ギンギラ太陽's (ギンギラたいようズ)は、福岡県福岡市を拠点とする劇団。1997年、高橋徹郎が主宰をつとめていた幻想舞台の別ユニットとして発足。地元のバスや電車、ビル、菓子などを「かぶりもの」を使って擬人化する芝居を得意とする。福岡の街 (主に福岡市天神)を舞台にさまざまな業界の歴史やエピソードを綿密な取材を元にした脚本や演出で、ユーモラスに時には感動的に描く。主宰は大塚ムネト。劇団の人気が高まるにつれ、地元企業や地方公共団体等のイベントに呼ばれる機会が増えている。西鉄ホール公演以前、特に高橋徹郎が主宰を勤めていたころは、現在よりコント色の強い劇団であった。しかし、彼が脱退後主宰が大塚ムネトに交代以降は、ドラマ色が徐々に色濃くなってゆく。それに対して一部の劇団員や観客からは「ギンギラに涙はいらない」として彼の脚本や演出に異議をとなえるものもいたが、地道な公演を積み重ねて行く中でそういった反発を取り除き相互に理解を深めていった。そのような公演活動が西鉄ホールプロデューサーの目にとまり劇場初となる地元劇団公演を成功させる。さらには、地方劇団としては当時はめずらしかった、ローソンチケットやチケットぴあと提携。劇団の公演チケットが全国で購入可能となった。その後はこの劇場を拠点に地の利や劇団のダイレクトメールを中心とした広報活動、観客の口コミなどで知名度が徐々に上がってゆく。2002年2月には、地元劇団との合同公演の中で「かぶりもの」を使わない作品の上演を成功させる。この頃にはすでに公演チケットは前売り段階で完売するほどになっていた。さらに翌年の3月には、「ひよこ侍」シリーズの第一作を上演し、この公演を見ていた嘉穂劇場の関係者の勧めで2003年9月、同劇場で「ひよこ侍」の新作を上演する事が決定した。しかし、同年7月に筑豊地方をおそった集中豪雨により劇場が水没し、公演中止となる。大塚ムネトは、劇場の復活を願い「ひよこ侍」上演の無期限凍結を発表した。それから、1年4ヵ月後の2004年11月、復興をなしとげた同劇場において、県内外からの多数の客演を得て「ひよこ侍」の復活公演が行なわれた。さらに西鉄エージェンシーの企画の元、本公演が収録され、DVDとして、ローソンをつうじて全国発売された。その後も劇団の人気は上がり続け、著名な演劇雑誌や地元マスコミに活動内容を広く取り上げられたり、公式な公演以外でも、地元福岡の祭やイベントに出演する機会が増えていく。2005年3月には、「翼をくださいっ!」の新作「さらばYS-11」が公演されたが、公演期間中の3月20日、福岡県西方沖地震が発生。発生時間が公演直前であったため直接的な被害はまぬがれたもの、劇場の安全点検等を理由に以後に予定されていた2回の公演は中止された。その年の10月、演劇プロモーターである福岡市の「ピクニック」の協力を得て劇団初の地方公演となる東京公演を企画、福岡での上演内容を東京用にアレンジすることなくそのままもっていくことと、長年地元での公演にこだわってきたことから、当初は公演の成功を危ぶむ声もあったが、「かぶりもの」を用いたヒューマンドラマが好評となり結果は全公演で満席となる大成功を収め、大塚ムネトが日ごろから抱いている「魅力のある舞台であればどこで上演してもお客さまはついて来る」という持論を証明した。
出典:wikipedia
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