中国神話における天地開闢(てんちかいびゃく)は、史記にも記載がなくその初めての記述は呉の時代(3世紀)に成立した神話集『三五歴記』にある。盤古開天闢地(ばんこかいてんびゃくち)、盤古開天(ばんこかいてん)とも。天地がその姿かたちをなす前、全ては卵の中身のようにドロドロで、混沌としていた(『太上妙始経』ではこの状態を仮に「道(タオ)」と呼称し、万物の根源(神格化したものを元始天尊)とする)。その中に、天地開闢の主人公となる盤古が生まれた。この盤古誕生をきっかけとして天地が分かれ始めたが、天は1日に1丈ずつ高さを増し、地も同じように厚くなっていった(従って、中国神話では、天の高さと地の厚さの長さは同じ)。その境にいた盤古も姿を1日9度も変えながら1丈ずつ成長していった。そして1万8千年の時が過ぎ、盤古も背丈が9万里の大巨人となり、計り知れない時が経った末に死んだ。盤古が死ぬと、その死体の頭は五岳(東岳泰山を筆頭とした北岳恒山、南岳衡山、西岳華山、中岳嵩山の総称)に、その左目は太陽に、その右目は月に、その血液は海に、その毛髪は草木に、その涙が川に、その呼気が風に、その声が雷になった。
出典:wikipedia
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