーの声を反映した5速ATが組み合わされているが、J.フェリーではインフィニティ・J30からの大きな変更は見送られ、4速ATのみとされた。エクステリアデザインは北米専売車種のアルティマを含む同時期のブルーバードセダン(U13型・SSS/EEXシリーズ)同様、カリフォルニアデザインセンター(NDI)の意見を大幅に取り入れた、リアエンドの下がった、いわゆる「尻下がり」「垂れ尻」の特徴あるプロポーションとなった。日本車としては初めて、助手席エアバッグを全車に標準装備した(レスオプションも選択可)車でもある。雑誌NAVIや、一部好事家での評価は高かったが、企画の段階から北米での販売を意識したデザインは、当時のユーザー層に受け入れられる事なく、日本国内での総販売台数は約7,300台に終わった。車名をレパードに再改称。開発時期がバブル経済の絶頂期と重なり、贅沢な設計のなされたJY32型からは一転、メーカーの経営不振といった逆風の中で開発されたJY33型レパードは、Y33型セドリック/グロリアの主要コンポーネントの大部分が流用され、事実上これらの兄弟車種となった。ボディは4ドアハードトップのみ。ドアアウターパネルおよびインストゥルパネルの形状はY33型系セドリック/グロリアと共通。エンジンは前期型がVQ30DET(V6-3000DOHCターボ、270ps)、VQ30DE(V6-3000DOHC、220ps)、VG30E(V6-3000SOHC、160ps)の3機種。マイナーチェンジ後の後期型でVQ30DEとVG30Eは廃止され、代わりに直噴式のVQ30DD(V6-3000DOHC、230ps)と、VQ25DE(V6-2500DOHC、190ps)、F31型にも設定されていたVG20E(V6-2000SOHC、125ps)、4WD車専用としてRB25DET(直6-2500DOHCターボ、235ps)が追加された。グレード構成もグランツーリスモやブロアムといった区別こそ存在しないが、内容的にはセドリック/グロリアとほぼ同じような構成となり、登場当初は後席関係の装備を充実させたトップグレードのXV-Gを筆頭に、以下XV、XR、XJと続いた。足回りはセドリック/グロリアのグランツーリスモと同じ仕様とされ、XV-GとXVには電動SUPER HICAS仕様も用意された。電動SUPER HICAS仕様の型式はJHBY33となり、"B"が追加される。日産自動車初の直噴エンジンVQ30DDを搭載したモデルである。総販売台数は、前期型が約10,000台、後期型が約2,000台であった。「leopard」とは、英語で「豹」(ひょう)の意味。尚、初代に設定されていた「TR-X(トライエックス)」とはTechnologyの「T」、Romanの「R」、そして「未知(の走り)」を意味する「X」をつなぎ合わせたもので、3代目のサブネーム「J.FERRIE(ジェイフェリー)」とは、フランス語で「祝日」を意味する「Jours fériés(ジュール・フェリエ)」を英語風に発音した造語で、欧米人の人名のような響きを持たせることを意図して命名された。

出典:wikipedia

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