『大草原の小さな家』(だいそうげんのちいさないえ、原題:Little house on the Prairie)は、アメリカ合衆国のテレビドラマ。本項では、その続編や特番についても解説する。NBCの製作により、1974年から1982年まで、全9シーズンにわたって放送された。原作はローラ・インガルス・ワイルダー(1867年2月7日-1957年2月10日)による一連の半自叙伝的小説シリーズ。原作シリーズは『大きな森の小さな家 (Little House in the Big Woods)』に始まり全9作を数えるが、テレビ版では第3作の『大草原の小さな家 (Little House on the Prairie)』以降を描いている。また、テレビ版には、原作に登場しないキャラクターやストーリー展開も含まれている。NHK総合テレビで1975年から1982年にかけてほぼ全てのエピソードが放送された(続編的な第9シーズンは別途1991年に放送)。放送時間は毎週土曜の18時(最初期は火曜の20時)。その後、数回にわたって再放送が行われていたが、1999年からのNHK教育テレビでの再放送を最後に2014年現在まで放送はされていない(2003年にCSのLaLa TVにて第1シーズンのみ放送実績あり)。日本語版の翻訳担当は森みさ。2か国語放送で主音声に吹き替え、副音声にオリジナル(英語)で放映されていたが、主音声の方が若干速い編集ミスがある。2014年現在、全話(特別編含む)収録されたDVDが発売されているので視聴は容易である。西部開拓時代のアメリカ(1870年代から1880年代にかけて)を舞台にしており、インガルス一家はウィスコンシン州―カンザス州―ミネソタ州―サウスダコタ州と移り住む。ローラが生まれたウィスコンシン州からカンザス州に移り、その後、ミネソタ州に向けて旅立つまでの話がまず2時間のパイロット版として制作され、1974年3月30日に放送された。続いて、ミネソタ州のウォルナットグローブ()という町を主な舞台とした連続ドラマが、1974年9月11日から1982年5月10日にかけ、8シーズンにわたって放送された。『新・大草原の小さな家』(原題:Little house: A New Beginning)は、1982年から1983年まで、上述の『大草原の小さな家』シリーズの続編として放送されたテレビドラマである。製作は同じくNBC。日本での初回放送は1991年。NBCとしては、大草原の物語は8シーズンで終わりにするつもりだったが、ファンの要望に応える形で「その後」を描くことになった。物語の中心は「インガルス家」から「ローラとアルマンゾのワイルダー家」に移され、題名も異なる別シリーズとしての製作が始まった。しかし、前シリーズの象徴的存在であった父さんと母さんがほんの数回しか登場しないことや、大人になったローラにキャラクターとしての魅力が以前ほど無かったことなどから視聴率は低迷し、わずか1シーズンで打ち切られた。その後、『大草原の小さな家』のシーズン9として扱われるようになった。なお、『新・大草原の小さな家』には、当時11歳のシャナン・ドハーティーがジェニー・ワイルダー役で出演していた。はからずもシリーズの最終回となってしまった第9シーズンの最終話はごく平凡な内容のエピソードで、9シーズンも続いた人気シリーズのフィナーレを飾るにはおよそ似つかわしくないものであった。そこでNBCは3本の2時間スペシャルを最後の花道として製作し、大草原の物語に別れを告げることにした。1作目は『きのうの日々(原題:Little House: Look Back To Yesterday)』と題されて1983年の秋に放送された。続いて放映されたのは3番目に撮影された『最後の別れ(原題:The Last Farewell)』で、1984年のイースター(復活祭)期間中に放映された。シリーズとしてはこれが事実上の最終回で、ラストではウォルナットグローヴの町はダイナマイトで破壊されてしまい、視聴者に文字通り“最後の別れ”を印象づけた。そして、2番目に撮影された『この愛すべき子ら(原題:Bless All The Dear Children)』は、長年シリーズを支えてくれたファンへの感謝の気持ちを込めたクリスマス特番として、1984年の冬に放送された。3作とも、日本での初回放送は1991年で、年末特番として3夜連続で放映された。なお、日本での放送順は撮影順と同じである。テレビシリーズということでかなり脚色されており、原作とはいささか趣を異にしている。また、原作通りに製作するとローラが子どもから大人に成長するのに要所要所に架空の話を挿入しないと年数が持たない事もあげられる。このことから、原作を愛好する者からの批判もかなりあったが、テレビシリーズがきっかけで原作を手にした者も多く、また原作もテレビシリーズも両方好きだという者も多い。テレビドラマ化される際、インディアンをどう扱うのか、アメリカ本国では特に大きな話題になったと言われている。原作ではキャロライン・インガルスがインディアンに対し好感情を持っていないと見られる描写が多く(当時のアメリカ人の一般像でもあった)、そのままドラマ化するのかどうかが興味の対象だった。結果として、インディアンへの差別をテーマとしたストーリーも数話製作されたが、インガルス家は一貫してインディアンに対して好意的な立場であった。黒人への人種差別に関するストーリーについても同様である。当初は原作に基づいたストーリーが基本だったが、シーズン5の頃から独自の展開が見られるようになった。しかし、その物語の根底にあるものは原作と通じるところがあり、原作とは別のものとして十分に楽しむことが出来る。たとえば、シーズン5で一家はいったん、ウイノカという大きな町に移住し、その数回後にウォルナットグローブに戻るのだが、これは原作にはない。ちなみに、実際のインガルス一家は、ウォルナットグローブで農業に失敗したために、都会に移って知人のホテル経営を手伝っていたことがあった。その時期のインガルス一家は、都会の騒々しさに辟易したり、また旅の途中で生まれて数か月の長男を亡くすなど、あまり幸せなものではなかったらしく、原作でも全く描かれていない。また、原作のインガルス家には養子はいなかったが、テレビ版では3人の養子が登場する。ローラの父は息子と一緒に農業をしたかったが娘が多く、念願だった長男を幼くして亡くしたため、テレビ版ではその遺志を継ぎつつも原作を崩さない形で養子を設定した。※シーズン1 - 8の中心。※シーズン9の中心。結婚後のローラの家庭。※結婚後のメアリーの家庭。※シーズン3までレギュラーキャラクター。フレンチのみシーズン9レギュラー。※全シリーズにわたりレギュラーキャラクター。シーズン9においてもレギュラー。※結婚後のネリー。※シーズン4 - 8までレギュラーキャラクター。※シーズン9でレギュラーキャラクター。シーズン1,5,6は24話、他は22話で、パイロット版『旅立ち』と合わせて全部で183話(新・大草原の小さな家(シーズン9)、『きのうの日々』、『この愛すべき子ら』、『最後の別れ』まで含めると208話)ある。1975年日本で「草原の少女ローラ」のタイトルでアニメ化された。1999年CBS製作による単発ドラマ。日本では「大草原のかなたに〜ローラ・インガルス・ワイルダー物語」のタイトルでNHKにて放送された。2005年3月から4月にかけて、ABCの製作、全3話で放送されている。Father Murphy
出典:wikipedia
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