


蕨駅(わらびえき)は、埼玉県蕨市中央一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線である(詳細は路線記事および鉄道路線の名称参照)が、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。島式ホーム1面2線の地上駅である。橋上駅舎を有する。みどりの窓口(営業時間7:00〜21:00)、自動改札機、指定席券売機設置駅。2001年(平成13年)頃にエスカレーターが完成し、現在の駅舎となった。また、トイレは2005年(平成17年)に改装し、洋式便器はすべて温水洗浄便座付きのトイレになった(多機能トイレは除く)。2009年(平成21年)にはエレベーターが完成した。付近には以前、日本車輌製造蕨製作所と住友セメントの専用線があり、また、小口貨物・手荷物・小荷物を取り扱っていたために貨物線があった。現在でも西口駅舎付近に貨物ホームの跡地が残っている。駅舎南側部分の跡地の一部は再開発され、シティタワー蕨が建設された。2015年度の1日平均乗車人員は59,501人である。埼玉県内のJR東日本の駅では大宮駅、浦和駅、川口駅、南越谷駅、北朝霞駅に次いで第6位(JR東日本全体では78位)である。近年の一日平均乗車人員は下表の通りである。全国の市の中で最も面積が狭く、人口密度が最も高い蕨市にあり、川口市の一部地域(芝地区)の最寄り駅でもあり、同市との関わりも深い。東口から50m程離れたマクドナルド周辺の交差点から北は川口市で、西口からすぐの位置では芝園団地を含む川口市芝園町となっている。国際興業バスと、同社が運行を受託している蕨市コミュニティバス「ぷらっとわらび」(西口発着のみ)、川口市コミュニティバス「みんななかまバス」が蕨市、戸田市、川口市、さいたま市への路線を運行している。西口の路線管轄は戸田営業所(SC01のみ鳩ヶ谷営業所)、東口路線の管轄は鳩ヶ谷営業所となっている。東口を起終点とする路線はかつては蕨03(蕨駅東口~上青木~鳩ヶ谷線・当時)を除いて駅前付近で降車し、その後駅前を左折して商店街を通り各のりばへと向かっていたが、狭隘路で危険なために現在は1・2・6番のりば発の路線はマクドナルド反対側付近で降車し、目前のスクランブル交差点を右折して各のりばへ向かい、5番のりば発着の路線は蕨03と同経路で走行し、蕨03ののりばである3番のりば前を通過して目前のスクランブル交差点を左折して5番のりばへ向かう体制に変更された。北行で南浦和止まりの列車の場合、南浦和駅では2番線に到着する場合と3番線に到着する場合がある。この内2番線(南行ホーム)に到着する場合には、浦和・大宮方面へ向かう乗客に対して、蕨駅で乗り換えを勧めるアナウンスが行われる。これは、南浦和で南行ホームに到着する列車の場合、北行の列車に乗り継ぐためには階段の昇り降りを伴うため、すべての北行列車が同一ホームに到着する蕨駅で乗り換えた方が乗り換えの便が良いためである。当駅が所在する蕨市は日本の全市町村を五十音順に並べた際に最後にあたるが、日本の全駅を五十音順に並べた際は、割出駅(北陸鉄道 浅野川線)・蕨岱駅(JR北海道 函館本線)に次いで3番目となる。但し、蕨岱駅は2017年3月に廃止が予定されており、同駅の廃止により蕨駅がJRの全駅を五十音順に並べた際に最後にあたる駅となる見込みである。
出典:wikipedia
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