キンイロクワガタ属 ("Lamprima") は昆虫綱甲虫目クワガタムシ科に属する分類群。この属はキンイロクワガタ亜科に属し、この亜科には他にニジイロクワガタ属などがある。体長は数cmと小型。オーストラリアやニューギニア島などのオセアニアに分布する。名前に「キンイロ」とあるが、種類によっては個体毎に金色のみならず赤、緑、青、紫など様々な体色バリエーションがあり、標本の収集家だけでなく、飼育者にも人気がある。個体によってここまでの体色変化がある属は、クワガタムシ科のみならず昆虫全般を見渡しても非常に珍しい。また、種類・雌雄を問わず、体に金属光沢を帯びる。最も多く見られる体色は、緑色を基調に金色を交えたような色調であり、大型のオスは多くがこの色をしている。次いで、名前通りの金色一色のものや、赤色がまじったものが見られ、青・紫などのものは比較的少なく、愛好家の間では珍重される。メスは赤色のものが多いが、メスというよりも小型のものに緑・金よりも赤が発色しやすい傾向があるとされている。雄個体の前脚脛節には扇状の付属物が付いているが、あまり発達しない種もある。これで植物(草本)の茎に傷をつけ、出てきた汁を吸うとされている。寿命は半年以下程度で、短い方である。成長のサイクルが短いことで知られる。時には孵化から数か月で羽化することもある。採卵は、環境や栄養をきちんと管理すればさほど難しくないため、短期間で個体数を増やすことができる。温度管理ができるとよい。雌個体が水分を多く含む軟らかめの産卵材に穿孔し、そこに自ら削った材を詰めて産卵する場合が多いが、発酵の進んだマットを容器に硬く詰めたものにも産卵する。最大型種のパプアキンイロクワガタの雄幼虫であれば、菌糸ビンを餌として使うことにより5cmほどの大型成虫に育てることもできるが、どちらかというと体長よりも色に興味を持つ飼育者が多く、色の遺伝性について熱心に研究する者も多い。8種が知られる。
出典:wikipedia
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