ビターズ (bitters) は、薬草・香草・樹皮・香辛料など数種類を酒に付け込んで作成する、苦味の強いアルコール飲料。苦味酒・苦味剤ともよばれる。昔は胃薬などとして使われていたが、現在では主にカクテルに苦味をつけたり、香りや色を良くしたりする目的で使用される。イギリスの有名なエールの1種、「ビター」とはまったく別のものである。ビターズの製法はブランドによって様々であり、またその詳しい製法は秘伝とされている場合が多い。したがって、詳しい原材料については不明であり、資料によっては記述が異なることもある。ビターズは通常ごく少量のみ使われるため、「ビターズ・ボトル」(bitters bottle)という専用容器に入れておくことが多い。ビターズ・ボトルはひと振りすると中身が1ダッシュ(数滴程度)ずつ出るようになっている。有名なビターズとしては、アンゴスチュラ・ビターズとオレンジ・ビターズがある。アンゴスチュラ・ビターズ (Angostura bitters) は、ドイツ人医師、Dr. J.G.B.Siegertがベネズエラの町「アンゴスチュラ」(現シウダ・ボリバル)滞在中に考案したビターズ。リンドウやハーブ、スパイスから作られた苦味酒であり、現在のレシピにアンゴスチュラ(ミカン科の樹木)の樹皮は含まれていない(ラベルに"Does not contain Angostura Bark"の記述がある。)マンハッタンやピンク・ジンをはじめ、多くのカクテルに使用される。バーには、必ず置いておくべき酒としても有名。オレンジ・ビターズ (orange bitters) は、オレンジの皮を原料とするビターズ。アンゴスチュラ・ビターズに比べ、使用されることは少ない。
出典:wikipedia
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