日本武尊(やまとたける)は架空戦記『旭日の艦隊』に登場する架空の戦艦である。超戦艦とも称される。艦名は日本神話のヤマトタケルノミコトに由来。なお、作品の舞台である後世世界では大和型戦艦は建造されておらず、その資材は紺碧艦隊建造に回された。なお、ここでは日本武尊の試験艦である八咫烏(やたがらす)についても記す。日本武尊がそれまでの戦艦と一線を画す点は設計当初から潜水戦艦として計画されていることだろう。ただしこれは設計当時はまだ技術的に無理だった事や、技術確立まで待つと対独戦に間に合わない、ということもあり、とりあえず水上艦艇として建造された。この他、電波妨害金属片発射機2基、熱線放射欺瞞弾発射機2基、曳航式対魚雷音響欺瞞装置、舷側格納爆雷投射機を装備する。OVAでのデザイン変更後は口径不明のCIWSが搭載されていた。OVAでは、一見するとコミック版と形状が同じに見えるが、注意して見ると成層圏高角砲の位置に口径不明の連装砲が装備され、両舷の連装高角砲は前世大和型と同じ防盾付12.7cm高角砲の外観となり、艦載機も気球機は登場せず、艦尾の高角砲群の合間にカタパルトが設置され、零式水上観測機を搭載していた。OVA12巻からは大幅なサイズ、デザインの変更が行われた。続編『新・旭日の艦隊』において、日本武尊は「Φ(ファイ)計画」により室蘭の秘密ドックで大改装され、海中戦艦 新日本武尊となった(公式にはカムチャッカ半島沖で戦没)。核融合機関による電磁推進方式で、完全な潜航能力を持つ。莫大な発電容量を生かし電子戦能力も上がっており、省力化も進んだため艦を動かすのに必要な人員も減った(それでも乗員は3,500人と大所帯である)。コミック版に登場する日本武尊の最終形態。上記への改装後、カリブ海の米気象兵器防衛戦において魚雷数発を被雷したため、日本武尊は外殻を放棄し「蝉モード」となって内殻船のみで戦域を離脱。その後に行われた第三次改装によって生まれたのが、このネオ日本武尊である。船核部分はそのままで、外部パーツを取り付けた形ではあるが、艦影にはもはや水上艦時代の面影はなく、艦首は大幅に延長された。また、従来の整流シャッターでは電気的、速度的にR砲の性能を活かしきることができなかったため、砲のみを包む形状のリニアレール駆動の整流カバーに改められている。さらに、延長された艦首部分にはR砲の延長砲身や小型噴進弾発射機などを内蔵しており、この延長砲身と誘導砲弾を組み合わせることで「独フルゼン級超戦艦の列車砲」に次ぐ超長射程での視程外誘導砲撃が可能となった(ただし、構造上艦首方向にしか撃てない)。照和20年の初陣となるカナリア諸島沖での戦闘では巡洋戦艦「シャルンホルスト」を一斉射で撃沈、戦艦「ビスマルクII世」を戦闘不能に陥れ、その帰投中にUボート一隻を撃沈した。続く翌年の「心臓作戦」の際には独円盤機「ホルス16」の雷撃により左舷に損傷を受けたが、戦闘に支障なく(半潜状態で当たったので喫水線上)そのまま作戦を続行、ヒトラー砲台への噴進弾攻撃を実施した。それから2年後の23年「ヴァイキング作戦」で重巡洋艦「アドミラル・ヒッパー」を初めとする水雷艦隊を殲滅、翌年6月の「吉良邸討ち入り作戦」では英中部に侵攻した独軍に対し艦砲射撃を持って打撃を与えこれを最終的に降伏させた。12月のアイスランド沖海戦においては独第一機動艦隊に砲撃と噴進弾で止めを刺し、翌年は独超重爆撃機「アース」の攻撃で艦隊の主だった水上艦を失った後も潜水艦隊と共に大西洋とその沿岸において地上部隊への艦砲射撃、輸送船団への通商破壊作戦を実施した。英国解放後、北極航路周りで太平洋へ戻り、千島列島の宇志知島に秘匿され、以後戦没艦扱いとなった。八咫烏(やたがらす)は超戦艦「日本武尊」建造に当たっての各種試験用実寸大実験模型として建造された「木製戦艦」である。一見すると本物と見分けが付かないが、内部は殆んどがらんどうに近い。使用された木材は特殊加工され燃えにくい上、意外に薄いため、遅延信管式の徹甲弾は効かない。内部に発泡剤を仕込まれると、急降下爆撃も通用しない。建造は小樽で行われ、試験終了後は表向きの目的である航空魚雷試験の標的艦として沈む予定だったが、立案者である大石蔵良が待ったをかけ、その外観を生かした囮作戦に使用された。心臓作戦の囮として前衛遊撃艦隊と共にジブラルタル要塞攻撃に参加した後、ドーバー海峡でヒトラー砲台の攻撃を引き付けて沈没した。二代目は巨大な木潜で、吉良邸討入り作戦の際に突如南アフリカ沖に出現し、世界の目を騙した。速力は10ノットと低速。OVAには登場しなかった。世界各国の諜報機関の目を引き付けるため、横須賀の海軍基地に秘匿されていた。実戦には参加しなかった。
出典:wikipedia
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