『モスラ2 海底の大決戦』(モスラ2 かいていのだいけっせん)は1997年12月13日に公開された日本映画で平成モスラシリーズの第2弾。製作は東宝映画。配給は東宝。上映時間は100分。配給収入は10.5億円を記録。1996年公開の『モスラ』の続編で、平成モスラシリーズの第2作。本作ではダガーラに苦戦するモスラがレインボーモスラ、アクアモスラへと変身する。前作で助監督を務めた三好邦夫の初監督作品であり、のちに人気女優となる満島ひかりにとっては映画初出演作だった。前作同様環境問題をテーマとしつつ、子供たちの冒険譚としての側面も強調されている。脚本の末谷真澄は水辺を舞台とする作品を多く手がけており、本作も海が物語の中心となっている。主要舞台となるピラミッドは、東宝スタジオの大プールに12メートル四方のミニチュアが作られ、内部も第8ステージ全域に組まれるなど大規模な造形物が用意された。ミニチュアは上下に分割可能で、浮上シーンなどは小プールで上部のみを使用して撮影している。海底のセットでは、実際の沖縄の海を意識して背景や照明は緑色となっている。1954年公開の『ゴジラ』以来、東宝特撮映画に携わってきた田中友幸が本作公開の同年に死去し、この作品が遺作となった。前作から1年後。沖縄の海に奇怪な生物が現れた。オニヒトデを思わせる「それ」は毒液で漁師を負傷させ、瞬く間に日本全域に広がる。それは伝説のニライカナイの古代文明が環境汚染の解決のための生体浄化システムとして生み出したが、暴走したために結果としてニライカナイの滅亡の一因となった怪獣ダガーラの復活の前兆であった。エリアス姉妹は地球の危機を察知して石垣島へ飛ぶと、そこにはニライカナイから来た小生物ゴーゴが出現し、その尾の装飾リングから宝がある事を悟った本土からの密猟者と、ゴーゴを保護した地元の少女たちがいた。エリアス姉妹は「ニライカナイの遺跡にはダガーラを倒す秘宝がある」という伝説を知っていた。少女たちとエリアス姉妹、そして姉妹と対立する黒い妖精ベルベラと密猟者はそれぞれ組んで海へ出る。ゴーゴの手引きでニライカナイの遺跡であるピラミッドが海から出現した。だが、宝捜しをしている頃、石垣島にダガーラが上陸し暴れ出したため、エリアス姉妹はモスラを召喚して戦いを挑む。ダガーラとモスラは石垣島から西表島まで空中戦を繰り広げ、遺跡のピラミッド付近で海中戦となり、モスラは海での戦いを得意とするダガーラに海に引きずり込まれる。そしてダガーラは「それ」 = 無数のベーレムをモスラに取り付かせ、モスラは戦闘不能に陥る。エリアスは必死にモスラに取り付いたベーレムを剥がそうと試みるが、あまりにも沢山付いているため、全くきりがない。モスラは絶体絶命のピンチに陥り、宝の発見は急務となる。遺跡の中のトラップをくぐり抜けた少女たちと密猟者は、たどり着いたホールでニライカナイの王女の立体映像から「ゴーゴが宝の主として少女 = 汐里を選んだ」ことを告げられる。だが、ダガーラはピラミッドを襲撃してくる。崩壊するピラミッドの最中、モスラはゴーゴの「命の水」の力により、取り付いたベーレムは取り払われ、さらにレインボーモスラとなってパワーアップし、再びダガーラと再戦する。さっきまでの状況とは一変し、今度はモスラが優位に立つ。ダガーラが再び海中に潜った時、モスラはアクアモスラに変身し、戦いの舞台は、海底に移る。ダガーラの攻撃をバリアーでガードし、ダガーラに強力な攻撃を与えるモスラ。さらに分身モードとなり、ダガーラの体内から、ベーレムを倒しながら攻撃し、遂にダガーラは倒れ、その後、ピラミッドと共に消滅。モスラも海から出てきた後、元の姿のレインボーモスラに戻り、インファント島に帰って行く。体長:20センチ1万5千年前に太平洋に沈んだ伝説の国ニライ・カナイの秘宝のありかを知る生き物。外観はハンドボール大の毛玉風の小動物で尾に黄金のリングをはめている。治癒効果のある水(ホープフル・ウォーター)を体から出す能力がある。浦内汐里を秘宝を託す者として選び、共に行動する。その正体はニライカナイの技術で創造された水の精であり、聖水は地球に生命をもたらした「奇跡の水」である(つまり、ゴーゴ自身がその秘宝)。ゴーゴは自らを奇跡の水に変え、汚染された海水を浄化し、モスラを「レインボーモスラ」へ変化し、モスラと一体となる。ニライカナイ文明で生み出された怪獣ダガーラが体内で生み出した生物。オニヒトデに酷似し、ダガーラが体内に取りこんで濃縮した毒を吐き出して、漁師の顔面を負傷させたりする。数千万体の群れで赤潮のように拡散して、石垣島から下田付近まで海洋汚染を広げる。前作で大破した残骸をベルベラが修復した。以前と比べるとメカの露出が多い。光線名はメガバンビーム。登場人物はモル、ロラ、ベルベラ、渡久地航平、長瀬淳一に絞られており、浦内汐里は登場しない。航平と淳一の人物設定も映画とは異なり、ニライカナイの秘宝の力で亡き母親と再会したいと願う航平と、彼と同じ日に母親を亡くしたモスラの友情が物語の主軸となっている。
出典:wikipedia
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