萩原家（はぎはらけ）は、卜部氏を本姓とする堂上家。江戸時代前期の吉田兼治の長男で、祖父兼見の養子となった萩原兼従（かねより）を祖とする。本来は、豊国神社の社務を世襲する社家として創設された家であり、半家でありながら摂関家なみの1,000石の家禄を保持しているのは、社家としての役料であった領地が、大坂の陣での豊臣家滅亡のあおりで豊国神社が破却されたことにより、堂上家に加わることが許された後にもそのまま認められたためである。神道を家職とする。家格は半家。正二位非参議を極位とする。のちに分家錦織家を創出している。家禄は1,000石。明治の華族制度の下で員光が子爵に叙せられた。

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