北海盆唄(ほっかいぼんうた)は、北海道の民謡。北海道の盆踊り(北海盆踊り)で使用される曲でもある。三笠市幾春別(いくしゅんべつ)の炭鉱が発祥の地であり、北海道各地でお盆になると盆踊り用の曲として用いられる。三笠市では、発祥の地をアピールするべく、毎年8月、三笠北海盆おどりが開催されている。元は「べっちょ節」(炭鉱節)と呼ばれる卑猥な歌詞を持つ歌であり、炭鉱労働者が盆踊りとして踊っていたものであるが、太平洋戦争後(昭和15年8月)、「北海民謡の父」といわれる今井篁山が歌詞・曲調を見直し、三橋美智也の歌によりレコード化、大ヒットしたことがきっかけに全国的に普及した。現在は、松下耕が編曲した同声合唱版が有名である。北海道の盆踊りは、夕方の早い時間の「子供の部」と、その後に続く「大人の部」の二部構成であることが多く、「子供の部」では「子供盆おどり唄」が、「大人の部」ではこの「北海盆唄」が演奏されるのが一般的である。子供用の楽曲(子供盆おどり唄)が北海道教育委員会の要請でわざわざ制作されたのも、旧来の北海盆唄(べっちょ節)の歌詞が卑猥で、子供の教育上良くないとされたためである。因みに踊りの振り付けは(子供盆おどり唄)の方がむしろ複雑である。北海道室蘭市で踊られる場合のみ振付が独自に改変されており、網を引くようなしぐさが含まれる。TBS系で放映されていた『8時だョ!全員集合』のオープニングテーマは、この曲の替え歌である。また、ザ・ドリフターズ絡みの替え歌には、それとは別に「ドリフ音頭 北海盆歌より」もあり、1971年発売のザ・ドリフターズのシングル『ドリフのツンツン節/ドリフ音頭』に収録された。2001年の「第52回NHK紅白歌合戦」にドリフが正式な出場歌手としては最初で最後の紅白出場を果たした際には、「ドリフのほんとにほんとにご苦労さんスペシャル」というメドレーの中で歌唱された。2002年「第1回三笠北海盆おどり」が開催され,北海盆唄を全国に広めたドリフの高木ブーがゲストとして招待された。
出典:wikipedia
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