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西鉄5000形電車

西鉄5000形電車(にしてつ5000けいでんしゃ)は、1975年(昭和50年)に登場した西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線・太宰府線用の通勤形電車。1970年代、大牟田線(現在の天神大牟田線)では最混雑区間において朝ラッシュ時の乗車率が200%に達しており、なおかつ輸送量は右肩上がりに増え続けていたため輸送力増強が急がれていた。同時に15 m から18 m 車体片開き扉の100形・20形・300形(301形・303形・308形)・313形についても置き換えの必要性があったことから、長期にわたり増備され続けており、西鉄最大の車両数となっている。全車両が川崎重工業製で、1975年(昭和50年)9月から1991年(平成3年)12月の16年間にわたり14次に分けて計40編成136両が製造された。当初はMT比2M1Tの3両固定編成が30本、2M2Tの4両固定編成が10本製造され、1991年(平成3年)に3両編成6本に新製の中間車を組み込んで4両編成とし、3両編成24本、4両編成16本となった。2010年(平成22年)10月17日に2000形が営業運転を終了してからは、天神大牟田線系統の営業車両では最も古い車両が含まれている。1972年(昭和47年)に製造された700形を基本とし、19 m 車体で乗降口は両開きの片側3枚扉となっている。側窓は2段式の2連ユニット窓で、扉間に2ユニット、車端に1ユニットを設置している。前面は600形や700形と同様に、併結運転を考慮した前面貫通型であるが、運転席側だけがパノラミックウインドウを採用し左右非対称となっている点が特徴で、日本では珍しい形態であるが、後の6000形や6050形にも同様のスタイルが引き継がれるなど、西鉄の通勤型車両の代表的スタイルとなった。西鉄の通勤形車両としては初採用となる、列車種別と行先を表示する大型方向幕を前面貫通扉上に設置し、前照灯と尾灯は左右前面窓下に一組ずつ一体型ケースに収めて設置している。当初はこのケースの形状は横長の角丸長方形であったが、後に角型に改められている。また尾灯を前面窓下に配した関係で、前面上部両端に通過標識灯を設けている。車体塗装はそれまでの西鉄一般車に長い間採用されていた上半ベージュ、下半マルーンのツートンカラーに代わり、アイスグリーンを基調にボンレッドの帯を巻いた新塗装となった。この塗装は後に大牟田線の他の通勤形車両にも採用されている。1次車の製造当初は帯の色がライトイエローであったが、保安上の理由により、営業運転開始までにボンレッドの帯に変更された。16年間にわたって大幅な変更はされずに製造されたが、車体の構造や造りの若干の違いがある。座席はすべてロングシートである。登場時は座席モケットの色は紺色であったが、1990年代中ごろから、3両編成をエメラルドグリーン、4両編成をローズピンクに変更された。その後、バケットシート改造に際して3両編成もローズピンクに変更された。冷房装置は集約分散式を屋根上に4基搭載する。運転室は高運転台構造で、主幹制御器は2000形とは異なり横軸式前後操作型を採用した。台車は製造時期により異なるため後述する。制御方式は2000形と同型の抵抗制御を採用している。補助電源装置は大牟田寄り先頭車の床下に備えている。1982年(昭和57年)までに製造された21本は出力120kVAのCLG-350E電動発電機 (MG) を備えるが、1982年製の5122F(F=編成)で静止形インバータ (SIV) を試験的に採用し、翌1983年(昭和58年)以降に製造された19本はSIVを正式採用した。SIVについては、3両編成には出力90kVAのBS483-Aを、4両編成には出力110kVAのBS483-A2を設置している。集電装置は下枠交差式パンタグラフを採用し、中間車の5300番台車両の屋根上に設置している。MGを備える編成では大牟田寄りに1基のみ設置しているが、SIVを備える編成ではセクション通過時の離線(瞬間停電)を防ぐ必要があるため屋根上両端に2基設置している。以下の各番台に分かれるが、形式は電動車がすべてモ5000、制御車はすべてク5000、付随車はサ5000となっている。編成ごとに車両番号の末尾2桁の数字は統一されている。編成は以下のようになっている。製造年代によって台車・機器面に多少の違いがある。以下に詳細を示す。本形式では特別に広告塗装される編成が存在していた。1995年以降、製造後20年以上経過した車両について車体の更新工事が進められてきた。2001年(平成13年)以降は5121Fを皮切りに、座席背もたれ部分のバケット式化、1人あたりのシートピッチを450mmに拡大、車椅子スペース設置、スタンションポールの設置、運転台のない連結面への転落防止幌設置、車内の天井や壁の交換を主な内容とする室内のリニューアル工事が順次進められている。また天神大牟田線の最高速度引上げ(100km/h→110km/h化)を前に、ブレーキの増圧・車輪形状の変更などの110km/h運転対応改造が2008年2月をもって全車両で完了した。5123編成については900形911編成に改造されている(後述)。定期運用に関しては、天神大牟田線および太宰府線全区間で終日普通列車として使用されるほか、平日の朝夕ラッシュ時には特急・急行にも使用されている。特急・急行の運行時には2本の編成を併結し7両または6両編成を組成して運転される。昼間の普通列車は4両編成であるが、朝夕ラッシュ時には7両または6両編成で運転される。また柳川車両基地への送り込みとして、平日の朝3本と土休日朝の普通柳川行き(筑紫で福岡(天神)発の当列車と車両交換)のみ3両編成で運転される。2006年(平成18年)以降、3000形の投入により急行運用が減少しており、かつては3両編成2本併結の6両編成を組成して日中の急行で2本使用されていたが、2008年(平成20年)3月22日のダイヤ改正以降は2000形や3000形に置き換えられたため代走で運行する程度になっている。ただし、2000形・3000形は予備編成が存在しないため、代走に本形式が使用される機会も比較的多い。廃車は2015年(平成27年)現在なく、下記のように救援車に改造された1編成3両を除き全車が営業運転に使用されているが、普通鋼製車体・抵抗制御であることに加え、初期車では製造後40年が経過しており、2017年(平成29年)以降、新形式9000形を導入し、順次代替することとなった。2003年(平成15年)から使用していた事業用車モエ901・クエ902の代替(貝塚線にて600形旅客車両に復帰)として2014年(平成26年)5月20日付で5123Fを事業用車に改造した車両で、5123→911、5323→912、5523→913と改番されている。車体は901・902と同様、黄色一色に塗り替えられた。中間の912には架線検測機器を搭載しており、パンタグラフは上り側の1基のみシングルアーム式に交換されている。久留米市宮ノ陣五丁目5番11号の宮の陣駅近くにある西鉄電車教習所では、電車運転シミュレータ用として、初期の丸型シールドビームの本形式の車体先頭部から1つ目の乗降扉までを模した実物大の模型を設置している。出口正典・諸岡雅宏「私鉄車両めぐり〔162〕西日本鉄道」『鉄道ピクトリアル』1999年4月臨時増刊号(通巻668号)P.191 - P.192、電気車研究会

出典:wikipedia

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