日生中央駅(にっせいちゅうおうえき)は、兵庫県川辺郡猪名川町にある能勢電鉄日生線の駅。駅番号はNS21。駅名の「日生」は、阪急日生ニュータウンの開発者である日本生命保険に由来する。川西市との市境付近に位置し、猪名川町で唯一の駅にして、日生線の終着駅である。能勢・阪急宝塚本線の最優等列車である特急「日生エクスプレス」の起終点でもあり、大阪市内へ乗り換えなしでアクセスできる。かつて開業当初は、直通先の阪急仕様の駅名標が掲出されていた(能勢電では唯一)。2001年(平成13年)に第2回近畿の駅百選に認定された。島式1面2線と単式1面、計2面2線のホームを有する地上駅で、駅舎は橋上化されている。開業当初から無人駅として設計されたため、駅事務室は設けられていない。冬季(12月の中旬から2月頃)や夏季(2008年以降)には、車内温度保持のため各車両3箇所ずつある扉のうち中央の1箇所だけ開放するドアカットを行う(一部の時間帯や停車時間の短い便を除く)。この措置は、阪急の車両で運転される日生エクスプレスでも行われる場合がある。改札内には平日午前のみ営業する売店があったが、2011年(平成23年)3月に経営上の理由で廃業した(ただし、改札外にはコンビニのローソンがある)。また改札内にはトイレがあり、多目的タイプも併設されている。改札口は橋上の1箇所のみで、南北双方に出入口がある。地形の関係で、南口側はコンコースと同じ高さだが、北口側はホームと同じ高さに地盤がある。北口側は道路と駅ホーム部分が掘割構造となっており、北口を出るとこの掘割を渡る橋となっており、北側への通路もほぼ水平となっている。ホームはいずれも8両編成分で、2号線のみ端の方でややカーブを描いている。日中は2つのホームを交互に使用しており、一方のホームから列車が発車する直前になると、他方のホームに列車が入線する。よって、常にどちらかのホームに列車が待機している状態が基本となる。乗車用ホームには待合室が設置されているが、前述の運用により、利用者は多くはない。線路は各ホームを過ぎた先にも続いており、2本の留置線として使用されている。これは、当駅からさらに西に離れた猪名川パークタウンまでの延伸計画案があった名残である(環境面で問題があったため中止)。2面のホーム両方にエスカレーターが設置されているが、昇り用は元々降車ホーム側にしかなく、降車用ホームのない2号線に列車が入線すると1号線で待機中の列車が両側の扉を開け、2号線側の列車から降車した乗客を通り抜けさせるという措置がとられていた(ただし、例外もある)。両ホームにエレベーターが設置されてからも、この措置は行われていた。2012年(平成24年)1月18日より節電対策としてホームの運用が変更され、降車専用ホームは平日夕方の日生エクスプレス(当駅終着)に限って使用されるようになった。それに伴い、乗車ホームのエスカレーターは昇り用に変更され、上記の「停車中の列車内を通り抜けさせる」光景は見られなくなった。当駅に到着した日生エクスプレスは、奥の留置線に進入して次の運行まで待機する。休日の前日以外の最終便は、到着後に1号線側の留置線で夜間滞泊を行い、翌朝始発の日生エクスプレスに充当される。また、2号線側の留置線には、平日・休日とも4連2本が入って同様に夜間滞泊を行う。2008年の平日1日平均乗降人員は12,303人(乗車人員:6,238人、降車人員:6,065人)である。日生中央駅周辺は駐車場や駐輪場、送迎者用の車両レーンが設けられ、パークアンドライド等を基本とする公共交通の活用が図られている。近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。いずれも阪急バスによる運行で、南口側にあるロータリーに発着する。駅舎との間には屋根が設置されている。また、バスロータリーとは別に駅の南北双方に送迎車用のロータリーも設けられている。
出典:wikipedia
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