マカヒキは、日本の競走馬。主な勝ち鞍は2016年の東京優駿、弥生賞、ニエル賞。馬名はハワイの収穫祭()から。2015年10月18日、京都競馬場芝1800メートルの新馬戦で、ミルコ・デムーロの騎乗でデビュー。単勝1番人気に応えて快勝した。直線半ばで勝利を確信したデムーロが、ゴールする前に馬の頭を撫でる余裕を見せた。次走に注目が集まったが、鼻出血を発症していたことがレース後に判明したため、止むを得ず放牧に出され次年に備えることとなる。2016年の初戦は若駒ステークス。この競走からクリストフ・ルメールに乗り替わった。8頭と少頭数での競走となったが、中団後方待機から直線で抜け出し、2着に1馬身1/4差をつけて優勝した。次走は、重賞初挑戦となる弥生賞に出走した。この競走では、前年の朝日杯フューチュリティステークスの1着、2着馬であるリオンディーズ、エアスピネルとの対戦となった。単勝人気はリオンディーズ(1.9倍)、マカヒキ(2.6倍)、エアスピネル(4.2倍)の順で、4番人気は20.8倍であった。レースでは、リオンディーズ、エアスピネルを前に見る形で後方を進み、最後の直線で先に抜け出したリオンディーズにクビ差をつけて優勝、レースレコードで無傷の3連勝を飾った。皐月賞では、ルメールがきさらぎ賞に優勝し3戦3勝で臨んできたサトノダイヤモンドに騎乗したため、川田将雅を鞍上に迎えた。この競走ではサトノダイヤモンド、リオンディーズ、マカヒキが新たに「3強」と評された。レースでは先頭が前半の1000メートルを58.4秒のハイペースで通過するなか、マカヒキは後方に待機する。最後はよく追い込んだが、共同通信杯優勝から直行してきたディーマジェスティを捉えきれず2着に敗れた。皐月賞の後は1ヶ月半の間隔を開けて第83回東京優駿(日本ダービー)へ直行。レースは前半1000メートルが60.0秒という流れの中、これまでの後方待機と異なり中団の7-8番手につける。最後の直線では、先に抜け出していたエアスピネルを残り100メートルで交わして先頭に立つと、外から追い上げてきたサトノダイヤモンドと並走。ゴール前では僅か8センチメートルの差でサトノダイヤモンドより先んじて1位入線となり、第83代日本ダービー優勝馬に輝いた。また、この勝利により川田はクラシック競走完全制覇を達成した。友道調教師は東京優駿の前からその内容次第で凱旋門賞に挑戦する可能性について述べており、この勝利を受けてフランスへの遠征を決断。ステップレースはフランスのニエル賞とし、騎手は弥生賞などでも手綱を取ったルメールが騎乗することとなった。7月15日に放牧先のノーザンファーム天栄から栗東トレーニングセンターに帰厩し、国内で調整を続けた。その後8月19日に日本を出国し、オランダを経由してフランスで開業している小林智厩舎に到着した。フランスではルメールが騎乗して帯同馬であるマイフリヴァと併せ馬を行うなど調教を消化し、ニエル賞を迎えた。ニエル賞は、この年のダービーステークスとアイリッシュダービーを制覇したハーザンド (Harzand)も出走する可能性があったが、結局回避してアイリッシュチャンピオンステークスを選択。他の出走馬は1頭がG3勝ち馬、3頭が重賞未勝利馬であったことからブックメーカーでは1.44倍の圧倒的な1番人気に推されての出走となった。レースではスローペースを3番手で追走し、最後の直線で先行する2頭を交わして優勝した。楽な相手に対して2着とはクビ差であったが、ルメールは「休み明けでもいいレースをしてくれた。直線の反応が良かったし、簡単に勝ちました」、友道は「併せ馬のような形でビッシリとレースをしたかったから、いい展開のレースとなった」と前向きなコメントを残した。その後も順調に調教を重ね、凱旋門賞に出走。この年は、前年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス優勝馬で当年のドバイシーマクラシックでは日本から遠征したドゥラメンテにも勝ったポストポンド (Postponed; 性齢=牡5 (以下同))が本命と目されていた。他には前年のブリーダーズカップ・ターフの勝ち馬であるファウンド (Found; 牝4) 、前述の英愛ダービー馬・ハーザンド(牡3)、前年はジョッケクルブ賞(フランスダービー)に優勝し凱旋門賞3着だったニューベイ (New Bay; 牡4)、ディアヌ賞(フランスオークス)2着で前哨戦のヴェルメイユ賞に勝ったレフトハンド (Left hand; 牝3)などが出走した。一方、ディアヌ賞などを制し8戦全勝であったラクレソニエール (La Cressonniere; 牝3)が故障のため、ジョッケクルブ賞の勝ち馬であるアルマンゾル(Almansor、牡3)はチャンピオンステークスを目指すため、オークスステークス優勝馬のマインディング (Minding; 牝3)は所属厩舎から他の3頭が出走するという作戦上の都合のため回避する事となった。レースでは道中は中団を進んだが直線で伸びず、14着にとどまった。以下の内容は、netkeiba.comの情報に基づくが、海外の競走の一部情報は各競走に示した出典にも基づく。海外の競走の日付は現地時間。
出典:wikipedia
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