広島県道388号木野山府中線（ひろしまけんどう388ごう きのやまふちゅうせん）は、府中市の市内を連絡する一般県道で、市内木野山町と市内中心部（府中町）を結ぶ路線である。起点の木野山町地内から荒谷町地内にかけては、未開通区間（林道で迂回可能）となっている。1996年（平成8年）に広島県道183号小畠府中線（既に廃止）が荒谷町地内で広島県道417号小畠荒谷線と分割される形で成立した路線である。これにより、石州街道に並行する路線が成立したことになったものの、起点の木野山町地内から荒谷町地内にかけては未開通区間であり、未開通区間の解消のためにトンネルを整備する計画がある。しかし、広島県の財政難から今のところ着工には至っていない。未開通区間が解消すれば、三次・庄原方面との距離短縮と、広島県道24号府中上下線の代替路が確保され、府中市上下地区との交流促進が期待される。全線1 - 2車線。うち、起点の木野山町地内から荒谷町地内にかけては未開通のため、林道が迂回路となっている。また、荒谷町地内から出口町地内にかけての一部に離合が困難な狭隘箇所がある。異常気象時通行規制区間大型車通行禁止区間沿線では、石州街道を活かしたまちおこしが盛んである。荒谷町地内では「荒谷往還」、出口町地内では「出口通り」として、地元住民によるまちおこしが行われている。このうち、出口通りは2005年（平成17年）度に「石州街道出口通り」として国土交通省の夢街道ルネサンスに認定された。

出典:wikipedia