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オープンリール

オープンリール("Open Reel" )は、テープを巻いたリールが単体で存在する形態をいう。カートリッジにリールが内蔵され、直接リールに触らずに操作できる方式と対照して用いるレトロニムである。その種のテープを使って録音する型の記録再生装置をオープンリール式記録再生装置(オープンリール式テープレコーダ等)、またはそのテープメディアをオープンリール式テープという。機器、テープを含め略して「オープン」とだけ呼ばれることもある。なお英語圏ではリール・トゥ・リール("Reel-to-reel" )ヨーロッパ圏では(Tonband)と呼ぶことが多い。カートリッジ方式と異なり、リールが剥き出しになっており、記録・再生の際には利用者が直接リールを操作する。埃の影響を受けやすく、音質を左右することがままあった。リールに巻き取られたテープを記録装置に装着し、記録/再生用のヘッドやテープ送り機構(キャプスタンおよびピンチローラー)を経由して巻き取り側のリールに巻きつけてからでないと使えない。普通テープを取り外す時は、テープをすべて巻き戻してから取り外す。カセット型(オーディオ用だとコンパクトカセットやDATなど)やカートリッジ型(オーディオ用だと8トラック)に比べると扱いが面倒である。一方で、高速・大容量の記録ができるため音質・画質に優れ、コンピュータ用ではより多くのデータを扱うことができた。またオーディオ用アナログテープにおいては音源の頭出しがわかりやすく、テープを直接切って繋ぐ編集が容易であるなど操作性に優れていた。また1960年代のコンパクトカセット普及以前には、家庭内における簡易な録音機として、2トラック1チャンネルモノラル機がある程度普及していた。記録機器としては音声用(テープレコーダー)、映像用(ビデオテープレコーダ (VTR))、コンピュータ用データ(MT装置)、アナログ信号を記録するための計測用データレコーダ等がある。音声、映像、コンピュータ用のいずれも、業務用を含め1990年代に入ると、カセット式やカートリッジ式のテープメディアに置き換えられ、2000年代に差し掛かる頃にはディスク装置の高密度化と価格低下(DAWによるハードディスク録音など)も加わり、現在ではほとんど使われなくなっている。なお、NHKの公開番組において、歌手が唄う際カラオケ用の音源として、2007年現在もオープンリールが使用されているケースがある。動作が見えてわかりやすいのでスタートの確認がしやすい、というのが一つの理由である(2007年9月12日深夜放送「ラジオ深夜便」(NHKラジオ第一放送・NHK-FM)にて宮川泰夫の発言より)。テープ幅には1/4インチ、1/2インチ、1インチ、2インチがある。テープは幅約6mm(1/4インチ=6.35mm)のものが家庭用でも業務用で一般的であり、業務用録音機はしばしば「6ミリ」と呼称される。1/2インチ幅以上のテープは主にマルチトラック録音用に使用されている。記録は固定ヘッドにより長手方向に行われる方式で、トラック数が複数存在した。トラック幅はNABあるいはDINにより規格化されている。その他、業務用途では、多チャンネルのマルチトラック・レコーダーもあり、幅広テープを使用している。テープの走行スピードが4.75 cm/s(1.875インチ/s)、9.5 cm/s(3.75インチ/s)、19 cm/s(7.5インチ/s)、38 cm/s(15インチ/s)、76 cm/s(30インチ/s)と、いずれもコンパクトカセットのスピードよりも速く、またトラック幅も広いため、その分音質がよい。また、テープ長が長いため、走行スピード(音質)を落とせば、かなりの長時間録音が可能である。しかし、テープの大きさ(リールの直径)が5インチ、7インチ、10インチ、12インチ、14インチと記録時間に比例して大きくなる。また、テープの厚みによっても最大録音時間が変わる。厚み50 μm が「標準」で、35 μm では録音時間が1.5倍(ロングと称する)、25 μm では2倍(ダブル)、18 μm では3倍となる。テープのベースフィルム材質が改良された後は35 μm テープが実用上充分な強度を持つようになり、タフさが求められるプロ用途では50 μm テープが好んで用いられるが、民生用では35 μm テープが標準的に用いられ、25 μm および18 μm は特に長時間録音が必要な用途に用いられる。1970年代初期まで50 μm テープには独特の臭いを発するアセテートが使われていた。薄いテープは、同じサイズのリールで長いテープ長を巻くことができる長所があるが、その反面機械的強度が低く(切れやすい、伸びやすい)、手切り編集での作業性が良くない、転写が大きい、などという短所がある。また、薄いテープでは磁性体層も薄くなるので、中低音域での感度および最大出力が低下する。一方、高音域は磁性体表面近くにしか記録されないので磁性体層の厚さの影響を受けにくく、薄いテープでは周波数特性が高音域で相対的に上昇する傾向がある。PCMデジタル録音が開発・普及されるまでは、レコード用の音源録音は基本的にアナログオープンリール方式で行われた。ちなみに、初期のデジタル録音(日本コロムビア/DENON)ではオープンリールの2インチビデオテープレコーダが用いられた。デジタル記録固定ヘッドオープンリール方式ではなどがある。最近では家庭ではほとんど使われておらず、業務用も過去の録音素材を再生する用途が主体である。放送用VTRとしては、初期の4ヘッドVTR (2インチVTR) から、1980年代から使われた1インチCフォーマットVTR等がある。家庭用には、1960年代後半から70年代前半にかけて1/2インチのものが存在した(アカイからは1/4インチのものが発売されていた)が、高価だった(第1号の製品は19万8000円だった)ことなどから一部の富裕層や放送関係者などが利用しただけで、一般家庭にはほとんど普及せず、工業用、あるいは学校等の教育現場用として利用された。家庭用には、のちにカセット方式のVTRが普及することになる。また、初期のハイビジョン (HDTV) 用VTRも1インチオープンリール型である。1/2インチ9トラック(データ8ビット+パリティビットをマルチトラックヘッドで記録)の「磁気テープ記録装置」(MTあるいはMT装置とも。なお"MT"は業界用語で「エムティー」ではなく「エムテー」と称されることが多かった)がメインフレームやミニコンピュータの標準的な補助記憶装置として、1960年代から1990年頃まで用いられた。2012年現在でも一部メーカによってオープンテープ装置、オープンMTともに製造されている。テープの長さとしては、最大の2400フィート(リール直径40センチ程度)をはじめ、1200フィート(リール直径25センチ程度)、600フィート(リール直径15センチ程度)があり、記録密度として、800BPI、1600BPI、6250BPI等があった(BPIはBit Per Inch)。大型の装置はテープの冒頭部分を供給リールから巻き取りリールに自動的に巻き込むオートスレッディング機構を備え、運用性を改善していた。コンピュータ用磁気テープは、今でも過去に作成したデーターを読む必要性からオープンリール方式の装置を保持している場合もあるが、現在普通に使われているものは密閉された容器に入ったカセット方式となっている。代表的な方式として例えばDigital Linear Tape(DLT)やLinear Tape-Open(LTO)などがある。

出典:wikipedia

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