尾辻 かな子(おつじ かなこ、1974年12月16日 - )は、日本の政治家、LGBT人権活動家、社会福祉士、介護福祉士。元大阪府議会議員、民進党所属の前参議院議員(1期)、民進党大阪府第2区総支部長。1974年12月16日に奈良県で生まれ、大阪府阪南市にて育つ。兵庫県立夢野台高等学校を卒業し、高知大学農学部森林科学科中退後、ソウル大学校への語学留学(当初は留学と公表していたが後に語学留学に訂正)を経て同志社大学商学部へ入学した。高校時代に空手のアジア大会で優勝し、大学時代はテコンドーでシドニーオリンピックの予選に出場経験がある。大学在籍中の2000年から、特定非営利活動法人ドットジェイピーの議員インターンシッププログラムに参加し、茨木市議会議員の桂睦子のもとで活動した。2003年の統一地方選挙で大阪府議会議員に堺市堺区選挙区から出馬し、28歳で初当選した。これは当時の府議会で最年少であった。2005年に『カミングアウト~自分らしさを見つける旅』(講談社)を出版し、同性愛者であることを公表した(カミングアウト)。日本で自らが同性愛者であることを公言した政治家は、尾辻が初めてである。2005年10月大阪府住宅供給公社が運営管理する住宅について、同性カップルなど、法律上の親族以外の単身者同士でも同居を認めさせた(ハウス・シェアリング制度)。2006年2月から4月にかけ、全国4都市で計5回行われた「同性パートナーの法的保障を考える全国リレーシンポジウム:レインボートーク2006」呼びかけ人を務めた。2006年2月、東京プライド、ゲイ・パレード実行委員会、ゲイジャパンニュースと共同で、Act Against Homophobia運動を主宰。2006年6月、米国務省インターナショナル・ヴィジター・リーダーシップ・プログラム(International Visitor Leadership Program)に選ばれワシントンD.C.、サンフランシスコ他各地を訪問。2006年10月、ゲイ・パレード事務局長を務めた。また、性同一性障害関連では、公明党などとの共同提案により、2005年3月に「性同一性障害を抱える人たちが普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決)、2007年3月に「性同一性障害者のための社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決)という、2つの意見書を採択に導いた。2007年4月の府議選には立候補しなかったため、同月29日付けで任期満了。同年7月29日の第21回参議院議員通常選挙に比例区から民主党公認候補として立候補するも落選。2012年12月16日の第46回衆議院議員総選挙に大阪5区から民主党公認候補(引退を表明した稲見哲男衆議院議員の後継)として立候補するも落選。2013年5月8日、参議院議員であった室井邦彦が辞職し、繰り上げ当選となった。日本で初めて同性愛者であることを公表した国会議員となる。参議院での所属委員会は文教科学委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会。同年7月、任期を満了した。
出典:wikipedia
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