横浜市営バス緑営業所(よこはましえいバスみどりえいぎょうしょ)は、横浜市緑区白山一丁目10-1に所在する横浜市交通局自動車部の路線バス営業所である。最寄駅は鴨居駅、最寄バス停留所は緑車庫前である。横浜市営バス路線のうち緑区・神奈川区・都筑区南部を運行する路線を担当している。乗合バスすべての運行を横浜交通開発に委託している。中山駅発着各系統の出入庫路線である。2007年に当子系統以外の全運行が神奈川中央交通に移譲された。路線移譲後の路線については神奈川中央交通大和営業所#横浜駅西口 - 鴨居町 - 中山駅方面の項を参照のこと。1系統は市営バス開業当初の三ツ沢線を発祥とし、その後長らく横浜駅と中山駅を結ぶ系統として運行されていたが、路線移譲前の末期は出入庫路線である中山駅前 - 緑車庫前間の便が本数としては多くなっていた。早朝に三ツ沢西町発が、また1日に数本緑車庫前発着の便があった。過去には神奈川中央交通横51系統と同ルートの洪福寺経由便も存在した。JR横浜線鴨居駅とその周辺の西菅田団地・白山高校間の輸送を担う系統である。西菅田団地 - 鴨居駅 - 緑車庫間は36系統と並行しており、この区間は両系統合わせて毎時5 - 7本程度の運行便数となっている。鴨居駅 - 白山高校間は119系統も運行しており、この区間は両系統合わせて毎時4本程度の運行便数とされている。中山駅を発着する便も運行されているが中山駅 - 西菅田団地の全区間を通して運行する便はない。白山高校停留所では校門前と高校から約100m離れた折返所の2箇所で降車扱いをしており、乗車は折返所でのみ客扱いをしている。かつては緑車庫前 - 西菅田団地 - 片倉町駅前 - 三ツ沢総合グランド入口 - 横浜駅西口の路線であったが、横浜口が81系統として分離された後に81系統は廃止された。36系統は神奈川区内の鉄道空白地帯と周辺駅を結ぶ基幹系統である。終日横浜駅西口 - 緑車庫間の全線直通便が中心の運行であり、朝夕ラッシュ時間帯を主に線内区間便が運行され需要を補完している。緑車庫 - 鴨居駅 - 西菅田団地間は12系統と並行しており、西菅田団地経由便の割合は午前と午後で異なる旅客流動に応じて時間帯により異なる。前述の通り82系統は36系統より独立分離した子系統であり、横浜側で同一経路を運行している。浅間町営業所との共管系統である。平日朝には急行便である326系統が横浜方面行のみ運行される。深夜バスの書類上の系統番号は377系統とされている。雨天時の朝にはさらに緑車庫 - 片倉町駅間の臨時増発便が運行されており、この雨の日臨時便は旅客案内上は36系統であり区間便Uと同一区間の運行でありながら書類上では338系統という別番号が付与されている。詳細については横浜市営バス#雨の日臨時便の項を参照されたい。以前は、緑車庫・菅田町方面から菅田町入口にて129系統の新横浜方面に乗り継ぐ際に2回目の運賃が無料となる乗り継ぎ運賃制度が利用可能だった。詳細は横浜市営バス#乗り継ぎ運賃制度の節を参照のこと。横浜上麻生道路を運行して横浜市中心部と岸根地区・東本郷地区を結ぶ系統である。現在は横浜駅西口 - 緑車庫間の運行が中心であり、中山駅発着便は少ない。横浜駅西口から東へ向かう路線のうち当系統の横浜駅西口行きのみ"鶴屋町3丁目"停留所を経由するが、2013年3月30日より31・35・36・38・59・82・326系統の横浜駅西口行きも鶴屋町3丁目停留所を経由する。六角橋 - 鴨居駅間の所要時間は36系統より短い。他に東神奈川駅西口発便や小机駅発着便も少数存在する。一時期は鴨居駅 - 小机駅間の狭隘道路をスムーズに運行するために中型車両のみが充当されていたが、路線再編により当系統に利用が集中することとなった2007年頃から再び一般大型車両が使用されている。平日のみ並行する横浜線の終電後に「超深夜バス」と称される"中距離深夜バス"が運行されており、これの書類上の系統番号は373系統とされている。現在は中山駅までの運行であるが、2013年3月15日までは23系統の経路で十日市場駅まで乗り入れていた。JR横浜線鴨居駅と竹山団地を結ぶ短距離の団地輸送路線である。神奈中バス大和営業所との共同運行であり両社局共通定期券の設定・取扱がある。また、竹山団地中央停留所の傍の売店にて両社局共通の5000円の専用回数券が販売されており、210円券が27枚、110円券が1枚、10円券が7枚の5850円分となっている。353系統は市営バスのみ運行する56系統の深夜バスで、一般路線が運行しない笹山団地 - 竹山団地間を経由する。JR横浜線中山駅南口・横浜市営地下鉄センター南駅の間を川和町・港北ニュータウンの西側地域を廻って運行する路線である。運行便数は開設当初より概ね1時間に1本程度であり、不採算路線であるため現在は横浜市道路局の横浜市生活交通バス路線維持制度による補助金を受けて運行されている。当初は田園都市線の開業前に中山駅から川和高校へのアクセス路線として開設され、その後港北ニュータウン開発と周辺交通の整備により中山駅発着のニュータウン内双方向循環路線になるなどの変遷を経て、現在の運行形態に落ち着いている。かつての都筑ふれあいの丘経由便は現在#80系統として運行されている。また、2007年まで港北NT営業所への入出庫と通学対策をかねて中山駅北口 - 川和高校前区間便が残されていたが、最後期は平日・土曜朝の数本のみの運行であった。80系統と同じく、2008年2月9日に若葉台営業所に移管されたが、2014年11月1日より再び緑営業所が担当する路線となった。73系統の佐江戸・星ヶ谷廻りの経路が独立した系統である。市営地下鉄グリーンラインから離れた中原街道沿いの市街化調整区域を運行しており、不採算路線であるため現在は横浜市道路局の横浜市生活交通バス路線維持制度による補助金を受けて運行が維持されている。概ね1時間に1本の運行で、大部分の便は中山大橋を経由するが、平日朝の中山駅行の始発のみは都橋経由とされている。なお、センター南駅方面から御影橋にて301系統に乗り継ぐ際に2回目の運賃が無料となる"乗り継ぎ運賃制度"が利用可能である。詳細は横浜市営バス#乗り継ぎ運賃制度の節を参照のこと。73系統と同じく、2008年2月9日に若葉台営業所に移管されたが、2014年11月1日より再び緑営業所が担当する路線となった。浅間町営業所との共管系統である。詳しくは横浜市営バス浅間町営業所#82系統の項を参照。鴨居駅と千丸台団地や周辺高校を結ぶ循環路線である。循環便・峯小学校前発着便ともに神奈中バス大和営業所との共同運行であり両社局共通定期券の設定・取扱がある。鴨居駅 - 峰小学校運行便は保土ケ谷区役所へのアクセスのために運行されており、平日・土曜の日中のみの運行である。354系統は平日に限り市営バスが単独運行する119系統の深夜バスであり、一般路線が運行しない笹山団地 - 竹山団地間を経由する。白山二丁目始発の119系統Dは平日朝の始車1便のみの運行である。これは白山二丁目停留所新設までは白山中央が始発であった。124系統は、センター南駅から川和台地区を経由して大型ショッピングセンターのららぽーと横浜付近、徒歩連絡でJR横浜線鴨居駅へアクセス可能な鴨池大橋へ至る路線であり、一部の便はさらに南下し保土ヶ谷区の笹山団地まで足を伸ばす。日中の運行便のみ"都筑ふれあいの丘駅"へ乗り入れる。早朝・夜間はセンター南駅 - 笹山団地の全区間を運行する便はなく、石橋折返便が運行される。笹山団地内では92系統と同様に循環運行をしており、到着便は"笹山団地中央"まで、始発便は"笹山団地"からの運行である。当系統は元来港北ニュータウン地域を運行する310系統センター南駅 - 石橋間と、上菅田地区から横浜線鴨居駅へ徒歩連絡が可能な鴨池大橋へ運行することで1系統の補完的役割を持つ路線として開設された124系統石橋 - 笹山団地間とで別々の運行系統であったが、ららぽーと横浜へのバス乗入れ開始に伴い統合された。このららぽーと横浜乗入れ運行は周辺経路の混雑が激しく、特に週末にはこれにより著しく運行が遅延していたことから2010年のダイヤ改正にて取り止めとされ、ららぽーと横浜発着便は緑車庫発着へと変更された。124系統の開設当初の収支は市営バス路線中でも最低クラスの路線であったが、この一連の改編により改善されている。その後も沿線に企業や住宅が多数存在することもあり、利用数は微増している。現在センター南駅 - 鴨池大橋は日中20分間隔、鴨池大橋 - 緑車庫・笹山団地中央は日中40分間隔で運行されている。2013年3月16日のダイヤ改正では、311系統の廃止代替を兼ねて緑車庫発着便の運行時間帯が平日朝の緑車庫方向を除く終日に拡大され、平日のセンター南駅発最終便(石橋行き)は23時台に繰り下げられた。310系統は佐江戸・折本地区から都筑区役所へのアクセス対策路線であり、日中のみ1時間間隔で運行されている。開業当初は川和台経由だったが、後に瑞雲寺前(現:川和町駅)経由へと変更された。2007年の路線再編計画で廃止候補となり、2006年8月31日に神奈川県生活交通確保対策地域協議会へ退出申し入れが行なわれたが、横浜市生活交通バス路線維持制度の適用を受けることとなり現在も運行が維持されている。再編計画当初は300系統に統合される予定であった。よこはま動物園「ズーラシア」の開園により1999年に新設された路線で、同園の営業時間帯のみ運行している。また、多客期は中山駅北口発着の臨時急行便が運行される。ほぼ全線において相鉄バス旭11・13・14系統と経路が重なるが、旭11・13系統が途中で中原街道から外れてひかりが丘団地に立ち寄るのに対し、当系統は中山駅方面に直行する。朝に中山駅発のみ運行される相鉄バス旭14系統は当系統と同一経路であるが、この路線においての2社局共通定期券の設定・取扱はない。土休日昼間の中山駅発便はよこはま動物園北門まで客扱いを行う。12・36・39系統運行経路の間である東本郷地区内の狭隘路を縫うように経由するコミュニティバス的性格の小型バス路線である。書類上の系統番号は221系統であるが、路線開設時の諸般の事情により系統番号は掲示されず旅客案内上は鴨居・東本郷線と称されている。朝夜は東本郷の住宅地を経由せずに東本郷ケアプラザまで直接向かう便が、日中は東本郷の住宅地内を迂回する便が運行される。緑区内でバス路線の空白地域となっていた森の台地区の住宅街に新規に走行する路線である。短距離ながらも高低差が大きい経路であり、森の台地区から中山駅までの経路においては狭隘区間を経由するため全便が中型車で運行される。開設より6ヶ月程度の試験運行期間が設けられ利用状況が検討された結果、運行が継続される運びとなった。本格運行への切替に伴い朝夕に運行されていたA区間便は廃止され、全便がB運行便に置き換えられた上で全便が中型車による運行となった。使用された車両はほとんどが日野製である。交通局の地域貢献策として2009年12月に試行が開始されたコミュニティバス的性格を持つ特殊系統である。240系統と同様に、駅との高低差が大きいながら路線の空白地域であった上山地区とJR横浜線中山駅を結ぶ福祉路線であり、運行には中型車が用いられている。開設当初は若葉台営業所の所管により十日市場方面から緑区内の長区間を循環運行する運行形態(272系統)であったが、2013年を以て中山駅を起点にラケット型の経路にて上山地区を循環する経路に改められた。羽沢団地周辺地区から片倉町駅・六角橋方面と鴨居駅方面への便を図るため、浅間町営業所担当で、既存の82系統を延伸する形で2012年2月13日から2013年3月29日まで1年程度の試験運行を行った。
2013年3月30日からはふれあいバス(神奈川区)として運行されることとなり、同時に本営業所へ移管された。
その後、2014年3月29日ダイヤ改正で経路変更が行われ、三枚町 - 六角橋 - 東神奈川駅西口 - 横浜駅西口を廃止し、新ルートとして三枚町 - 片倉町入口 - 三ツ沢上町駅前 - 東横反町駅前 - 反町 - 東神奈川駅西口のルートが採用され、現在はそのルートで運行をしている。途中、三枚町 - 小川橋で相鉄バス浜1系統の経路を走行しており、同系統と併走する区間は相鉄バスの停留所を共用している。36系統が運行する神奈川区の菅田道路沿線と新横浜駅を結ぶ系統である。かつて120系統としてほぼ同区間の運行があったものを地域の要望に応える形で試験的に再新設された。当初は日中数便のみの運行であり、試験運行の目途は1年程度とされていた。新横浜駅 - 菅田町入口間の運行経路が旧120系統は港神境停留所を経由するのに対し、295系統は山王森公園前停留所を経由する点で異なっている。1年間の試験運行だったが、2013年3月30日よりさらに1年程度の延長に変更し、本数も1日4往復から運行時間帯を朝夕夜に拡大の上1日8往復、概ね2時間に1本で試験運行をすることとなった。2014年6月1日ダイヤ改正により約2年程度の試験運行を終了し、1日3往復で朝の時間帯は菅田町 → 新横浜駅の運行で夕方の時間帯は新横浜駅 → 菅田町の運行となっている。港北ニュータウン南部と市が尾駅、中山駅北口を結ぶ港北ニュータウン内の主要路線の一つである。市が尾駅 - 石橋間の折返便が多く、この区間は深夜バス(372系統)の運行もある。1991年 - 2007年3月14日の間は港北ニュータウン営業所が担当、出入庫路線に様々なバリエーションがあったが、緑営業所所管に戻ったことで元のシンプルな形に戻っている。東急田園都市線市が尾駅と港北ニュータウンの拠点駅であるセンター南駅を結ぶ路線である。概ね30分間隔で運行しており、9時 - 17時の便はグリーンライン都筑ふれあいの丘駅に乗り入れる。1993年3月17日までは市が尾駅 - あざみ野駅間を結ぶ路線で、東急バスと共同運行していたが、翌日にセンター南駅までに短縮された上で横浜市営バス単独での運行に変更された。港北ニュータウン営業所所管時代は市が尾・センター南両駅への出入庫便も担当した主要路線の一つであり区間便も合わせて運行便数が多かった。昭和大学横浜市北部病院前や都筑スポーツセンター付近、ニュータウン開発以前からの集落と農業生産地域が続く折本地区を経由して市営地下鉄センター南駅・仲町台駅間を結ぶ系統である。路線名称は星ヶ谷線とされている。北部病院付近では下記のようにループする運行経路をとっており、日中運行便のみ途中都筑ふれあいの丘駅に立ち寄る。狭隘区間を経由するため全便が小型車・中型車で運行される。都筑区が港北区から分区し誕生した時に開設された市営バス初の小型バス路線である。行政的要請から設けられた路線であるため、当初から一般会計から支出される行政路線補助金によって運行赤字額の補填を受けながら運行され、路線廃止が予定されていた2007年からは横浜市道路局から横浜市生活交通バス路線維持制度による補助金を受け運行が継続されている。在籍車両の大半は一般路線用の大型短尺車である。その他、73・80・240・275・308系統などに用いられる中型車、221系統鴨居・東本郷線や277系統などに用いられる日野自動車製の小型車と、CNG仕様のいすゞ自動車製大型短尺車が在籍しており、このCNGバスは都筑区佐江戸に所在する東京ガス運営の施設にてCNGの充填を行っている。横浜市営バスでは2004年の入札制度導入まで各営業所ごとに導入車両メーカーの指定があり、緑営業所は三菱ふそう製車両の配置が慣例となっていた。入札制度の導入からは2011年度まで三菱ふそう製車両の納入がなかったため、現在ではいすゞ自動車製車両と、同社のOEM供給による日野自動車製車両の割合が多くなっている。CNG仕様の日産ディーゼル製大型短尺車は滝頭営業所から転属した車両であったが、2012年に港北営業所から転属のいすゞ自動車製CNGノンステップ車に置き換えが行われた。1994年度下期車までの当営業所導入車輌は他営業所の車両と異なり、前面の系統番号幕と行先幕が独立した仕様となっており特徴的であった。このような方向幕をかつて採用していたのは、12・23・36・41系統など、同じ系統番号で多数の運行パターンが存在していた系統が多くあり、方向幕のコマ数を削減して整備等の手間を軽減する狙いがあったためで、同じく三菱ふそう製車両の短尺車を選択して導入していた若葉台営業所の車両とは容易に区別できた。この仕様の車両も既に全車が廃車されており存在していない。
出典:wikipedia
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