ケーソン()とは、防波堤などの水中構造物として使用され、あるいは地下構造物を構築する際に用いられるコンクリート製又は鋼製の大型の箱のことである。箱といっても、例えば明石海峡大橋の主塔基礎とした鋼製ケーソンは高さ65m、直径80mという巨大なものであった。港湾工事や海洋工事では、波浪や潮流の条件が厳しい場合や、海底の支持層が比較的浅い場合によく用いられる。具体的には、ケーソンを沈めて海底に設置し、防波堤や橋梁の基礎とする。あるいは連続的に設置して海底トンネルを構築することもある。海で用いるケーソンは、陸上工事のケーソンと区別するため、設置ケーソンと呼ぶ。陸上工事における工法は、大きく次の2つに分けられる。ケーソンを用いた基礎構造物の特徴としては、次の3つが挙げられる。陸上におけるケーソンは戦後しばらくまで施工例が多かったが、その後の杭基礎工法の発達により取って代わられ、最近はあまり用いられなくなった。ただし、港湾・海洋工事や沈埋トンネル等の建設現場では今なおケーソン工法は不可欠なものであり、今も多くの施工例がある。
出典:wikipedia
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