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白ポスト

白ポスト(しろポスト)とは、有害図書を投入してくださいと呼びかけている箱である。広場のゴミ箱や電車の網棚に捨てられたポルノ雑誌などを投入し、子供の目に触れないようにするため駅前に設置される。郵便ポストが赤いことから、それに対して名付けられた。白ポストは地域により「やぎの箱」、「ひつじの箱」、「有害図書回収箱」、「悪書ポスト」、「有害図書ポスト」、「グリーンポスト」など様々な名前で呼ばれている。形状も様々で箱型以外に、やぎ・ひつじ型(紙を食べる動物であるため)、ナナホシテントウムシ型(益虫であるため)、円筒型、埴輪型などがある。色も白色に塗装されているものだけでなく、緑に塗装されているものもある。設置主体も地域によって異なる。地域の「少年センター」「青少年センター」などの条例設置組織が設置しているもの、教育委員会が設置しているもの、任意団体が設置しているもの、などがある。白ポストが登場したのは、1963年(昭和38年)に尼崎市において、ドラム缶を白く塗り、有害図書を入れるように設置されたのが最初と見られている。1950年(昭和25年)頃から日本の出版業界では『性や暴力・麻薬』を扱うものが登場するようになり、教育者・青少年の保護者(特に教育委員会やPTAなどの団体)は「性と暴力の商品化」が顕著になっている事に危機感を覚えて「悪書追放運動」を展開、その流れであるとされる。江戸時代の艶本や春画、明治時代の錦絵、戦後のカストリ雑誌など、悪書と呼ばれる図書は以前からもあったが、大人と子供には明確な境界があり児童に性欲があるとは考えられていなかった。しかし、1960年代に入ると少年向けマンガ雑誌が次々創刊され、マンガを真似たごっこ遊びが教師や母親の間で懸念されるようになる(1970年頃には永井豪の『ハレンチ学園』 の影響で「モーレツごっこ」と呼ばれるスカートめくりが小学校で流行し社会問題となった)。また同時期に、戦後の少子化と3DK以上の住宅の普及から、家庭に子供部屋が確保されるようになった。子供部屋は豊かさの象徴であり受験戦争に備える環境作りでもあったが、子供の遊び場所が外から室内に変化することになり、有害図書が子供部屋に持ち込まれる危険が高まった。こうして、1960年代中に有害図書を家庭に持ち込まない趣旨で、主に白く塗られた箱型の物が全国的に広まり現在にいたる。白ポストの設置が始まった時期の有害図書は紙媒体が主流であったが、1980年代のアダルトビデオや1990年代のアダルトDVDが登場するとそれらも回収の対象とした。しかし、大人のマナーの悪さからゴミ箱代わりにゴミを投げ入れられたり、鍵を壊して中の雑誌を盗まれたり等、管理が難しくなっている上、インターネットの普及によってアダルト向け画像や動画に簡単にアクセスできるようになったため、白ポストは数を減らしている。

出典:wikipedia

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