総供給関数(そうきょうきゅうかんすう,)とは、イギリスの経済学者ジョン・ケインズが『雇用・利子および貨幣の一般理論』の中で述べた、社会全体の雇用量 formula_1 の変化に応じてどれだけの生産物の価額 formula_2 が供給されるのかを示した関数 formula_3 のことをいう。総供給曲線がどのような形状を示すかは論争のあるところであるが、『一般理論』は新古典派経済学のミクロ理論の前提を引き継ぎ、競争的市場と収穫逓減を仮定している。したがって、個々の企業の価格 formula_4 は限界費用に等しいと仮定される。いま、製品あたり原材料量を formula_5、賃金率を formula_6、労働量を formula_7、生産量を formula_8 とすれば、限界費用は1製品単位あたりの費用であるから、formula_9 となる。すなわちである。そこでである。これを社会全体として合計することが可能ならば、formula_12 は、生産されるものの総付加価値で総供給価格 formula_2 となる。社会全体の生産量を formula_14、雇用量を formula_1 とすると、formula_16 は formula_17 で、雇用量 formula_1 と総供給価格 formula_2 との関係は、であるから、生産量を1パーセント増したとき、労働量が何パーセント増すかという雇用の産出量弾力性 formula_21 に依存することになる。
出典:wikipedia
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