吉宗(よしむね)とは大都技研が2003年6月に発売したパチスロ機で、業界初のシャッター付き液晶搭載機である。ここでは、2013年に発売された仕様および、本機をモチーフにしたアニメ作品についても解説する。名前の由来は徳川将軍・徳川吉宗から。ピーク時の設置台数は約26万台(2005年11月)と言われ、これはパチスロ機としては『北斗の拳』(約60万台)に次ぎ、当時歴代第2位の記録であった(その後、『北斗の拳SE』・『押忍!番長』等に抜かれている)。また、大量獲得機の中では歴代最大の設置台数。2004年12月にはPlayStation 2用のソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗』も発売されており、こちらも販売本数が50万本を超えるヒット作品となっている。2006年6月8日にはPSP(PlayStation Portable)用のソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗PORTABLE』が、2006年7月には『大都技研公式パチスロシミュレーター 吉宗』をバージョンアップさせた『大都技研プレミアムパチスロコレクション 吉宗』が発売されたほか、2007年4月26日には後継機の『押忍!番長』・『秘宝伝』も収録されたニンテンドーDS用ソフト『大都技研公式パチスロシミュレーター 秘宝伝・押忍!番長・吉宗DS』(発売は株式会社パオン)も登場した。また、ゲーム中で使用されている音楽を収録したサウンドトラックCDも3作品発売され、なかでも第1作の『ヨシムネ サウンドトラック』は累計30万枚を売り上げ、パチスロ機のサウンドトラックとしては異例の大ヒットとなった。ビッグボーナス中に流れる曲(吉宗BIG「大盤振舞じゃ!」、姫BIG「そこにあるかも知れない…」)が、パチスロ機のオリジナルソングであるにも関わらず通信カラオケ(DAMなど)に収録されたことも、過去に例のないことである。2006年4月からは本パチスロ機を元にしたテレビアニメも製作・放送された。検定切れのため、2006年7 - 8月までに順次ホールから撤去された(撤去期限は都道府県により異なる)。2013年12月16日、10周年を記念して復活した。711枚が獲得出来るBIGボーナス中に内部では次のボーナス放出を抽選し、当選すれば、ボーナス終了後1ゲーム目に再びBIGボーナスが確定(1G連)するという連チャン仕様(元々は同社のパチスロ機・『シェイク』から受け継いだもの)が本機最大の特徴で、またたく間に数千枚単位のコインを放出する。ツボにはまったときの出玉性能は4号機の中ではトップクラス。その半面、最大天井が1920Gと非常に深いので、ハイリスクハイリターンな機種である。成立したボーナスを一旦内部に溜めるストック機能を搭載。主に規定ゲーム数消化がボーナス放出のメインとなる。放出テーブルの異なる3つのモードがあり、出玉の波を演出する。パネルは家紋パネル・吉宗パネル・姫パネル・悪代官パネル・爺パネル・ラブリーパネルの6種類が実際に発売されたほか、未発表のパネルが2種類存在する(『大都技研公式パチスロシミュレーター 秘宝伝・押忍!番長・吉宗DS』に収録。また『大都技研プレミアムパチスロコレクション 吉宗』には1種類のみ収録)。筐体には初期型の「ヨシムネ」(家紋パネル)と中・後期型の「ヨシムネS」(吉宗パネル以降)の2種類が存在する。見た目の違いは液晶画面が「ヨシムネ」ではSTN液晶だったものが「ヨシムネS」ではTFT液晶になっていること、リールを固定する金具が変更されリールのブレが抑えられていることがある。ゲーム性そのものは変わらないが、ゴト対策のために内部の仕様を一部変更している。検定時期が異なるため「ヨシムネ」の方が先に検定切れとなった。選択率・厳密な信頼度等については条件により変化するため、本稿では大まかな流れとパターンのみ解説する。ボーナス放出における前兆演出としての意味合いが強い。この間は「小役告知」・「キャラ告知」・「家紋アタック」などが発生。何かしらの演出に発展すれば期待は持てるが、そのまま通常画面に戻り、終了することもある。また、高確率演出中にボーナス確定となるパターンもある。以下に挙げる演出は、発生した時点でボーナス確定となるもの。BIGボーナス消化時は、キャラクターを選択することで異なる3種類の演出を楽しむことができ、単調になりがちなボーナス中の遊技の幅を大きくしている。キャラクターに合わせ、BETボタンで決定。なお、BGMの歌手名はいずれも未発表。これは大都技研と音楽制作会社の間で取り交わされた契約で大都技研の買取契約する代わりに、クレジットを非公表にする事という条文が付いているためである。全ての当選条件において設定差が無いため、純粋にプレイヤーの運次第となる。ボーナス中1G連に当選して放出されるボーナスは(ストック切れの場合を除き)全てBIGとなる。1G連ではモード移行を行わない。複数の条件を満たした場合、重複分も有効となるが、リミッター(上限)が設けられており、1G連4つ目(連チャン5連目)以降は持ち越しがされない。5連目以降のBIGごとに条件を満たした場合は次回の1G連までは有効。なお、これらに外れた場合でも、すべてのモードにおいて振り分けに「1G」があり、これに当選した場合も1G連となる。内部的には1G連ではないのでモード移行もするしREGの可能性もあるが、外部(サブ基板)的には1G連とみなされ、リミッターの計算にも含まれる。吉宗ビッグで適当押しした場合や姫ビッグでおみくじルーレットをキャンセルした場合、1G連でREGが揃った場合にストック切れによるものか振り分けによる自力当選かが判断出来なくなる(ボーナス中の八代将軍ランプ点灯からのREGはストック切れ確定)。(JACゲーム。BIG・REG共に有効)『そこにあるかも知れない…』はトランスナンバーとしても知名度は高く、複数のトランス系オムニバスCDに収録されている。特に『姫トランス』ではTV-CMでもオンエアされ話題になった。以下は、吉宗BGMから『そこにあるかも知れない…』のみを収録したCD。2006年の撤去後も依然として『吉宗』人気は根強く、以後も以下のようにシリーズ化されている。UHFアニメとして製作され、2006年4月から9月まで放送された。全24話。DVDが2006年7月よりGDHと大都技研からリリースされている。これまでアニメ作品をパチスロ機にした事例、またはパチスロを題材にした漫画のアニメ化はあったが、パチスロ機そのものがアニメ作品になる事例は初のことである。ただ「パチスロ機で使用されている曲を一切使用できない」(版権の問題があったためとされる)、「声優がパチスロ機版とアニメで異なる」といった変更があった。アニメ「吉宗」を取り上げた一部の記事で「中川翔子が声優初挑戦!」とうたっているが、既に中川は「アイシールド21」で声優として出演していたので誤りである。
出典:wikipedia
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