『ミッキーマウス 不思議の国の大冒険』(ミッキーマウス ふしぎのくにのだいぼうけん)とはハドソンが開発し、1987年3月6日に発売されたファミリーコンピュータ(以下ファミコン)用のゲームソフト。主人公にはミッキーマウスとミニーマウスが起用されている。タイトル画面では"Mickey Mouse"のロゴと著作権表記のみ表示され、副題は記載されていない。このため、単に「ファミコンのミッキーマウス」、「ハドソンのミッキーマウス」などとも呼ばれる。この作品はウォルト・ディズニーのキャラクターを初めて起用したファミコン用ソフトとして当時注目を集めた。ただし日本国内においてはすでにぴゅう太専用ソフト『ミッキーのアスレチックランド』(1983年)が発売されていたため、ディズニーのキャラクターゲームとしてはコンシューマーゲーム初ではない。ハドソンはこれ以前にも『忍者ハットリくん』(1986年)、『ドラえもん』(1986年)といったキャラクターもののファミコン用ゲームソフトを発売しており、本作は同社が発売した3作目のキャラクターゲームとなる。各ワールド(ステージ)の趣向が異なる点、得点やライフの表示部、敵キャラクターのデザインなどは前年に発売された『ドラえもん』と類似する。いずれも発売当時には原作の雰囲気を保ったキャラクターゲームとして良好な評価を受けた。北米では現地にて版権を取得したカプコンより『"Mickey Mousecapade"』(ミッキー・マウスカペイド)の題名で発売された。タイトル画面では日本版と同様に"Mickey Mouse"のロゴが表示される。しかしゲーム内に登場する敵キャラクターは変更され、舞台設定も変更された。『不思議の国のアリス』の世界を舞台に、主人公のミッキーマウスとミニーマウスが冒険を繰り広げる設定のサイドビューアクションゲーム。最終目的は不思議の国に迷い込んだ少女アリスを救出すること。全5ステージ。プレイヤーはミッキーマウスを操作する。ミッキーの基本動作は移動、ジャンプ、消しゴム投げの3つとなる。消しゴム投げをすると消しゴムがミッキーの前方へまっすぐ飛んでいき、敵に当たるとダメージを与えられる。スタート時の残機数は4。ライフ制を採用しており、敵や敵の攻撃に当たると画面上に表示されたミッキーのライフが減る。ライフが無くなるか海や穴に落ちるとミスとなる。ミッキーの後ろには常にミニーが付いて回る。ミニーには当たり判定やライフの概念はなく、敵や弾に当たってもミッキーのライフは一切減らない。ただし穴を飛び越える際ミッキーが無事であってもミニーが落ちてしまうとミスとなる。一部のステージでははしごや岩などの地形を利用するとミッキーとミニーを引き離すことができる。この現象を利用しミニーを先に進ませボスキャラクターを退治させる攻略法がよく利用された。また一部のステージにはミニーを連れ去る敵が出現する。連れ去られた場合はあるアイテムを取ってミニーが閉じこめられた部屋へ行き、ミニーを救出しないとゴールの扉に入ることが出来ない。なおワールド1や5のように上下2段に分かれている部屋では、赤いカギ(後述)を取って特別なステージに入った後、およびミスした後には必ず同じ部屋の下段から再スタートとなる。ワールド1ではこの方法を利用しての大幅ショートカットも可能だが、ワールド5では只々遠回りとなってしまう。当時のアクションゲームとしては珍しく制限時間はない。さらに取扱説明書には裏技としてコンティニューコマンドがあらかじめ掲載された。これらの要素とライフ制の採用からアクションゲームとしての難易度は低めに抑えられたが、低年齢層や女性を主な対象とするディズニーのキャラクターゲームとして見ると難易度は高い。いずれもミッキーの操作方法は共通するが、スクロールの形式やクリア条件はワールドごとに異なる。本作に登場するアイテムは以下の通り。出現場所により3タイプに分けられる。ワールド1と5に登場。壁についたカンテラ(ワールド1)や窓(ワールド5)を消しゴムで撃って壊すとランダムで出現する。時おり背景の何もない所で効果音とともに消しゴムが消える場合があるが、そのポイントを撃ち続けるとランダムに出現する(1UPを除く)。ゲームを進めるのに必要なアイテム。ワールド1では宝箱に入っており、ワールド5では部屋にそのまま置かれている。以下はミッキーマウスを主人公としたゲームソフト。いずれもアクションゲームで、後継作品が発売されシリーズ化された。
出典:wikipedia
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