ジャンク品(ジャンクひん、英語:Junk、故障品と同義)とは、そのまま使える見込みがないほど故障・損耗して、製品としての利用価値を失っている故障品。ゴミ。未使用か中古かは関係がない。修理したり部品取りなどを行う者もいるが、販売側からの保証はなく返品できない物が多い。ジャンク、ジャンクパーツと呼ぶこともある。年式があまりにも古いなどで商品価値が極めて低く大した利益が見込めない商品は買取後に動作チェックをせずにジャンクコーナーに並べられている場合がある。また、これらを主に扱っている店を俗に「ジャンク屋」、あるいは「ジャンク店」、「ジャンクショップ」などと呼ぶ。特に自動車・オートバイの分野では、解体屋やスクラップ工場が実質的な販売窓口になることが多いため、「スクラップ屋」「ポンコツ屋」「もぎ取り屋」と呼ぶ場合もある。ジャンク品は廃棄物の一形態である。ジャンク品を積極的・意欲的に探求する行為を「ジャンク漁り(じゃんくあさり)」と呼ぶことがある。また、ジャンク漁りと似たような意味で、「ジャンク屋巡り(じゃんくやめぐり)」という語句も使われている。この2者を明確に分ける定義は存在しないが、前者はジャンク品として販売されている物を求めるにとどまらず、廃棄物からの部品回収など、使える手段を最大限にとって行動することを含むのに対し、後者はあくまで販売されているジャンク品を求めて様々な場所に赴く行為を指す。主にPCパーツのジャンク品を漁る者のみを指して使う言葉として、「エナー」という呼称もある。なお、パソコン分野でのジャンク品についての詳細はジャンク品 (パーソナルコンピュータ)を参照されたい。ジャンク品を販売する側としては、「まともに使えない」ことを前提としているため、ある程度形の整っているものであっても、正常に動かない場合がある。また、一つのジャンク品の中に含まれる個々の部品類についても同様であり、ジャンク品から回収した部品を用いてトラブルが起こることもある。ジャンク品には説明書や回路図、取付方法などの情報は提供されない。なお、ジャンク店側で独自にそれらを解析し、データ付きとして売っている場合もある。部品回収を意図して入手したひとまとまりのジャンク品から、目当ての部品や再利用できる部品を取り出した残りは無価値なものとなり、再廃棄されてしまう。特に自動車やパソコンの場合はリサイクルに関する制度が設けられており、部品取りした後の自動車やパソコンにも適用される。だが、必ずしも部品を取った人がきちんと遵守し、費用を負担しリサイクルにまわすとは考えにくい。ジャンク品として流通する物品は概して処理しにくいものであり、それゆえに不法な、環境を害する形での再廃棄が行われる場合もある。廃品業者もネットオークションを行っている事が多いため、実店舗とあまり差はない。稀にジャンク品を「現状品」と混同する出品者がいる。「現状品」は現状のまま、メンテナンスを行わない品という意味であり、故障品を表す用語ではない。さらに「ノークレーム、ノーリターン」等と記載すればジャンク扱いになると考えている出品者もいるが、これらは故障を表現する用語ではないため免責とはならない。ネットオークションでの「ジャンク」「ジャンク扱い」表記は、「故障品、保証なし、動作不可、返品不可」などの意思表示である。正常に動作しなかったり、使用による常識的な傷があっても保証義務がない。そのため、本当に故障している物を高額で売りつける者も多数存在する。一見正常に稼働する物であっても、経年劣化により動作が不安定であったり寿命が尽きかけている可能性がある。表記と明らかに異なる取引を行ったり、明白な不具合を故意に隠そうとしたなどが認められる場合は販売責任を問われる。ジャンク(故障品)といえども販売物であり、契約である。ただし、オークション運営が法的に介入してくる事は有り得ない。詐欺などに遭遇しても自己責任となり、刑事や民事告訴が必要なため、ジャンク品に手を出す事は非常にハイリスクと言える。しかしジャンク品は動作品と比較して非常に低価格なため、価格に釣られて手を出してしまう者が後を絶たない。ジャンク品の出品形態は様々である。どのような場合であれ、クレームや返品を受けないように予防線を張るという意味合いが強い。あくまで故障品であり、「動作するかもしれない」「美品かもしれない」という妄想は荒唐無稽である。ゴミ捨て場の粗大ゴミと同レベルだと考えた方が良い。「返品可能」の表記がなければ、まず保証はされない。修理技術者が部品取りすら出来ない粗悪品や、偽ブランド品も存在する。ジャンク品をつかまされた者が他者へ転売する「ババ抜き」も存在する。ジャンク専門店では素人に比べ、簡単な動作確認を行う程度の知識、工具、人件費が揃っている事が多い。また通信販売では送料の負担が大きく、落札者側からクレームが付きやすく、対応にコストがかかる。悪い評価をされれば、その後の販売に影響する。そのため、なるべく高く安全に売るために最低限の動作確認を行うはずである。それにもかかわらずジャンクと称して安く売るには理由が存在するのである。
出典:wikipedia
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