『ハエ男の恐怖』(ハエおとこのきょうふ、原題: "The Fly")は、1958年のアメリカ映画。ジョルジュ・ランジュランの小説『蝿』を映画化したSF映画作品。配給は20世紀フォックスが担当した。ソフト化されて久しい現在では『蠅男の恐怖』と漢字表記を使用しているが、劇場公開当時の邦題ではカタカナ表記の「ハエ」であった。この点は、続編『蠅男の逆襲』も同様である。ハエ男のマスク製作は、20世紀フォックスのメイクアップ部チーフのベン・ナイとクレジットされているが、実作業は『放射能X』(1954年)や『恐怖のワニ人間』(1959年)のディック・スミスが担当している。変身後の主人公が布で顔を隠す姿は、日本映画『リング』に影響を与えている。ある日、カナダ人物理化学者のアンドレが上半身を潰された死体で発見される。容疑者は現場から逃げてゆくのを目撃されたアンドレの妻のヘレンであり、彼女は義兄のフランソワとその友人のチャラス警部に信じられない話を語り出す。物体を瞬時に別の場所に移動させる物質電送機の研究開発に没頭していたアンドレは、試行錯誤の末にカップや冷やしたシャンパンなどを用いて電送実験を成功させると、ついには自身を使って電送の人体実験を行った。しかし、物質電送機内にハエが紛れ込んでいたため、電送の最中に両者が交じり合い、アンドレは頭と片腕がハエで頭と足の1本(片腕)が人間という異形の体になってしまう。アンドレとヘレンは、頭がアンドレと入れ替わったハエを捕まえて再度物質電送機にかけることで元に戻そうと考えたが、頭がアンドレのハエはなかなか見つからないうえ、アンドレは自分の意識がハエの意識に変わっていくことに危機感を抱き始める。やがて、研究をすべて破棄したアンドレは自身の痕跡も残らないよう、ヘレンに懇願して上半身を圧搾機で潰させたという。ヘレンの意外な話をフランソワとチャラスは信じられなかったが、庭で衝撃的な証拠を目撃する。そこでは、頭がアンドレのハエがクモの巣にかかり、助けを請うていた。捕食される寸前のところでチャラスは石を落とし、そのハエを殺してしまう。フランソワは、「頭がハエの人間を殺すことも、頭が人間のハエを殺すことも同じことで、あなたも人殺しだ」とチャラスに告げるのだった。役名、俳優、日本語版1、日本語版2の順に記述。日本語版2:1987年3月6日 日本テレビ 金曜ロードショー『ザ・フライ ハエ男の恐怖 頭が腕がハエになってしまった? 助けてくれ』
出典:wikipedia
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