ペット・ショップ・ボーイズ(Pet Shop Boys)は、イギリスのポピュラー音楽デュオ。1981年に、ミュージシャンで雑誌の記者であったニール・テナント(Neil Tennant)と学生だったクリス・ロウ(Chris Lowe)の2人が出会って結成された。楽器屋で同じキーボードに2人同時に手を出したことより 運命的なものを強く感じたとのこと。ユニット名は、共通の友人がペットショップで働いていたことに由来。1984年にエピックでデビューしたが、この時は売れなく散々な結果であった。1985年にパーロフォンに移籍し、移籍2曲目である「West End girls」が世界的に大ヒットし、一躍有名になった。翌年にはファースト・アルバム「please」を発売し、全英3位全英7位とこれもまた大ヒットした。1987年には、ニール自身の体験が基になっている宗教的な曲「It's a sin」や、ブレンダ・リーのカヴァーである「Always on my mind」が全英1位となった。ちなみに後者は、彼らのUKにおける唯一のクリスマスNo.1ソング。また同じ年に、ニールの大ファンであるダスティ・スプリングフィールドと「What have I done to deserve this?」(邦題:「とどかぬ思い」)でデゥエットした。その後も現在に至るまで数々のヒット曲を提供し続けている。歌詞はニール、メロディーラインはクリスが基本的に作成している。多くの作品がダンスミュージックとしても高く評価されている他、前衛映画の製作も務めるなど、多彩な才能を持っていることでも有名である。歌詞を含め、様々な社会的事象を風刺した楽曲を作ることも得意である。前述の「It's a sin」や、1991年のソ連崩壊にインスピレーションを受け、社会主義リアリズム的な表現をカリカチュアライズして取り入れたミュージックヴィデオの「Go West」が高い評価を得ている(実際には1970年代にまだ同性愛に寛容でなかったニューヨークを拠点としたメンバーのうち2名のゲイを含むグループ、ヴィレッジ・ピープルが、ゲイのメッカである(西方にある)サンフランシスコへの憧れを歌った曲のカヴァー)。他にもU2の「Where the streets have no name」をHi-NRG調にした上で、他の曲(ボーイズ・タウン・ギャングがカヴァーした「君の瞳に恋してる」)とメドレーにするなど、その奇想天外な発想で注目を集めることが多い。なお、このカヴァーを聴いたU2が激怒し、両者の関係が最悪な時期があったが、その後和解したという。ヴォーカルのニール・テナントは、1994年に自らゲイであることをカミングアウトしている。ゲイをコンセプトにしたグループ「ヴィレッジ・ピープル」の曲をカヴァーしたり、ライヴのパフォーマンスはゲイ的な表現も目立つ。これには、元ブロンスキ・ビート、コミュナーズで、ゲイと公言しているが、イギリスのマスコミに「彼らはゲイのくせにそれを言わずにいい子振りやがって!」と発言し、それがマスコミを通じ流布したことがあり、カミングアウトせざるを得なかったと言われている。2003年には、ベスト盤「PopArt」を発表。その中の1曲「Flamboyant」のミュージック・ビデオには「欽ちゃんの仮装大賞」など日本の映像が使われ、話題を呼んだ。2009年に自身3回目となる、「Brit Awards」を受賞した。2013年、長年在籍していたパーロフォンからコバルト・レーベル・サービスに移籍した。
出典:wikipedia
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